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チート転生無双旅  作者: ルナ
102/154

102話

今回はドワーフ王国側のお話になります。


side~ドワーフ王国


ガイア様に、伝えられたことを、王に伝えるために、急いで王宮に戻る馬車の中。


~タイダック「一体どの様なお考えで、あられるのか全くもって理解が出来ない。魔石のこともそうだが、どうやってドワーフ王国を地上に戻すと言うんだ!」


一人で馬車に乗っているため、他に聞かれることがないので、大声で何処にもぶつけられない愚痴をこぼしている。


確かに、この国に来られる人は神に認められているが、俺はこの国に生まれて1度も外に出たことが無い!何故なら100年以上前に地上から地下の別な空間に国事移住したからだ。


それは、地上にマナと呼ばれる魔力の源とも言える物がつきかけたことが原因だ!


世界樹が滅びれば世界が滅びる。だが、物作りに必要な魔法が使えなくなる。それはドワーフには死と変わりない!それを神々が、別の空間にて滅びるまでの間物作りが出来るように配慮してくれたのだ。


それを、意図も簡単に地上に戻りたいか?だと!そんな簡単な言葉で、表せられる訳がない!永年の夢とゆう希望だったのだ。だが、地上に我らが暮らせる場所は最早ないはずだ。世界樹が復活したのは神からの神託で聞いたが、そもそも、本当に復活しているのか我らのような種族が暮らせる世界になっているのか?私一人の考えでは到底答えが出ない。


古の洞窟で出会い、視察で度々行っていたのは、淡い希望だったのかもしれない。我らドワーフでは空間を抜けることは絶対に出来ない。それを超える何かを求めてここ何十年と通っていた。ふうーー。だが、これからの希望になるのは間違いない出会いだった、だから私は望んでガイア様に関わろうとしているのだから。


早く王にいや、父上の元へと。


城門を越え入り口から、伝令を飛ばす。王に謁見を!火急の要件と伝える!


それから暫くして、王の謁見の間に移ると


~タイダック「只今戻りました。火急の要件だったためこのような姿ですみません。」


~王「良い!それで、要件とは?」


チラッと回りを見渡し、王に人払いを、と願い出た。


~王「皆のもの、余は息子と話があるため、皆下がれ。」


はっ!と全員が退室するのを待って、王に向かい合う。


~タイダック「このような無礼を申し訳ございません、王様。」


~王「今はここに2人っきりだ父と呼んではくれぬのか。」


~タイダック「父上、この度はガイア様からの要望をお伝えしたく、又それとは別にもう一件こちらが火急の要件となります。」


~王「そうか、申してみよ。」


~タイダック「では、先ずはアダマンタイトは、どの様に使ってくれても問題ないそうです。もう一件は、、、このドワーフ王国を地上に戻したくはないかと!」


~王「!?」


~タイダック「私もビックリしました。ですが、ガイア様から戻りたければ戻すことが可能と言われ、私は何も言えませんでした。」


~王「そうか、実は昨日神託が合ってな、ガイア様について、色々言われたが、全てはガイア様に一任なされているそうなのだ。それも、二神からの信託であった。」


~タイダック「!?二神、ですか!」


~王「ああ、魔法神様と転生神様からだったのだ。」


~タイダック「転生神様ですか?今まで聞いたことがない神が何故?」


~王「ガイア様は、転生神様のお子様だそうだ。」


~タイダック「!?ま、誠で御座いますか!」


~王「我も驚いたが、神々が嘘を付く筈がない!」


~タイダック「た、確かにそうですが、流石に神にお子様が見えるなんて。」


~王「タイダックよ、そなたは、この国はどの様にしたら善いと考える?」


~タイダック「恐れながら、私目ごときがお答えするような内容では!」


~王「王として聞いているのではない。息子に聞いておる。」


~タイダック「っ!私は、地上に行ってみたいと。」


~王「そうか、、、、、よく話してくれたな。この件は今しばらく余が預かる!善いな!」


~タイダック「はっ!あともう1つこちらは、そこまで重要ではないと言う感じだったのですが、ガイア様は、魔石を国に卸してくれるとも、言っていたのですが、どの様に対応すればいいでしょうか?」


~王「何と!!魔石をか!有り難いが、何故そのように仰ったのだ?」


~タイダック「魔道具の開発が為さりたいようです。」


~王「ほう?開発とな!確かに我が国には魔石の備蓄はもうないが、開発とればかなりの魔石が必要となるが?」


~タイダック「まだ、どれだけ卸してくれるか、詳細について聞いてはおりませんが、わが国の利に成るのは必然かと!」


~王「わかった、魔石に付いてはタイダックそちに任せる!視かと話を聞いて参れ。」


~タイダック「はっ!畏まりました。」


~王「そちには、苦労を掛けておるのは分かっておる。親なのに子に何もしてやれぬ、本当にすまぬな。」


~タイダック「そのお気持ちだけで、私は嬉しいです、父上。」


こうして、謁見を終わらせたタイダックは、城の私室にて魔石について、どうするか、自分なりの見解を紙に書き出していった。そして、ガイア様にこれからどの様なことを聞かれても対処できる様に膨大な資料を片手に書き出していったのだった。


この国に住まう自分の意見と、国民の意見をちゃんと考えながら。


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