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序章 第一話
気まぐれ更新です
「どうしてこうなったんだっけ……」
少年の瞳は、戸惑いの色に染まっていた。
先ほどまでいたはずの無機質な病室から、今は緑溢れる森の中。
新緑色の病院着からは、以前通っていた学校の制服へ。
そして、少年の前で狼狽える人々。
何もわからないまま、このゲームは始まった。
アナウンスの声は、何もこもっていない声で告げる。
『さあ、皆さん。このゲームをクリアしてください』
知らねえよそんなの。
どうやら少年はそうとう捻くれているらしい。
異世界を救えるか?
そんなのは、
わからんわな。