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華やかな蝶の様に  作者: 神崎美柚
第三章 ドロドロの関係~ヴェルナ視点~
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第九話 決別

 王族と三大公爵、残りの4つの公爵が集まって夕食を食べることとなった。私は初めて。味にうるさいカーン家のコックが料理を作る。


「ほう、今年も中々美味しそうだな」

「あれ? 」


 私は違和感を感じた。王族の人数がたりないような?


「ヴェルナ、口を慎みなさい」

「でも、王族の人数がたりないよ? 」

「相変わらずカーン公爵は娘に真実を話していないのか」

「そもそも屋敷の敷地外から出さないことからおかしいわ」


 リュメヒ公爵とト・モル公爵夫人が笑う。お父様がおかしいのかな?


「トスカーナは少し体調が悪いんだ。初めてなのにすまないな」

「そうなんですか」


 トスカーナ様という人は美人だって聞いた。カスティーナ様が微笑んだ。


「女の子は少しぐらい無知なのがいいと思うわ」

「カスティーナはもう少し外に出たらどうだ」

「むう、私はトスカーナお姉さまじゃないもん」

「二人とも黙りなさい」


 その後は黙々と食べ続けた。すごく嫌な雰囲気。


「さて、皆食べ終わったことだしお開きにしよう」

「はい」


 私は別荘に戻ろうとしたところをハーソンに引き留められた。怒っている。


「さっきのは何だ」

「……」

「なぜクズと仲がいいんだ」

「あなたには関係ないでしょう!?あなたには興味ありません!」


 勢いよくハーソンから離れる。ハーソンは珍しく暗い顔をした。


「そうか、私には興味は……ないのか」

「あ、あのハーソンさ──」

「さて戻るとするか」


 キツく言い過ぎた。あんなに言うつもりはなかった。謝りたい。明日、改めて言おう。

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