庭鳥&リュンクスの『教えて!木草界!!』【第三回:木草界の宝と名家と蟲】
申し訳ありません、ものすごく長くなりました……。
「さて、今回は三回目【木草界の宝と名家】だったわけだけど……」
「それだけじゃ、簡単に説明が終わっちゃいそうでしゅねぇ……。じゃあ、ついでに【超越蟲】の説明もやっちゃいましゅか……」
「ああ、そういやそれもあったなぁ……。まぁ、初めは木草界の宝について説明していくか。今回は、俺がやるって言ったし、任せろー!」
「まぁ、もしも間違いがあったらサポートしてやるから、気軽にやってみるといいでしゅ」
木草界の宝【界宝九極】
・木草界の女神【アダモゼウス】が創り出した木草界に存在する宝九種類の総称。
・使用する為には、ものすごい精神力が必要とされており、普通の人が使用したら数秒でMPを消費しつくしてしまうだろう。
・現在は、アダモゼウスの命令を受けた木草樹が力を供給している為、使用者がMPを消費することは無い。
・突然、木草界に現れた宝の一つを加えて【界宝十極】と呼ばれることもある。
・アダモゼウスが木草樹の力を制限させる目的で生み出された。
①時のリボン
・見た目は、可愛らしいピンク色のリボン。
・使用者は、時を自在に扱えるようになるリボン。
・自らの身体年齢を変化したり、時を止めることも可能になる。
・但し、変化させた時の中を自由に動くような事は出来ない。
・基本的な使い道は、身体年齢を変化させる事である。
②記憶の宝玉
・見た目は、青く透き通った綺麗な玉。
・これを装備して、見たり聞いたことは一生忘れなくなる。
・また、自分の忘れた過去を思い出すことも出来る。
・土地の記憶を読むことも出来る。
③蜘蛛の手
・見た目は、八又に分かれた黒い棒。
・所有者と同等の強さを持った、質量のある影分身を八体作りだすことが出来る。
・影分身は、所有者を中心に半径5km以内であれば、何処にでも存在できる。
・但し、この宝に関しては、影分身を操作することでMPを消費する。
・複雑な命令ほど多くMPを消費し、所有者の目の届かないところで操作する場合にも多くのMPを消費する事となる。
④無の白衣
・見た目は、真っ白で綺麗な白衣。
・装備した者へのダメージを全て無効化する。
・温度、気圧、湿度など、生きる上で不快に感じる状態を一切カットしてくれる。
・これを羽織るだけで、真空状態やマグマの中、深海でも普通に生きていける。
・状態異常も全て弾いてくれる。
・分かりやすく言うと、これを着ている限り【老化】以外で死ぬことがなくなる。
⑤次元の輪
・見た目は、古代文字のようなものが彫り込まれた金色の腕輪。
・装備した者の望んだ場所へ、一瞬にして移動することが出来る。
・移動は、【木草界】の外も可能である。
⑥封印の数珠
・見た目は、大きな白黒の玉で作られた数珠。
・装備した者の特殊能力を全て封印する。
・身体能力や魔力などは、10分の1まで低下する。
⑦修正の杯
・見た目は、ワイングラスのような形をした銀色の杯。
・この杯に真水を注ぎ込み、それを生物が飲み干せば、生物の悪いところを全て治してくれる。
・失った部位すらも、元通りになる。
・対象が生物では無く物質だった場合、その水を掛ければ元通りに直る。
・但し、物質だった場合、消耗した物は直らない。(例:ガス欠の車に水を掛けても、ガソリンは満たされない)
⑧不老の証
・見た目は、複雑な紋章が描かれたプレート型のバッジ。
・装備した者の全盛期の姿を維持し続ける。
・これを装備している限り、【老化】で死亡しなくなる。
⑨風受の靴
・見た目は、羽飾りのついたブーツ。
・これを装備した者は、自由自在に空を飛ぶことが出来る。
・速度も好きなだけ出せて、空を飛んでいる間は気圧などに悩まさせることは無くなる。
番外⑩草薙の刀
・異世界からやってきたとされる刀。
・見た目は、蟷螂の形をした生物で、超越蟲のように体内に宿すことが出来る。
・体内に宿すことで、体中の何処でも刀と化すことが可能となり、また所持している刃物の切れ味を上げることも出来る。
「こんなところで間違いないか?」
「ん……、だいたいOKでしゅね。ちなみに、この界宝が木草界で本格的に出回るのは、【マールド】が出来てからになりましゅ。魔女や名家や強者など、名のある実力者が所持している場合が多いでしゅね。私も【不老の証】を持ってましゅたし……」
「俺は、草薙を持ってるな~。俺らの知り合いが基本的には、持っているが……」
「それ以上は、秘密でしゅね!」
「さて、次は、【名家】なわけだが……」
「ちなみに、リュンクスちゃんの認識で構いましぇんけど、【名家】って何か知っているんでしゅか?」
「……ん?なんかつえー奴の子孫だろ?それくらい、知って……」
「はぁ……、分かりましゅた。ここからは、私が説明していくでしゅ!リュンクスちゃんもしっかり覚えておくといいでしゅよ!」
「……はい」
木草界の【名家】
・木草界で囁かれ続ける数々の伝説を作った格闘家【巣作 蝉】と、木草樹から最大の祝福を授かったと言われる伝説の巫女【芽吹 双葉】の間には、十人の子供が生まれました。
・【巣作】の名は長男が継ぎ、他の九人は有名な血筋の家へ嫁いでいきました。
・結果として、その十人の子孫たちは、元々有名だった家をより大きくしていき、いつしか【名家】と呼ばれる一族になったのです。
①【巣作家】
・伝説の格闘家の血筋を受け継いだ一族。
・身体能力や才能など、生まれつき非常に恵まれた肉体を持っている者が多い。
・ある人物の代までは、生物を完全に始末する力を持っていた。
②【木草家】
・代々、木草樹へと祈りを捧げて、奉り、見返りとして加護を受けている一族。
・木草家の一族から、木草樹に祈りを捧げ続ける巫女【木草の巫女】が選ばれる。
・神秘的な力に長けており、何者からも侵略されない土地に住んでいる。
・唯一、死人を蘇らせる奇跡の技を持っている一族。
③【浜崎家】
・壊された物を修復することで生活してきた一族。
・全ての物を部品に分けて、組み立てる不思議な力を持っている。
④【華吹家】
・暗殺を生業として生活をしてきた殺人一族。
・殺すことに特化した力を持っている。
・対個人向けのZERO専用兵士。
⑤【沢渡家】
・武器の扱いに任せては、木草界一の一族である。
・どんな物でも武器として使用することの出来る特別な力を持っている。
・逆に素手での戦闘は苦手と言う、名家の中では珍しい存在。
⑥【倉坂家】
・代々、医者として生計を立ててきた木草界一有名な医者の一族。
・人間の生命エネルギーHPを、目に見えるエネルギーへと変換できる力を持つ。
・ZERO専用の医者。
⑦【芭蕉家】
・古き王の末裔の一族。
・全てを終わらせることが可能な最悪の力を持つ一族。
・対大勢向けのZERO専用兵士。
⑧【神楽家】
・代々、【マールド】の密偵を引き受けて、裏世界では知らないものがいないほど力を付けた一族。
・最強とも言われる密度を自在に操る力を持つ。
・ZERO専用の執事。
⑨【沢上家】
・ZEROの加護を受けた一族。
・兄とZEROを捨てた後、両親から生まれた子(ZEROの妹)が正式な血統となった。
・【マールド】を造った後に自分の血縁関係が生きていることを知ったZEROが探し出し、とある縁から【爆砕壊破】を教える。
・壊すことに特化した力を持つ。
⑩【御堂家】
・ZEROに変わり表舞台に立ち、【マールド】を支えてきた一族。
・御堂家が創り上げた【重罪心疲】は、国の能力拳法となっている。
「あまり詳しく説明し過ぎるのもあれでしゅが、皆が強者で【能力拳法】の使い手でしゅ」
「あー、ってかぴよこも、巣作の人間だったなぁ……」
「元々は、アダモゼウスの計画による『自分を産ませるために最強の人間同士を配合したいから生み出された』んでしゅけどねぇ……。その中で、【巣作 蜘蛛】と【沢上 鈴】のクローンが選ばれたという訳でしゅ……。木草界最強の犯罪者と木草界の建国者でしゅよ……。これ以上ないと言える組み合わせでしゅ」
「んで、誕生したのがあの娘だってわけだな……。やれやれ、そりゃ【巣作家】が一目置かれるわけだ……」
「ぶっちゃけ、蝉の子孫達があれこれやってきたことも、蝉の伝説に追加されてましゅ。伝説の格闘家の子孫が国を造った!みたいな感じでね。だから、蝉は偉大視されてましゅが、実際はそんなに大した事やってましぇん。蝉の子孫達がすごいことを現在進行系でやっている→蝉スゲー!みたいな感じでしゅ」
「伝説の格闘家なのに?」
「実際、リュンクスちゃんの方が強いと思いましゅよ!」
「じゃあ、最後は【超越蟲】についてでしゅね!」
「これも、俺は詳しく知らないんだよなぁ……。木草樹が生み出したなんかスゲー力を授けてくれる蟲って認識しかないわ……」
「まぁ、結構分かりやすいんで、とっとと説明しちゃいましゅね!」
人口を削る者【超越蟲】
・戦争の無い平和な世界を創ろうと努力していた木草樹だったが、そのせいでどんどん生物が増えていき、木草界は生物でパンクしそうになってしまった。
・しかし、ある時にアダモゼウスより、生物を減らす許可を得る。
・木草樹自身が植物なので、植物を食べる者、自然を破壊する者に絞り、生物を減らすことに決めたのだ。
・一番生物としての数が多く、自然を破壊する『人間』を駆除の対象に決定。
・大昔に自分の体を食らおうと寄ってきた生物を、逆に捕食してくれた生物を自分の体の中に飼っていた木草樹は、彼らを呼び寄せた。
・そして、彼らを寄生型の精霊的な存在へと進化させ、自分の計画を説明した。
・その計画とは、強い生物に人間を駆除してもらうというものだ。
・単純に木草樹は、彼らに強い生物へ寄生する能力を授けた。
・そして、その寄生した強い生物を更に強化させる能力【超越化】を彼らに授けたのだった。
・木草樹から『強い生物へ宿り、生物を減らす手助けの要請してほしい』という頼みを彼らは承諾した。
・その時、その頼みを承諾した生物の数は十匹、十種類だった。
・しかし、木草樹はこの頼みを行った時、特殊能力のある効果を黙っていた。
・それは、【超越化】すると【殺人衝動】が湧き上がると言う事だ。
・ただ、要請するだけで、断るようだったら無理強いしなくても良いと解釈した者も何匹かいたらしい。
・結果として、彼らは寄生するたびに『化物殺人鬼』を量産する精霊と化してしまったのだ。
・【超越蟲】それぞれに人格があり、性格の良い奴もいる。
・この【超越化】は、【木縁樹草風華】よりも強力な強化能力である。
・【超越蟲】を宿した生物は、【超越者】と呼ばれる。
・基本的に強くて長く生きている者に宿る。
・【サルト】の生物は、基本的に除外される。
・【超越蟲】は、木草樹から力を供給されているので、その力が断たれると【超越化】させることが出来なくなる。
・また、木草樹は【超越蟲】の宿主を強制的に【超越化】させることも出来る。
①【超越蜘蛛】
・常に冷静で、善悪の区別なく、宿主が望めば【超越化】させる。
・基本的に無口で、こちらから話しかけない限り、向こうから話すようなことは無い。
・自身よりも、宿主にとって最適なアドバイスをしてくれる。
②【超越蜻蛉】
・熱い熱血漢で、猪突猛進な性格。
・逆向や障害などの展開に燃え、ここぞという場面には宿主の意思を無視して【超越化】させる。
・逆に弱者をいたぶるような場面では、宿主が望んでも【超越化】を拒むことさえある。
・戦闘狂であり、強い奴と戦う事、それを宿主と乗り越えることに喜びを感じるタイプ。
③【超越蛭】
・陰険で陰湿な性格。
・誰彼構わずに【超越化】させて、さっさと次の宿主へ移りたいと思っている。
・だが、性格や趣味が合えば、一気に距離が近くなり、長く共に居てくれるようになる。
・上から目線の奴や権力者など、自分が気に入らない奴の為なら、喜んで【超越化】させる。
・だが、悪人だろうと気に入った奴は、意地でも殺させず【超越化】もさせない。
・【超越蟻】とは、犬猿の仲であり蟻の宿主を殺すという理由なら、問答無用で【超越化】させる。
④【超越蟻】
・堅実で真面目なコツコツ頑張る性格。
・宿主の体に住まわせてもらっていると考えている為、宿主が望めば【超越化】させる。
・しかし、宿主の体を第一に考えるので、【超越化】しても勝てそうも無かったり、宿主の体に負荷がかかりすぎている判断した場合は、【超越化】させないこともある。
・【超越蛭】とは、犬猿の仲であり蛭の宿主を懲らしめるという理由なら、問答無用で【超越化】させる。
⑤【超越蟷螂】
・超問題児。
・生物を殺して貪り食う事に喜びを感じていたので、宿主を問答無用で【超越化】させ、生物を殺させようとさせる。
・単に生物を殺したいだけの快楽殺人者。
・自分至上主義で、宿主の都合なんて考えない。
・宿主が苦悩すれば苦悩するほど、嬉しくなる超ドSな性格。
⑥【超越蜂】
・能天気なお調子者。
・木草樹の命令を遂行する事だけを考えており、移動と【超越化】をすることだけを目的に動く。
・善悪の区別がつかず、宿主から声を掛けられない限り、宿主に応じることは無い。
・根気よく話しかけて意思の疎通を図るようにすると、とても良いパートナーになってくれる。
・しかし、逆に何もしないと、ただただ任務を遂行するだけの精霊と化すので注意。
⑦【超越百足】
・超越蟲の中で最高の人格者。
・宿主と必ず意思の疎通を図り、嫌がるようならば【超越化】させずに一生を送ることもある。
・宿主の危機やここぞというときのみ【超越化】させる。
・また、宿主が道を違えそうになったら、【超越化】を解除し、説教をすることもある。
⑧【超越蛙】:無効
・非常に気分屋で、自分のその時の気分で意見や主張をころころ変える。
・宿主を【超越化】させるかは、気分次第。
・非常につかみどころが無く、その場のノリで生きているようなタイプ。
・悪い奴ではないが、良い奴でもない。
⑨【超越蛇】
・嫉妬深く女々しいストーカー気質の性格。
・気に入った宿主には誠心誠意尽くすが、気に入らない宿主には容赦しない。
・良くも悪くも彼女に気に入られるかどうかと言ったところ。
・但し、宿主が女性だった場合は、割と簡単に仲良くなれる。
⑩【超越蚯蚓】
・超越蟲の中では、異質の存在。
・マイペースでのんびりした性格。
・木草樹の大好物の土をよく肥やしていたため、一番気に入られていた。
・唯一、【超越化】しても、【殺人衝動】が湧き上がることが無い。
・彼だけは、代々【放腐土帰】の使い手の体に宿る。
「こんなところでしゅかね~。思ったよりも長くなっちゃいましゅたが……」
「ん?【超越蟲】って座標的な役割だけじゃなかったのか?昔、そんなことを【超越蟲】から聞いたような気がするが……」
「ああ、それは間違いでしゅね!っていうか【超越蟲】すら、どういう原理か良く分かってないでしょうから、仕方がないとも言えましゅ……。あの樹木、碌に説明しないまま、【超越蟲】達を木草界へ放り出したらしいでしゅし……」
「なんつーか、神様も神様なら、樹木も樹木だな……」
「でしゅねぇ~……。ただ、常時【超越蟲】には、木草樹から力が供給されてましゅから、【殺人衝動】が徐々に蓄積されるのは間違いないでしゅ。それで、衝動に負けて殺ってしまったら、後はなし崩し的に殺してしまうでしょうねぇ……」
「まぁ、心を強く持つしかないな!……今回は、ここまでか?」
「そうでしゅねぇ~。次回は、紀元前についてちょっと語りましゅ!」
「おお、俺もその頃についてはまったく知らないから、ちょっとだけ楽しみだぜ!」
「ふふふ、楽しみにしとくがいいでしゅ!ではでは、ここらで~」
「おさらばだー!」
「サラダバーでしゅ!!」




