第2の事件
札幌に到着した亀山達は札幌駅から石勝線周りの特急「おおぞら1号」に乗り、釧路へ向かった。
きらは売店で買い物をした後亀山は同僚の岩清水に別れた後、私は釧路へと旅に行く事にした。
「まもなく8時5分発特急「おおぞら1号」釧路行きが間もなく発車します、ドアが閉まります、ご注意ください。」
と、アナウンスが流れた。
特急「おおぞら」は、釧路湿原に集い来る丹頂鶴のイラスト・トレインマークの特急列車である。
亀山ときら達が乗った特急「おおぞら1号」は札幌を8時5分に発車し、釧路には午後1時25分に着く。
「うふふふ。」
「ねぇきら、あれ山田先生じゃない。」
「知ってるのか、その人。」
「うん、私の担任なの。」
「高校の担任か。」
「ええ。」
そして第2の事件が起きた、池田町内において男性の死体が発見されていた、OLは悲鳴を上げた。
「キャーッ!」
26分ごろ、道警本部の捜査一課の刑事たちが、パトカーで駆け付けた。
「警部、被害者の身元が割れました。」
部下の杉木刑事と関根部長刑事が免許証と乗車券を見つけた。
「亡くなったのは、高校教師の山田鉄尾さん53歳と判明しました。」
「そうか、死因は。」
そこへ鑑識が橘警部に伝えた。
「ウイスキーに混入していた、青酸系の毒物と考えられます。」
「青酸系の毒か。」
「犯人は相当恨みがある人物ですかね。」
「ああ、その可能性もあるな。」
道警は早速警視庁に協力要請し、捜査をすることにした。