1. Prologue
不慣れゆえちょくちょく編集が入ると思われます。慣れるまでお付き合いくださいませ。
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「さやちゃんってかしこいんだね。すごいね!」
今までずっとそう言われ続けてきた。そうやって褒められるとうれしくて。
「もっとがんばろう。」って
そう、それだけの為にがむしゃらに頑張って。
そしてまた褒めてもらえて。それだけで十分だった筈なのに。
_____私はどうしてこうなったんだろうか。
世間で言う道を踏み外したっていうのはこういうことなんだろう。
「はぁー、ウゼェんだよなぁ…何?オレお前に何かしたの?」
「すっ、すみませんっ!」
「はぁ?…チッ、何で質問に合った答えが返せねぇの?マジ理解できねぇ。
___まあいいや。消えてくんね?10秒あげるからさ。」
鼻に血を滲ませながら脅えた目が此方を見上げている。先刻までの威勢の良さはすっかり鳴りを潜めてしまっていた。
はぁ、ザッコー。適当に文句をつけて善良な市民に突っかかってきたのはそっちだろー?
わざわざ複数人に律儀に対応してやってんのにそんな醜態晒すくらいなら最初から関わってくんなよな。
面倒臭さにイライラして呼吸のように舌打ちが漏れ出る。
「はっははい!いくぞ!」(バタバタバタバタ…)
相当脅しが効いたのか抜けた腰を無理矢理立たせるようにして我先にと去っていく背中には『負け犬』の文字がよく似合う。今度遭ったら背中に彫るよう助言してやろうか。
まあ、何があってもどうやってでも回避して二度と目の前に出てくる事はないと思うが。
コレが今のオレ。
学校にも行かない。外に出れば喧嘩三昧。
自宅警備員とは聞こえが良いが社会の役に立つこともなければ何の目的も持つ事なくただ生きている。
何がきっかけかなんて覚えてない、気づいたらこの生活になっていた。
まあ、この生活はこの生活で不自由して無いから変える気はサラサラないけど。
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昔々、『優等生』という言葉がとってもよくお似合いな可愛いおんなのこがおりました。
その子はみんなからたよりにされ、彼女もみんなを信頼していました。
しかし、月日が経ち大きくなった少女は優等生とは呼ばれておりませんでした。
彼女に寄り添う友人も優しく笑いかけてくれる家族も彼女の側から消えていました。
いつしか彼女はそれが平気になり、普通になり、気楽さまで感じる程になりました。
幼かった優等生の少女は成長して、優等生ではなく
ピアスをつけ、
毎日のようにけんかをし、
周りから恐れられ、
髪の毛の色は金色・・・
そう、問題児と呼ばれる人間になってしまったのです。
何が彼女を変えたのか。
彼女に何が起こったのか。
_____その話は後々。
美しき金髪姫のお話、
ぜひのぞいてみてください。
お読みいただきありがとうございます。
また読みにきていただけると幸いです。




