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北海道特急連鎖殺人  作者: 新庄雄太郎
7/7

函館山

「山田達夫、分りましたこちらで捜査します。」


「警部、どうしたんですか。」


「今道警から協力要請が出た、被害者は山田達夫だ、調べて見てくれ。」


「わかりました。」


夏目と橋本は被害者の山田達夫の高校へ向かった。


「すみません、警視庁捜査一課の物ですが、ここの生徒ですか?。」


「ええ、何かあったんですか。」


と、2人の生徒が言った。


「実はですね、その山田さんが新得で死体で発見されたんです。」


「えーっ、山センが死んだ。」


橋本はその高校生に話を聞くことになった。


「そう言えば、昨日北海道へ行くとかって言ってたな。」


「うん。」


「先週に休みを取り、上野発の特急「鳥海」に乗って北海道へ行くとか言ってたな。」


「ああ。」


早速、橋本と夏目は六郷警部に報告した。


「警部、山田は昨日10時30分発上野発特急「鳥海」で青森まで行き、連絡船に乗り北海道へ行ったことはわかりました。」


「そうか、犯人は何かの恨みによる犯行の可能性があるな。」


そこへ、長山と西原は9ミリ口径拳銃の入手ルートを追っていた。


「警部、9ミリオートの出どころがわかりました。」


「その拳銃はどこで入手したのだ。」


「犯人は、アメリカのSWオートマチックを密輸して販売していたそうです。」


「今、中島と花房が密売人を追っています。」


中島と花房は、拳銃売人リチャード・ハンスを追っていた。


「オーノー、ハナシテクダサイ。」


「お前が売人だな。」


連行したリチャードは、取り調べ受けていた。


「私は、何で取り調べしなきゃならないんだ。」


「その1丁が、殺人に使われたんだ、誰が買った。」


と、花房は机をたたいた。


「わかった言います、神崎に売ったよ。」


そこへ、六郷警部は長山たちを集めた。


「今中島刑事が、売人のリチャードに9ミリオートを買った人を特定した。」


「誰です。」


「この男だ。」


犯人は神崎 雅之と判明した。


その頃、亀山達は函館に来ていた、朝市を見物した後函館山を登ることにした。


「いやー、函館山は眺めがいいね。」


「本当だ。」


と、石清水は言った。


その時、銃声が聞こえた。


バキューン。


「何だ今のは。」


「拳銃だ。」


「アハハハハ。」


「あっお前は、神崎。」


「よくわかったな、俺が犯人っだって。」


「じゃあ、新得と晴海埠頭で起きた事件の犯人は。」


「そうさ、郷田と山田は俺が殺したって事をね。」


「やっぱり、あんたが。」


神崎は、SWオートマチックを片手に握っていた。


「死ねぇっ。」


そこへ六郷警部が到着した。


「そこまでだ、神崎。」


「くそーっ。」


神崎は剛田と山田殺害容疑で逮捕された。


「亀さん、とんだ休暇だったな。」


「ええ。」


「おっ、夜景が凄いな。」


「何しろ、函館山は夜景が凄い観光名所何ですよ。」


「そうだな、今度は妻と一緒に行こうかな。」


亀山と六郷は、函館の夜景を見ながら一息ついていた。



この作品はすべてフィクションです

劇中の寝台特急「ゆうづる5号」と特急「おおとり」と特急「おおぞら1号」と特急「鳥海」は昭和58年の時刻を使用しています 劇中の青函連絡船は昭和63年に廃止されました。

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