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木星と金魚鉢

作者: 成田ミュウ

金魚鉢にお水を満たし、ふうわり、ゆうらり、鰭をうごかす彼女を放ちます。


紅いおべべを着た彼女は、銀色にひかるお水のなかで、とっても気持ちがいいみたい。


わたしも金魚鉢に飛びこんで、彼女と一緒に泳ぎたい、って思います。



金魚はよくても、人は金魚鉢では暮らせないと、きみはいいます。でも、そうかしら?


ジュピター、すなわち木星は太陽系内でも最大の惑星だけど、あら不思議。水に浮かびます。


主成分はガスなので水より密度がかるいのです。だったら金魚鉢に浮かべちゃおう。



大きさなんて関係ない。夏は金魚鉢とロケットの季節。ブラッドベリの魔法はきみにだってつかえるよ。


さぁ、キャラメル一個ぶんの勇気でじゅうぶん。SFとファンタジーの空想旅行に出かけよう。


おおきいは小さくなるし、遠くはとっても近くなる。金魚鉢に宇宙がまるごと入ります。



ふふふん。きみとわたしと金魚は、木星の浮かぶ夏の金魚鉢で宇宙遊泳をたのしんじゃうんです。

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