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【完結済】機鋼の御伽噺-月下奇譚-  作者: 彼方
序章 はじまりは災いと共に
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序章-始まりの日-④

研究施設から飛び出した機体は一メートル程浮遊しつつ人工島中央を目指して進む。

この機体には地上を走るためのホイールなどの装備がないので、この方法が最も早く移動できるわけだ。出力面で若干の不安はあるが仕方がない。


「シオン、アンノウンの気配とか、ないわよね?」

「大丈夫です。センサーにも何も引っかかってないみたいですし」


試作機、ということではあったが十分なレベルのセンサー類が搭載されているらしくシオンたちには非常に都合がよい。これだけあればシオンの感覚よりも正確に察知できるかもしれない。

しかしアンナは少し難しい表情でセンサーを睨んでいる。


「シオン、アンタは一応アンタ自身の感覚で警戒しておいて」

「……センサーが十分にあるのにですか?」

「ええそうよ。……ちょっと信用ならないから」


深刻な様子で話すアンナだが、その理由がシオンにはわからない。少なくとも今の段階でセンサー類の異常は確認されてないはずなのだが、何が彼女に「信用ならない」と思わせるのだろう。


「……この機体についてるようなセンサーってさ。〈ナイトメイルⅡ〉にだって当たり前についてるはずよね?」

「ええ、あれは一番広く使われてるシリーズのはずですし……」

「じゃあ――なんでさっきの〈ナイトメイルⅡ〉は不意打ちなんてくらったの?」


アンナの指摘にシオンは言葉を失った。言われるまで気がつかなかったが確かにそれはおかしい。

センサー類が正常に機能していたなら、どれだけ範囲を絞っていたとしても数キロ圏内のアンノウンの反応を検知できるはず。だとすれば遠距離からの砲撃などならともかく、直接攻撃による不意打ちを受けるはずがない。

単純に〈ナイトメイルⅡ〉のセンサーに異常があったという可能性もなくはない。


だが、もしも何の異常もない状態で不意打ちを受けたのだとしたら。


「教官、数秒集中するんで反応できなくなります」


目を閉じ意識を集中させる。感覚を研ぎ澄ませ円形に広げるイメージ。それは波のように広がってゆき――数秒とかからずに無数の気配を捉えた。


「っ、教官、囲まれてます!」


シオンの警告に、アンナは機体を半ば無理やり急停止させた。その直後、シオンたちが進んでいたであろう場所を飛びかかってきたアンノウンの爪が襲う。


「ウソでしょ! こんなに堂々といるのに、センサーには何の反応もなかったの⁉」

「……コイツら、気配を消してたんですよ。〈ナイトメイルⅡ〉の時も、やっぱり反応を検知できてなかったんです!」


シオンが集中して探りを入れて初めて感知できるレベルのステルス。現代科学ではそれを破ることはできなかったらしい。だが、事前に感知できたとはいえ状況は芳しくない。何せ無数のアンノウンに囲まれているのだ。


「数は九体、でいいの?」

「ええ、もう気配を消すのはやめたみたいです」


現在センサーに反応している数とシオンが感じ取った数は一致している。どうやらアンノウンたちはかなり気を配らなければステルスはできないらしい。とはいえ後続で現れる個体がいないとは限らない以上安心はできないが。


「これは戦闘しないと無理なんじゃないかしら?」

「いえ、無理です。この機体じゃ戦闘なんて……」


ECドライブを前提とした機体だからか、この機体の武装はエネルギーを使用するものばかりだ。現在の出力のままではまともに使用できない。下手に戦おうものなら一瞬でエネルギー切れを起こし動くことすらできなくなるだろう。そうなってしまえば確実にアウトだ。


「じゃあどうしろってのよ⁉」

「ぶっちゃけ詰みました!」

「この状況でそれ言う⁉」


叫ぶアンナには悪いがこのままではどうしようもないというのは紛れもない事実なのだ。しかも中型アンノウンが九体となるとシオンひとりではどうにもできない。


「(とにかくこの機体の装甲がもってくれる間にどうにかしないと……)」


正面から襲い来るアンノウンの爪がふたりを乗せた機体を狙う。その衝撃に備え反射的に目を瞑り、身を固めた。

しかし予想していた衝撃はなく、機体のダメージを警告するアラートなどもない。


「なによ、これ……⁉」


アンナの戸惑う声にシオンもすぐにメインカメラの捉えた映像を確認する。

するとそこには機体へと迫る大きな爪と、それを阻むように展開された淡い光の壁がある。


「魔力防壁⁉ なんでこんなものが⁉」


機体を守る光の壁がどういうものであるのか、シオンは知っている。しかしそれが今このように目の前にあることに自体あり得ない。

この光の壁、もとい魔力防壁は人ならざるものが扱う守りの術なのだから。


「シオン! よくわかんないけど、これはアンタがやってるもんだったりするの⁉」

「違います!」

「じゃあどうしてアタシたちを守ってるのよ⁉」

「そんなもん俺だって知りませんけど……」


シオンにも、そしてもちろんアンナにも心当たりがないとすれば残る可能性はこの機体しかない。

しかし人間の手によって作り出された機動鎧に現在進行形で展開されているような異能による防御能力なんてものが備わっているはずはない。


「オオオオオオオオォォォッ」

「うおわぁっ‼」


考えに没頭していたシオンの意識はアンノウンの叫びに無理やり引き戻される。どうやら正面にいた個体以外も攻撃を仕掛けてこようとしているようだ。


「この壁って、九体にやられても大丈夫なわけ⁉」

「しばらくはもちますけど長い時間は無理です!」

「この壁をあてにして強行突破するってのは?」

「エネルギーが防壁に持ってかれてるので、それも無理です!」

「ウソでしょ! なんで勝手にエネルギー使われてんのよ⁉」


光の防壁はなんのエネルギーもなしに使えるものではない。そのためのエネルギーがECドライブから使用されているのだろうということはすぐに理解できた。

そしてここで問題になるのは、誰が(・・)そんなことをしているのかということだ。


「(この状況を作ってるのは間違いなく人外か俺みたいな人間……それに加えて、今この辺りにいるってこ

とは……アイツ(・・・)しかいない!)」


シオンの中で答えが出たその瞬間、待ち構えていたようにカカカと笑う声が聞こえた。


『お困りのようだなぁ、人の子』


馴れ馴れしく話しかけてくる鬼の声。その声はシオンとアンナが命の危機に晒されている真っ最中であるというのに、それはそれは愉しそうに聞こえた。




『この防壁はお前の仕業か?』

『仕業とはずいぶんな言い様じゃねぇか。仮にもお前らの命を守ってやってるってのにさぁ』


シオンの質問をあっさりと肯定した鬼は心外だとでも言いたげに言葉を返してくる。

確かに彼の言う通り、この防壁によってシオンたちはアンノウンの攻撃から守られている。客観的に見ればシオンは鬼に対して感謝すべきなのだろう。

だがシオンは素直に感謝の意を示す気にはなれなかった。それは相手が“鬼”であるからだ。


『お前は暴れに暴れて世間を騒がせた鬼なんだろ? それがどうして俺たちを助ける?』


“鬼”とは様々な種の存在する妖怪の中でも、とりわけ人に害を為す妖怪だ。時には人から金品を略奪し、気まぐれに人を殺し、腹が減っては人を食らう。

そんな存在が人を助けることは、あり得ないとまでは言わないが、おかしいと考える方が自然だ。どちらかと言えばシオンとアンナが死にゆく様を見て愉しむくらいの方がよっぽど“鬼”らしいのだから。


『お前、何を企んでる?』


シオンの問いに、鬼は豪快に笑う。それは最早企みがあると認めたも同然だった。


『わかってんなら話は早い。……お前、俺様と“契約”しろ』


鬼の言う“契約”は言葉の通り、シオンと鬼の間で交わすなんらかの契りだ。主には双方向間の魔力のやり取りを可能とするものらしいが、それ以外の、シオンにとって非常に不利な条件を課すものである可能性も十分にあり得る。しかし――


『するかしないかは今すぐ決めろ。……つっても選択肢も考える時間もくれてやる気はねぇんだがな』

『……確かに、その通りだね』


シオンとアンナは鬼の操る防壁に守られている。つまり生かすも殺すも鬼の思いのままなのだ。シオンがすぐに条件をのまなければこの鬼は防壁を消し、一分も待たずにシオンとアンナはアンノウンに食われる。

生き延びたければ、鬼の提案を受け入れるしかない。


『心配せずとも、契約した瞬間に食ったりはしねぇし、ちゃんとこの場を乗り切るために力を貸してやる。……そもそも俺は人間の肉は好きじゃねぇんでな』


申し訳程度にシオンを安心させるようなことを言う鬼。ただその言葉を信用することなどできはしない。そもそもこの危機的状況自体、ある程度鬼の策の内なのだろうから。

鬼は最初にシオンと出会った時には“契約”を持ち掛けてこなかった。それはあの場で提案したところでシオンが受け入れる可能性が低かったから。だからあの場では何もせず、こうして断ることのできないタイミングを待ち構えていたのだろう。


『……大した外道だね。さすがは鬼だよ』

『カカカ! そいつは最高の誉め言葉だな!』


してやられた悔しさに悪態をつけば、当の鬼は大層嬉しそうに笑う。本気で喜んでいる声に内心さらに腹を立てながらもシオンはシートの後ろから身を乗り出した。


「教官! すぐに操縦代わってください!」

「代わるって……どうするつもりよ?」

「残念なことにややこしくて説明はできないんですが、どうにかします‼」

「……わかった、アンタに任せるわ」


詳細をシオンに尋ねることもなく、アンナはあっさりとシオンに席を譲った。シオンもすぐさま操縦席に移動する。余計な説明に時間を割かなくていいのは都合がよいが、あまりに迷いないアンナに戸惑いがないわけではない。


「俺が言うのもなんですけど、そんなあっさり信じていいんですか?」

「さっきも言ったけど、アンタはアタシの味方で間違いないんだから問題ないの」

「それでいいのか現役軍人……」

「いいのいいの! それに、ここでグダグダしたって死ぬだけじゃない。違う?」

「そりゃそうですけど……」

「とにかく、アタシはアンタに賭けたんだから、頼むわよ」


最後の最後、真剣な声色で告げられた言葉。今までほんの数度しか聞いたことのないアンナの声の調子に、彼女にとってこの選択が決して軽くないことを理解した。

生きるか死ぬかの局面で、彼女はシオンに賭けた。それも人類軍の軍人として決して信用してはならない疑惑を抱えたシオンに、だ。


「(狙ってるわけでもない辺り、ホントに性質が悪い)」


ただでさえ身内として認識している彼女にそんな信頼を向けられてしまえば、応えないわけにはいかないではないか。


『おい、鬼』

『あ?』

『この際、俺のことは食おうがどうしようが構いはしない。けどな、もしもこのままこの人が食われるような事態になったら……地獄見せるからな?』


意識して威圧しながら声に出していたなら最大限低い声で脅す。今までにないシオンの様子にわずかにだが鬼も驚き、狼狽えた。


『……オイオイ、俺様にそんなこと言っていいのか? だいたいそんなこと簡単にできるわけ――、』

『お前、西洋の術には詳しくないんだろ?』


自身のペースに戻そうとした鬼の言葉に対して、少し前に鬼が言っていたばかりの事実を指摘する。みなまでは言わなかったが、今の言葉だけでも鬼の知らない西洋の術であれば鬼の予想もしないことができるのだと伝わったことだろう。


『……こいつぁ驚いた。俺様はなかなか面倒なガキにちょっかい出しちまったらしい』

『それはご愁傷様。いいからさっさと“契約”といこうか』


さっさとしろと促せば愉快そうに鬼が笑う。


『面倒そうだが面白そうだ! これから頼むぜご主人様よぉ‼』


シートに座るシオンの目と鼻の先で空間がぐにゃりと曲がる。この現象はアンナにも見えているのか真後ろから微かに悲鳴が聞こえた。

曲がった空間に生じた暗闇の先には楽しげに細められた緋色の瞳とニヤリと笑う牙を覗かせた口元が見える。そして次の瞬間には暗闇から飛び出してきた腕がシオンの胸元に突き刺さっていた。

しかし腕が突き刺さっていても痛みはない。傷もなければ血も垂れていない。

そこにあるのは熱さ。突き刺さる腕から感じる熱が自身の中に染みわたり、つながっていくのがわかる。直後、腕は引き抜かれ暗闇の中へと戻っていく。その一瞬、シオンの胸と暗闇の先の間につながる糸のようなものが見えた。


「今のは……」


状況についていけていないであろうアンナの呟き。しかしその声も鳴り出した警報音にかき消される。


「え⁉ ウソ⁉ 光の壁も消えちゃってるじゃない‼」


正面を見れば先程まで機体を守っていた防壁は消え失せ、無防備になった機体に数体の中型アンノウンが迫っている。

急な命の危険に珍しく悲鳴を上げるアンナの声を聞きながら、シオンは叫ぶ。


「行くよ! クソ鬼‼」

『応‼』


叫びと共に身の内から解き放つ力は、魔力や霊力とも呼ばれる超常の力。

それは胸元に感じるつながりを辿って鬼の身にも行きわたり、それと同時にECドライブの出力が今日一番の数値を叩きだした。


「口閉じてないと、舌噛みますよ!」


足元のペダルを力の限り踏みしめ、飛行ユニットのブースターを最大出力で噴射、 〈アサルト〉は一気に真上へと飛び上がった。最高速度の急上昇にアンナの悲鳴が聞こえるが、ひとまずは無視だ。

十数秒でかなりの高度まで飛び上がり、そのまま高度を維持する。ひとまず地上にいるアンノウンたちからは距離が取れた。


「教官、盛大に叫んでましたけどご無事ですか?」

「……なんとかね。できればもう少しスマートにやってほしかったんだけど」

「それは失礼……でも、もうしばらく息はつけませんよ」


センサーには反応が三つ。地上ではなく現在〈アサルト〉が飛行しているのと同程度の高度を飛行し、こちらに接近してきている。


「地上から逃げても上にもいるわけね……逃げ切れる?」

「逃げるのは簡単ですけど、避難先に余計なお土産連れてく羽目になりますね」


地上を逃げる分には速度で撒いてしまえば中央に中型アンノウンを引き連れて行かずに済むと考えていたのだが、飛行可能な種類についてはあまり考えていなかった。このまま飛行して中央に向かおうものなら、それらを連れて行くことになり本部や避難所を危険に晒す形になってしまう。


「それはいただけないわね」

「ですから、倒しましょう」

「……やれるの?」


シオンの提案にアンナはすぐに答えなかった。数秒の沈黙の後に確認するように問いかけてくる。


「確か、この機体じゃ戦闘できないって話だったはずだけど?」

「そこは解決済み……というか飛行してる時点で出力の問題は片付いてますよ。……なんでか知りませんけど」


そもそもこの機体が戦闘不能とされていたのは出力が十分でないから。しかし現在の出力は十二分と言って差し支えない。ただし、どうしてそうなったかは現時点では不明のままだ。状況から判断して鬼と何か関係があるのは間違いなさそうだが。


『鬼、その辺の事情説明できる?』

『してやれないこたぁねえが、今はそんな時間ないと思うぜ?』


鬼の言う通り、正面からアンノウンがこちらに向かってきている。説明を聞くにしろ避難を終えてからの話になりそうだ。


「言ってる間に敵が来ちゃったみたいです! とにかくやります!」


アンナが静止をかけるよりも先に先手必勝とばかりに接近してくるアンノウンへと飛びかかる。

機体の右大腿が展開、そこから出てきた棒状の兵装を機体の右手に掴む。続いて供給されたエネルギーが兵装から放出され、光の刃が形成された。機体に搭載されていた近接戦闘用光学兵装〈ライトシュナイダー〉。その光の刃を片手に正面からアンノウンと対峙し、すれ違いざまにその翼を切り裂いた。

鳥のような姿をしているアンノウンは、実際の鳥と同じ原理で飛行しているのでこうすれば容易く飛行能力を奪える。あとは落下の衝撃で自滅するだろう。


「そんでもういっちょ!」


続いて機体腰部に取り付けられた銃器タイプの兵装〈ドラゴンブレス〉を機体の左手に取る。そのまま狙いを定めて発砲すれば銃口から放たれた光弾がやや遠方のアンノウンを撃ち抜いた。


「よっし!」

「まだ! あと一体いるでしょうが!」


アンナの指摘に残る一体との距離を詰める。アンノウンが口から放った黒い光をロールすることで回避しつつ接近し、至近距離でその顔面へと光弾を叩き込んでやる。これで近付いてきていたアンノウンはすべて撃破できた。


「やるじゃない。相変わらずパイロットでも十分やってける腕前ね」

「お褒めにあずかり光栄です。……とりあえず中央目指しますよ」


返事もそこそこに中央を目指して飛ぶ。どうやら飛行可能だった中型アンノウンはあの三体しかいなかったらしく、空中はずいぶんと平和だ。ただ、センサーなどに表示される地上の状況は非常によろしくなさそうだ。


「うじゃうじゃいるわね……最悪じゃないの」


確認できただけでも中型アンノウンの反応は十以上、先程の九体はそれに含まれていないし、小型のアンノウンも含めるとすれば五十は確実に超える。


「シオン、さっきの調子で数減らせない? 上からなら安全にやれると思うんだけど……」

「気持ちはわかるんですけど、今はやめときたいです」


三体のアンノウンを撃破して中央を目指し始めてから、時折シオンの視界がぼやけることがある。この感覚は技術科の課題で三徹した後の感覚に近い――つまりは過ぎた疲労からの寝落ち寸前状態だ。


『……なんで俺、こんなにヘロヘロなんだ……?』

『あー……“契約”の時に多めに魔力もらっちまったからなぁ……すまんすまん』

『お前のせいか‼』


鬼の心のこもっていない謝罪に脳内のみで怒鳴るが相手はどこ吹く風という様子で口笛など吹いている。しかもそんなやり取りの中でもシオンの眠気は増していく一方だ。


「あ……すごい寝そう……」

「アンタそれ……ものすごくまずいんじゃ」

「まずいです。あ、意識したら余計に眠気が……」

「はぁっ⁉ ちょっと今アンタが寝落ちなんてしたら……」

「落ちますね。物理的にも」

「上手いこと言ったつもりじゃないわよね⁉ わざとならぶん殴るわよ⁉」


アンナの悲鳴にも似た怒鳴り声をBGMに〈アサルト〉はフラフラと飛行を続ける。

そしてその数秒後、アンナの悲鳴と共に防衛部隊の基地の外壁の内側へと〈アサルト〉は墜落した。

それと同時に、シオンの意識もまた深い眠りへと落ちていくのだった。


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