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短編集  作者: まさるしー
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光 回復 癒し2

「ヒール」

そういってお姉ちゃんが懐中電灯を短く光らせた。

私がころんで擦りむいた膝小僧が一瞬照らされ、消える。

泣くのを忘れてお姉ちゃんの動きを見守る私。

「人間にはチユリョクがあるから大丈夫よ」

私の手をひいて公園の水道に連れていった。そこで膝小僧についた砂を洗い流す。

「秘密だけどね?このお水は癒しの湧き水なの」

唇に人差し指をあてて言ったお姉ちゃん。

「あとは回復を待つだけね」

傷口をテープで覆いながらやりきったと両腕をあげ伸びをした。


魔法を使ってくれたお姉ちゃん。

もう転んだって泣かないけれど、

あのとき光った懐中電灯の光が恋しくなる。


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