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人探しの戦闘機工  作者: 月読雨月
四章 賢者の吸石
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3話 違うところ

3話 違うところ




はい沈んでました。羽田空港沈んでました。


「ねえ、空港、何処?」


「な、ない、よ」


「そうね、無いわね」


「あ、あれ、確か私の世界ではあの辺り、全部埋め立てられてて、空港のはずなのに!」


「あ、あたしの最初にいた、せ、世界では、し、沈んでなくなってたし」


「僕の世界でも、式の指している位置にあったよ。多分この世界だと、あそこじゃないかな」


と指をさす方向に、確かに空港があるわね。けど、


「ここからは、行きづらいわね。時間も無いし、どうしようかしら」


「あ、あたしなら、戦闘機出せるけど」


「あ、なら、今から飛行機、キャンセルできるかい?」


「え、ええ、出来るけど、でもキャンセル料はかかるわよ」


「じゃあキャンセルして。そこの空港の夜中に戦闘機で飛ぶのはどうかな?」


「成程、それいいわね。出来そう?」


「だ、大丈夫。そ、そんなことしなくても、機工内で滑走、発進できるから、だ、大丈夫だよ。ただ、すごいGを受けるけど」


「いや、そのすごいGは受けたくないから、滑走路から飛ぶわよ」


「わ、分かった」


「でも、滑走路に勝手に侵入してもいいのかしら」


「真井の意見も尤もだけど、でも、すごいG、受けたくないわよ」


「まあそれはわかるけど。後の時間に搭乗できる飛行機を探すとかで、なんとかならないかしら?」


あ、確かに忘れていたわ。それなら。


「いいわよ。ちょっと予約見て……ああ、全部明日まで埋まってるわ」


「じゃ、じゃあしょうがないよね。戦闘機で行く、よ」


「しょうがないわね」

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