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呪印の女剣士人物紹介  作者: はーみっと
第一幕人物紹介
14/80

ミリアザールの護衛、梔子

名前:梔子くちなし

年齢:32

身長/体重/スリーサイズ/容姿:165cm、52kg、82/57/83、標準よりはやや濃い茶色の短髪・茶色の瞳

職業:ミリアザールの直下、口無しの現頭首であるくの一。普段は女官としてミリアザールの補佐をする。

好きなモノ:仕事、後輩教育、整理整頓

嫌いなモノ:だらしない者、怠惰な者、言い訳する者(要はミリアザールに当てはまる)

一人称:私

プロフィール:

 ミリアザールが直接使役する暗殺集団である、口無しの現頭首である。普段は女官としてミリアザールの傍に仕えるが、その戦闘能力はラザール家の者と比べても何の遜色もないと言われる。一応ラザール家にもその存在は秘密だが、身のこなしが普通ではないし、アルベルトやモルダードはなにかしら気づきつつも(だいたいミリアザールが普通の人間を傍に置くはずがない)、あえて何も問うていない。

 梔子とは代々の頭首に与えられる呼称であり、元は別の名前があった。彼女自身は純粋な口無しの出であるが、その役目自体には昔から懐疑的であった。ゆえに何かにつけてミリアザールに意見をするが、だからこそミリアザールが傍においているのである。梔子となったのも、本人が固辞するのをミリアザールが半ば無理矢理役目に据えたのである。

 性格はけっこうきつめであり、自分にも部下にも容赦ない。整然とした美人であり、実は騎士達からもそこそこ人気があるのだが、本人は全く相手にしていない。だが昔任務で男を籠絡した時に自分も身籠ってしまい、一児を出産したことはある。

 口無しという組織だが、ミリアザールがアルネリア教としての前身を作った時に既に発想はあった。最初は純粋な情報組織だったのだが、400年ほど前、初代の梔子を雇い入れた時に戦闘部門も発足した。主要各都市に数人~数十人の口無しが潜伏しているとされ、何かおかしな動きや情報を掴めば、全てミリアザールの元に届くようになっている。彼らは普段は普通の生活を営んでおり、結婚している者も少なくない。だが彼らが口無しであることは、たとえ伴侶であっても決して知ることはない。

 戦闘担当の口無しは現在でも数百人はいるとされ、男もいるが、頭首は代々女が務めることになっている。また養成所はミリアザールが買い上げた私領地にて養成されており、数千人の者が暮らしていると言われる。外見上、見た目には普通の都市となっている。

次回投稿は、9/23(月)2:00です。

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