我が家建築計画!
「えーっと、ではこのようにお造りすればよろしいのですか?」
「ああ、そのように頼む……」
私は、家の設計図を【テントナル】の建設会社に持ち込んでいた。
初めは、建売の家と土地を購入しようと思ったのだが、所詮は生まれてまだ3年の新国。
まだまだ全体的に未熟で、建設技術も耐震技術もありゃしない。
なので、とりあえず土地だけ買って、家は【テントナル】の職人に建ててもらおうと考えたのだ。
幸いにもお金は、文字通り腐るほどあったからね~。
「ええと……、お名前を伺って宜しいですか?」
「ああ、私は、大魔法使いダルスティン・ローズ。【ウラヌス】最強にして最高の魔法使いである……」
「はぁ……」
「ほほーう、貴様、私のことを胡散臭く感じておるな?……これで信じられぬか?」
私は、ワザと大げさな口ぶりで、札束を放り投げた。
「いっ!?いえいえ!!大丈夫でございます、ローズ様!我が会社の社員一丸となって、貴方様のお屋敷を建てさせていただきます!」
「くれぐれを手を抜くで無いぞ?私は、常に使い魔を偵察に行かせる。今後、連絡はそれを使って連絡をさせる……。手を抜いた時は……分かっておるな?」
ちなみに、有り余るお金を使って、全身を真っ黒のローブでコーディネートしている。
見た目だけなら、何処から見ても大魔法使いである。
「ははっ!分かりました!!」
ちなみに、使い魔と言っているのは、私がどんな生物に転生しても大丈夫なようにである。
この体には、一日しかいられないので、お金だけ先に支払っちゃうしかない。
お金だけ先払いした場合、怖いのはお金だけ持ってバックレられることだ。
それを防ぐためにも、監視と脅しが必要と考えたのだ。
【ウラヌス】初期の時代に転生した場合、なるべく家の工事の様子を見に来るようにしよう。
「では、頼んだぞ……」
私は、そう言って建設会社を後にした。
さて、これで【ウラヌス】の別荘の件は片付いた。
ゆっくり休める家と、じっくり研究できる空間を手に入れたと考えていいだろう。
後は、MP回復素材を手に入れるだけか……。
「あっ、良いこと考えた!」
私は、お金の残額を確認する。
よし!まだそこそこの金額が残っていた。
「じゃー、【神葉茶】買いに行こうかしらね~」
残りのお金を【神葉茶】に変えて、例の倉庫に預けてしまおうと考えたのだ。
残念ながら、この転生体で【サルト】の攻略は無理だ。
前回の転生で減ったMPも全然回復できていない。
「いっぱい買えたら、飲んでMP回復するのもいいかもしれないわね~」
私は、【神葉茶】を買えるだけ買って、倉庫へ預けた。
これで、お金はすっからかんだ。
後は、戻って部屋で睡眠でも取るかな。
私は、この次の転生に備えて、寝ることにしたのだった。
<今回の転生で得た物>
・家
・【ウラヌス】の土地
・【神葉茶】




