脆く拙い土台で登っていく
嫌なことから逃げてきました。
努力というものから逃げてきました。
およそ、忍耐力なんて持ち合わせてない。
逃げて、逃げて、逃げて。
逃げ続けて生きてきました。
そのせいか、私の土台は脆く拙いままで、
夢見た場所まで私を支える事ができない。
いつも、途中で足元から崩れていってしまう。
いつも、いつも、いつも
私は上に登れない。
でも、
あの光を見てしまった。
とても綺麗で優しい光を見てしまったのだ。
だから、今日も傷だらけの体で、
脆く拙い土台を頼りに登っていく。
何度も、何度も、何度も。