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一日一転 =日替わり転生生活=  作者: 青依 瑞雨
一日一転 =日替わり転生生活= 本編
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魔法の原理

 人型以外の生物に転生したら、歩みを視て、全力で休もう。

 人型に転生したら、図書館か施設へ行って、魔法の勉強ができる環境なら勉強をする。

 【ウラヌス】へ向かえるようだったら、【ウラヌス】で勉強する。

 もし、遥か遠いところだったら【自己強化】のみを使用して、全力で【ウラヌス】に向かってみよう。

 魔法の書物を読みながら、私がたどり着いた結論がそれだった。

 人型以外に転生したら、知識を吸収して、精神力の回復に努める。

 人型ならば、臨機応変に対応しつつ、ある実験をしてみようと思った。

 それは、鍛えただけ強くなれる木草界だったら、【自己強化】をした肉体のほうが乗り物に乗って移動するより速いんじゃないか?という実験だ。

 というのも、【自己強化】という魔法は、持ち主の肉体の強さに非常に左右される。

 月詠の体で【自己強化】をした状態だったら、20時間もあれば、走って世界一周出来るだろう。

 だから、それなりの強さを持った奴に転生した場合、走った方が早いのではないかと思ったのだ。

 ただ、【自己強化】は、あくまでも肉体を強化する魔法である。

 精神力であるMPは強化されず、増えるといったことはない。

 むしろ、魔法である【自己強化】を使用し続けるのだから当然減り続ける。

 魂のみの存在である私にとって、精神力が尽きる=死につながるのだから、ここらへんの使用バランスには気をつけないといけない。


「ふむ、こんなところかな……」

 【魔法の基本的知識 応用編】というタイトルの本を閉じて、本棚に戻す。

 続いて、【魔法の基本的な知識 初級編】という本を読み始めた。

 

 魔法とは、魂の力と呼ばれる精神力を使用して様々な力を発動させる方法です。

 そして、その精神力を数値化したものをMPと呼びます。

 この世の理を理解し、精神力を燃料として、魔法を発動させるのが、大まかな流れです。

 この世の理とは、すなわち原理になります。

 例えば、火です。

 火は、燃焼物と酸素がなければ燃え続けることが出来ません。

 魔法で火を出す場合も、同様の条件が必要になります。

 では、基本的な魔法【火球】は、一体どのような原理で発動させているのでしょうか?

 まず、大気中の塵や可燃物を集めて、玉にします。

 そこに、木と木をこすり合わせたり、石で火花を起こして火をつけます。

 そうしたら、酸素を送り込み、温度や大きさを調節します。

 こうして、【火球】の完成となります。

 

 さて、今度は、【火球】をさらに踏み込んで解説します。

 大気中の塵や可燃物を集めるのには、【念動】の魔法を使用します。

 木をこすったり、石で火花を起こすのも、同様の魔法ですね。

 酸素を送り込むのには、【風】の魔法を使用します。

 もう、おわかりでしょうか?

 火の魔法を使用するためには、【念動】と【風】の魔法を先に覚えないといけません。

 特に【念動】は、色々な魔法を使用する場合に、関わってきますので、真っ先に覚える必要がある魔法と言えます。


 では、もしも可燃物も酸素もなかった場合は、どうしたらいいのでしょうか?

 その場合は、MPを使用して可燃物と酸素を創り出す工程が必要になります。

 酸素と可燃物を転移によって持ってくる。

 水の中ならば、水を分解して酸素を繰り出す方法をありますね。

 本当に何もなかったら、自分の体に魔法を施して、大量の油を確保したり、細胞を一部植物に変えて光合成をする方法もあったりします。

 但し、どの方法も通常の【火球】とは比べ物にならないほどのMPを使用します。

 水の中で火の効果が薄かったりするのには、そういった理由があるのです。


「……魔法って、万能ではないんだねぇ」

 図書館で魔法の本を読み続ける。

 私の勉強は、まだ始まったばかりだ。

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