終着 青森駅
次の日、亀山刑事は7日間の休暇で、北海道へ行くことになった、その休暇が事件が起きることは誰も予想はしなかった。
私は、夜行特急「ゆうづる5号」に乗って青森へ向かった。
「19番線に乗り場に21時40分発常磐線周り青森行き、寝台専用列車ゆうづる5号が入ります、ゆうづる5号、6号車はグリーン車、そのほかの車両は全部寝台車となっています、19番線ご注意ください、ゆうづる5号の入線です。」
上野駅まで待っていた亀山は、2人の女子高生に声を掛けた
「君たちも北海道に行くのかい、私もなんですよ、1日目は原生花園と摩周湖に行くんですよ。」
「実は、私もなの。」
「私は、前から「おおとり」に乗りたいって思ってたの。」
ゆうづる5号に乗った3人は、寝る支度をはじめていた。
「私は下で寝るから」
「私は2段目で寝るから」
「じゃあ、私は上で寝るからね。」
そう言いながら、眠りに着いた。
「じゃあ、お休みなさい。」
「じゃあ、お休み」
「お休みなさい」
亀山達が乗った「ゆうづる5号」は八戸で朝を迎えた。
朝、7時05分、青森駅に着いた、亀山達は、函館行の青函連絡船「摩周丸」に乗った、4時間の旅になる
普通船室で2人の女子高生の名前を教えた。
「私、天野きら。」
「私は片平みゆき」
「私、警視庁の亀山です。」