無表情男子はツンデレというんですか?
ある芸人のあるコントを見て思いつきました。
ごゆるりとお読みおすえ?(何弁だよ)
「おう、よく来たな」
彼氏は自分の家の玄関の奥に居る自分の彼女に向かって言った。
「そーだよ!めっちゃくちゃ遠かったんだから!」
「おつかれさん」
彼氏は彼女の頭の上に手を乗せ、撫でた。
「うーふふ…」
「上がれよ、寒いだろ?」
「うん、おじゃましまーっす!」
彼女は玄関で靴を脱ぎながら、家に入ってすぐ右の部屋に向かって大きな声で言った。
「ああ、今日は俺だけだよ、母さんと姉ちゃんセールセールって言いながら出てった」
「…そ…そうなんだ…」
彼女は自分たちだけ、という空気に緊張を覚えた。
「じゃ、ココア用意するから先に俺の部屋行っててよ」
「わっ…わかった~!」
台所への扉の奥へ行く彼氏を目で追いながら、彼女は「おじゃましまーす」と言いながら二階への階段を上がった。
パタンと扉を閉める。
男の子独特の汗のにおいが部屋中に漂う。勉強机は宿題の途中のように、文字が途中で終わっていた。
(ふーん…)
部屋中を見回した後、机の横に座った。
数分すると、ガチャっと扉が開き奥から彼氏が来た。
「おまたせー」
「う…うん!寒いねっ!」
「そうか?これでも暖房効いてるぞ?」
「そうかなぁ…?まあ、でもいいや!!ココアあるし~」
そう言って彼女はココアをコクッと飲んだ。
「はぁ~あったまる~~」
「ほんとだな…」
彼氏も立ったままココアを飲んで言った。
「お前、寒いんなら床じゃなくてベッドに座ったら?」
「!!?」
彼女は一瞬ビックリしたものの、いつもの自分を崩さないように精神を落ち着かせながら言った。
「…っ…あーっ!い…今エッチな事考えてたでしょー?…」
そう言うと、その部屋は沈黙に包まれた。
「っ!!」
突然彼氏が彼女の方へ近づき、右手で彼女の手首を掴んで押し倒し、彼女をベッドに倒れこませた。
「そうだとしたらどうする…?」
「…っ!」
いつもの無表情がこんなドキドキを生むなんて…
彼女は彼氏の真っ直ぐな瞳に吸い込まれた。
「エッチな事考えてるでしょー?」でシャイな奴は「べっ…べつにそんな事考えてねえよぉおっ!!//」とか言うんだろうな~と思ったのでその裏をかきました。クールでツンデレいいわぁ…かわいいわぁ…
好評価だったら本編で書こうかなと思ってます
じゃあねっ☆