表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華やかな蝶の様に  作者: 神崎美柚
第四章 リュメヒ家の策略~ハーソン/ツィイー/マーク視点~
13/21

第十二話 デート

 父が失敗し、兄まで失敗してしまった。ツィイーの為にも私は成功しなければならない。リュメヒ家の将来にもかかわる。兄が結婚していればこんなことにならなかっただろうに。


「ねえ、聞いてるの? 」

「ん、ああ」

「リュメヒ家って大変そうだけれども、私は好きよ」

「そうか、良かった」


 隣国のティスリア家。万が一のことを考え、そちらとも交流を深めることにした。手始めに再婚相手を選んだ。

 彼女の名前はサラ。冷酷で、人殺しに躊躇しないまさしくリュメヒ家にふさわしい女性。


「ツィイーやシルメダに明日でも会ってもらおう」

「それだけになったの? 」

「兄や父のせいだ」

「そう……」


 父が帝国崩壊後国を建国しようとした時、父の兄や姉たちは散り散りになってしまった。父はその後、彼らを殺してしまったらしい。おかげでその息子たち──シルメダ除く──は絶縁した。


「ねえ、前の奥さんって殺しちゃったんだっけ」

「まあな。あいつはダメだった。カーンから二度と嫁をもらいたくないと思ったが、土下座してきたからハーソンにヴェルナをやった。そしたら無礼な娘だったわけさ」

「ふうん。カーン家はやっぱりダメねえ」

「そういえばこの国と仲良しだと聞いたが知っているのか」

「……味にうるさすぎて私は嫌いよ。本当にムカつくわ」


 サラは珍しく怒っている。カーン家と喧嘩でもしたのだろう。


「シルンデア家に息子がいたら結婚させたんじゃないかしら」

「あの変わり者がいるシルンデア家か……」


 フォルツェ家にガーデニングというのを教えたのもシルンデア家当主である。料理はカーン家に教えたのか。


「本当にあの国は居心地悪いわ。何とかしてほしいものよ」

「そうだな」


 リュメヒ家があの国を治めるのも悪くないかもしれない。ミーナに手紙を書こう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ