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人探しの戦闘機工  作者: 月読雨月
四章 賢者の吸石
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10話 夜の話

10話 夜の話




「ふぅーっ終わったわね、ベットが心地いいわ」


宴会が終わってから、文にもらった端末をいじっていると、


「ん、って、ええ?」


「ど、どうしたの。式」


「追いかけている反応が、近くにあるのよ。少し外見てくるわね」


そーっと、そーっと、見つからないように暗い廊下を歩く、そして外に出ると、


『ウーウーウー! 侵入者発見、侵入者発見! Aブロックのドアから侵入」


え、侵入者? Aブロックって……ここじゃない! ああ、私に反応したのね。これは逃げずに待っておかないと! ってもう来た!


「ととと止まりなさい! さもないと撃つよ! 本当だよ!」


「いや、私外に出ようと思って、ごめんね」


「え、ってああ、今日捕まえた人たちだぁ。あ、そうか、夜は出れないって話してなかったね。ああ、とりあえず、皆に連絡するよ」


「ごめんね、お願い」


 「あ、私、蒼龍。Aブロック見に行ったんだ。うん、で外に出ようとしていた、えーっと、名前、なんだっけ?」


「私は、黄井 式よ」


「式さんが、外に出たかったみたい。うん、そうなんだ、そうそう、それじゃあ伝えておくね」


ぽち、通話を切った音がするわね。で、


「式さん、伝言だよ。夜は出れないからあきらめてって、あと私が付いて行って、皆にも、夜は外に出れないってこと伝えるよ」


「ありがとうね」


「こちらこそごめんね。伝え忘れてて。でもなんで、外に出たかったのかな?」


「それがね、探している反応が近くにあったのよ。多分これが、えーっと確か探している人の反応なんだけど、名前忘れたわ」


「探している人なのに名前忘れたの? まあいいや、どっちにしろ、明日の朝まで出られないから、その時間まで待っててね」


「そうね」


端末を見ても、今は動いていないわね。なら、


「いいわ、明日まで待つわ」


「ありがとうね」


さて部屋に戻ろうかしら。で蒼龍が付いて来て、皆に説明してくれたわ。

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