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チート転生無双旅  作者: ルナ
105/154

105話


~ガンダス「すまんかったな。今まで生きてきて、これ程までに心踊る瞬間はなかったぞ。で、ワシは魔剣を作っていいんだな?本当に後悔はないな?」


~ガイア「ないですけど、大丈夫ですか?魔石は沢山あるので使いたい放題です。もちろんミスリルも、原石そのままあるし。」


~ガンダス「お主ガイアだったか、ありがとう。長年の夢だったんじゃもう半分以上諦めておったわ。」


~ガイア「役に立てて良かったですし、俺は魔剣を作ってもらえるだけで満足です。あ、魔石何が必要か分からないので、全属性と個々の属性を全部置いていきます。時間はどれだけかかっても構いませんので。」


そう伝えると、ガンダスさんは、プルプルと震えだした。


ええー!今度は何?普通のことしか言ってないからな!


~ガンダス「こ、こんな、」


~ガイア「こんな?」


~ガンダス「こんな!大役をワシなんかに!」


確か、この国に一番の鍛冶職人だってタイダックさんが言ってたじゃないか!ガンダスさん以外には恐くてお願いできないよ。


~ガイア「ガンダスさんならって信じてますから!」


~ガンダス「なら、ワシはワシのできることを全力でやるまでじゃ!」


ガンダスさんなら受けてくれると思ったよ。ってかサッソク作業に入ろうとしているようだが!


~ガイア「あーーー!ガンダスさんお腹すいてませんか?差し入れ作って持ってきたんですが!作業の合間に食べれるものにしたのでどうでしょう?」


~ガンダス「ん?そういえば?昨日から食べてなかったような。」


やっぱりかー!これは、ガンダスさんに、一個条件出さないと体壊すな!


~ガイア「ガンダスさん、1つ条件を付けても良いですか?」


~ガンダス「何の条件なんじゃ?」


~ガイア「ガンダスさんが作業に夢中になりやすいのは分かりましたが、体を壊したら大好きなことも出来なくなりますから、最低2回は食事と休憩を、夜は寝てください。これが守れるなら、協力は惜しみませんよ?」


そう伝えると、ガンダスさんがシュンとなってしまったが、開発が出来なくなると思ったら条件を飲まざるをえないって気がついたようだ。


~ガンダス「わかった。」


すごーく小さい声だったがわかってくれたようだった。


~ガイア「じゃあ、今から1回目の休憩ってことで昼御飯にしましょう!」


すごーく後ろ髪引かれているのか、ガイアが持ってきたものをチラチラと見ている。まあ、食べてくれるならいいけどね!


~ガイア「お手軽にサンドイッチを作ったので、食べやすいし、栄養満点ですよ!」


栄養?って皆が思っているようなので、食事はバランスが大事なんだよって簡単に伝えといた。


ガンダスさんはちゃんと言ったことを守ってくれているようなので、安心出来た。数日分作りおきして持ってきてるから、魔法鞄じゃないが、新しくランチボックス風なものを作ったので置いていくことにした。


これからどんな風に開発してくれるか、楽しみなので、2日に一回様子を見に来ることを伝えて鍛冶屋を出ることにした。


俺としては、魔剣から作ってもらえたら、嬉しいんだけどね。


後は市場で食材を補填しないとな。買えるときに沢山買うって決めてるんだ!


~ハロルド「で、今からどこに行くんだ?」


~ライガ「どうせ、買い物したいって思ってるんでしょ?」


~ガイア「流石ライガ付き合いが長いから先が読めるなんて、凄いな!」


~ライガ「ガイアが、同じ行動しかしないから分かりやすいんだよ?」


サラーッとバカにされましたが?気にせず市場にいくけどね!


サクサク、材料を買い漁っていくと、目を引く調味料があった。まさか、まさか本当に?


~ガイア「あったー!コメコメコメ米ーーーー!」


そもそも調味料屋に米があるのがおかしいが!そんなことより米だよな!見間違いじゃないよな!


~ガイア「すいません!全部!これ全部下さい!」


店のドワーフ店主が、物凄く引いているが、そんなことはどうでもいい!全部下さい!お願いします!


店主が、言うには、これは家畜の餌に混ぜるものとして売っているそうだ!精米してないだけで、絶対に食える米って俺の鑑定が、いってるんだ!


~ライガ「ど、どうしたの?家畜の餌が、そんなに欲しいの?」


~ハロルド「そうだぞ!落ち着け、そんなに店主に迫ったら店主が怯えるだろ?」


~ガイア「えっ!」


気が付くと、店主の顔が目の前に、あはは、すみません。ちょっと我を忘れてしまいました。ふうーー!よし、もう大丈夫だぞ!


~ガイア「すいません。興奮してしまって。あるだけ売ってもらっていいですか?」


すると、店主もやっと落ち着いたのか、こんなもんほとんど売れないから、買ってくれれば助かると、いってくれたので全部買って帰ることにした。


裏手に、倉庫があるからそこから持っていってくれればいいって言うことだったので、倉庫の中の米すべて買い取ったらトンだろうなって在庫があった。えっ!こんなにあったの?これ全部家畜の為に作られたものだと説明されてやるせなさを覚えた。このレシピ絶対広める。と心で誓った。


家畜の餌って言うだけあってかなり安く買えたけど、2人とも何で引いてるの?今日の夜にでも食卓に出すよ?嫌でも食べてもらうからな?フフフ!


~ライガ、ハロルド「「ガイアが悪い顔してる!」」





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