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一日一転 =日替わり転生生活=  作者: 青依 瑞雨
一日一転 =日替わり転生生活= 本編
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まとめるとこんな感じ?

 【テントナル】にある街の図書館には、初心者用の魔法の書物しかなかった。

 それらをまとめると、こんな感じだった。


 ・魔法を使用する為には、精神力を使います。

 ・精神力を数値化したものをMPと言います。

 ・MPは、難しい魔法ほど多く消費します。

 ・MPが無くなると、魂が消滅します。

 ・MPを回復させるには、基本的に寝るしかありません。

 ・頭を使うといわれている作業は、MPを消費しています。

 ・体を動かさない勉強などで疲労するのは、MPを消費したからです。

 ・魔法は、基本的に糸状にした自分の魂を物質に接続して、意思を送り込むことで発動させます。

 ・魂を糸状にする行為にも、MPは消費されます。

 ・魂を糸状にしたものを【魂糸こんし】と呼びます

 ・魂は、何もせずに放っておくと、元の姿(火の玉のような形)に戻ろうとする性質があります。

 ・糸状にするという行為を維持しなくてはいけないため、MPは消費し続けます。

 ・逆に、魔法を使用し終えれば、すぐに元の姿に戻るため、元の形状に戻そうと操作する必要はありません。

 ・糸を素早く動かしたり、素早く形状変化させるには、要修行が必要です。この作業は、技術面が多く関わるため、MPを多く使用することで早くなることはありません。

 ・一度に複数の魔法を使用する為には、糸状にした魂を多数作らなくてはいけません。

 ・強化や回復は、自分の細胞そのものに働きかける必要があります。

 ・基本的に自分の魂は、見ることが出来ますが、他人の魂を見ることは出来ません。

 ・但し、一部の能力や魔法で見ることが可能で、それは、特殊能力【霊感】、魔法【魂視】と呼ばれます。

 

「まぁ、今回の勉強ではこんなもんかな?」

 大きく伸びをして、凝り固まった体をほぐす。

 思ったよりも、大きな疲労感を抱えていた。

 これが、MPを消費したってことなんだろうね。


 くぅうううううううううううう


 気を抜いたと同時に、お腹が鳴る。

「むぅ……」

 あまり意識しなかったけど、これ結構恥ずかしいな。

 なんか、ちょっと顔が熱い気がした。

 私は、指先から魂糸を出すと、勉強中の女の子に突き刺した。

 途端に、彼女は動きを止めて、虚ろな目をし始めた。

「ユウコ、ヒサシブリジャナイ。ヨカッタラ、イッショニバンゴハンタベナイ?オゴルワヨ?」

「ああ、朋子!久しぶりね~♪ごはん奢ってくれるの?行く行くぅ」

 初めての【魅了】なら、こんなもんかね。

 それにしても、これ思ったよりも気分悪い魔法だなぁ。

 女の子の恐怖や気持ちがダイレクトに伝わってくる。

 ああ、お小遣い前なんだね。

 参考書買おうとお金貯めてたんだね。

 ううっ、ごめんよ。

 私は、いたたまれなくなり、【魅了】の魔法を解いた。

「……あっ!あ……あぁ………」

 見る見るうちに女の子の顔が恐怖で歪んでいき、勉強道具を置き去りにしたまま急いで図書館を出て行った。

 【魅了】は、相手の意識を抑え込んで、自分の意識を優先させるようだから、当然だけど操られている間の記憶があるみたいだなぁ。

 むー、いたいけな女の子にトラウマを植え付けてしまったかな?

 ちと、反省。

「んじゃま。どっかで金持ちのおっさんでも捕まえて、晩飯とホテルでも奢ってもらおうかね~」

 再び大きく伸びをすると、私は図書館を後にしたのだった。


 『SEXする!SEXする!SEXする!SEXする!SEXする!SEXする!SEXする!』

 『寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!寝ろ!』

 数時間後の深夜のラブホテルで、私は脂ぎったおっちゃんと死闘を繰り広げていた。

 夕方、街で出会ったおっちゃんに、晩飯をお腹いっぱいになるまで奢ってもらった後に、ホテルへ連れていってもらった。

 私は、そういう目的のおっちゃんを【魅了】でとっとと寝かした後に、外へ追い出して睡眠をとろうと思ったのだが……

「ちくしょー、甘かったか……」

 さっきから、おっちゃんの意思が強すぎて、中々寝かしつけることが出来ない。

 このおっちゃんの性欲が半端ないみたいで、【魅了】による効果が薄いみたいだ。

 どんだけ私とHしたいんだよ、このおっちゃん!

 お互いの意思が均衡しているため、どちらも一歩も動けないまま時間だけが過ぎていく。

 ご飯食べて、睡眠とって、精神力全快にしようと思ったのに……。

 これじゃあ、さっきよりも疲労しちゃうんじゃね?

 額に汗が浮かび始める。

 あー、やばい!私ってば、貞操のピンチだ!

 知識として経験はあるが、肉体の経験はない!

 嫌だ!魂の私だって、初めては素敵な人がいいに決まってる!

 『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお』

 『S・E・X!S・E・X!S・E・X!S・E・X!S・E・X!』


 結局、【自己強化】で相手を気絶させればいいと、気が付くまで無意味な【魅了】合戦は続くのであった。

 いや~、男性の性欲って怖い……。



 <今回覚えた知識>

 ・男性の怖さ

 ・魔法【魅了】の習得

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