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人探しの戦闘機工  作者: 月読雨月
二章 日本海戦
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18話 寝る

 寝る!




戦いは一進一退だった。僕が斧を振ると雛は高速で避け、雛が刀で貫こうとすると、盾で防衛する。


「なかなかやるね。でもその刀、何所で手に入れたんだい?」


「さっき、倒した男が持っていたんだよ」


「じゃあ、式の腕を切った男は死んだんだね。なんか、もっと戦うことになると思ったのに、あっけないなぁ……」


盾で斬撃を防ぎつつ、今は敵であるはずの、雛と話している。なんだろう、少し余裕が出てきたのかな?


「戦争ってそういうものだよ」


「そういえば、戦闘中はハキハキ喋るんだね!」


盾で押し返す。すると、雛は距離をとった。なら、機銃で! って雛も同じ考えのようだね。バルカン砲を構えている。


「……そこまでだよ!」


希和と同じ声の上位命令で、模擬戦は中断された。どうしたんだろう? 周りを見渡すと、式の周りに皆、いや一人外れているけど、囲まれて謝れている。どういう状況?


「あ、皐月。お疲れ様。戦ってもらってたのに、申し訳ないのだけれども、私が、皆を説得出来たわ」


「いや、あの状況から、どう信頼得られたんだよ。もの凄く険悪だったじゃないか」


「それが、紫波の治療を少し手伝ってね、それで信頼されたみたいなのよ」


あ、もういいや。なんか疲れた。


「じゃあ僕はその辺で寝ているから、義手がついたら起こしてね」


寝る!

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