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一日一転 =日替わり転生生活=  作者: 青依 瑞雨
一日一転 =日替わり転生生活= 本編
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戦闘開始!

 未開の秘境【サルト】は、その周りを全て国で囲まれている、海に面していない国である。

 北東には、科学の国【ファミニ】。

 南東には、武力の国【グランディア】。

 南西には、宝石の国【エパール】。

 北西には、昆虫の国【テントナル】。

 【サルト】を中心に、四つの国がある。

 この4国のみが、枯れ落ちた【木草樹の葉】と【木草樹の花びら】を手に入れられる可能性を持っているのだ。

 但し、木草樹の一部を手に入れるのは、至難の業である。

 というのも、基本的には空から舞い落ちてくるものの為に、空を飛んでいる生物のほうが早く捕獲してしまうのだ。

 地面まで落ちてくるのは、ほんの一部。

 しかも、地面に落ちてしまえば、すぐに蟲達が分解して食べてしまうので、空中でキャッチしないと捕獲できないというシビアな条件まで付いている。


「相当の難易度よねぇ……」

 私は、あの後に黒い本を読破した。

 その結果、分かったのが、MPを回復させる道具や消耗品を作成する材料は、全て【サルト】にあるということだ。

 唯一、【サルト】の外に零れることがあるのが、花びらと葉っぱってだけだったのだ。

「はぁ~……、行くしかないか!」

 どこまで通用するか分からない。

 もしかしたら、死ぬかもしれない。

「まっ、そうなったら転生して再チャレンジだわね!」

 黒い本を読破後に死ぬ物狂いで手に入れた【神葉茶しんようちゃ】は、神秘的な味で確かにMPが回復した。

 MPを回復させる効果があるって話が、眉唾物ではないことを身をもって証明した。

 まぁ、その後に盗人として殺されちゃったんだけどね……。

 

 あれから、12年。

 毎日の修行によってMPも魔法の熟練度も上げた。

 能力拳法もそこそこ使えるようになっている。

 そして、今回の転生体は【テントナル】の若者である。

 しかも、ストリートファイトで負けて殺された武術家というおまけ付き。

 肉体的ポテンシャルは、申し分ない。

 私は、【サルト】の広大なジャングルの前に立ち、拳を合わせて気合を入れた。

「よし!行こうか!!」

 虎穴に入らずんば虎子を得ず。

 私は、初めて自分からケンカを売りに行く。

 欲しいものを得るために!

 最終目的は、木草樹の【葉っぱ】と【花びら】。

 そして、その前の目的は、北の新たな守護蛙【エンシェントフロッグ】の油。

 木草樹を守る4大肉食守護門番の北の門番。

 これを倒さないことには、木草樹には辿り着けない。

 ただ、【エンシェントフロッグ】の油にもMP回復効果があるという噂がある。

 辿り着く前に、材料になりそうな物を回収出来そうなら、回収しない理由は無い。

 私は、空中に浮かべてあった27個の石から【魂糸】を外す。

 クラゲの時の【触手】と、蛸の時の【八本足】を掛け合わせて、新たな技術を完成させていた。

 その名も【魂手こんしゅ】。

 【魂糸】を、まるで自分の手のように自在に動かせるようになる技術である。

 違和感なく動かせる数は、27本が限界。

 それ以上になると、一気に精度が落ちてしまう。

 ながら作業が効率悪いように、一遍に色々やって集中力を欠いてしまうようなものだろう。

 だから、私はこの27本の【魂糸】で、【サルト】に勝負をかける。

 石が地面に落ちて、音が鳴ると同時に私は駆け出した。

 【サルト】攻略の始まりである。


 <今までの転生先で得たもの>

 ・【魂手こんしゅ】:【魂糸】を自分の手のように自在に動かせるようになる。

 ・MP回復の知識

 ・生物の知識が増えました。

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