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短編集  作者: まさるしー
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星、占い、犬

あんまり月が丸いので吠えてみる。

ご主人が「静かに!!」

と口に手を当てて注意する。


ごめんよぉとご主人のもとへ駆け寄り顎をのせる。

嬉しそうに触っていた箱をおいて撫でてくれる。

おもちゃを投げもらって追いかけるくわえて振り替えると笑顔のご主人……また箱見てるぅ!

箱とご主人の間に頭をねじ込む。

持ってきたから!持ってきたから!ね!もってきたから誉めてぇ!!精一杯のアピールを尻尾に託す。


「えらいねぇ」

嬉しそうに頭を撫でてくれる。

ご主人はもっと偉いんだぞ!!お腹を見せて伝える。

「明日は運勢悪いのかぁ」

四角い箱を見て悲しそう。膝の上に前足をおいて見上げる。

アタルモ ハッケ アタラヌモ ハッケ

ご主人は呟くと冷蔵庫に向かう。ささみ!!ささみを食べさせてくれるに違いない!!

大喜びでついていったのに

「もう食べたでしょ?」と制止されてしまった。


ご主人だけぷしゅっと音のするものをもってベランダに出る。

やっぱり丸い月をみて声が出てしまう。

「ん?あ、流れ星。」振り返ったご主人が夜空に一筋の星の輝きを見る。

「幸せ見つけるのが上手だねぇ」

そういって嬉しそうに笑うので尻尾で返事をした。

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