表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
75/110

夏休み特別編2

「お帰りなさいませニャン……ご主人様……」


「うむ! よきにはからえ!」

「何か、その返しは違くないか、大和……」


 私は父の言うとおり、メイド服に猫耳尻尾をつけて出迎える。

 何だか、最近父、凄く調子に乗っている気がする。その為、晃さんも父の暴走を止めるのに、毎日のように家に寄ってくれていた。


 あ、因みに母は、海外ロケで暫くは家に帰ってきません。まぁ、それも父を暴走させる要因にもなっていたりします。

 寂しいんだね、父……。構って欲しいんだね……。

 なぁんて、父を同情すると思ったかぁ!

 ここ数日、どれほど屈辱を味わってきたか……。

 昨日なんか、一緒にお風呂に入ろうと言われました。晃さんが止めてくれたけど。

 呉羽君の事がなかったら、またギャフンと叫ばせてやろうかと思いました。

 でも、我慢だもん! 武士ギャラクシーのスペシャルDVD BOX、手に入れてやるんだもん!


 私はヒクッと顔を引きつらせながら、無理やり笑顔を作り、父に尋ねる。


「ご主人様、今日のご夕食は、如何するニャン?」


 すると父は、私にズイッとクーラーボックスを差し出しこう言った。


「うな重!」


 私はクーラーボックスを受け取り、中身を確認すると、うにょろうにょろと元気に蠢くウナギが、五匹ほど。

 私が顔を上げると、物凄く嬉しそうに。ニマニマと笑う父の顔があった。


「……これを私に捌けと……?」

「おう!」

「……私、ウナギなんて(さば)いた事はありませんよ……?」

「知ってる!」


 ビシッと親指を突き出す父。


「だって、メイド服来た美少女が、ぬるぬるのウナギを掴んで、キャーキャー言ってる所が、如何しても見たかったんだもん!」

「……ほぅ……」


 私がじと目で父を見ていると、


「ただの大和の悪ふざけだから、無理にやらなくていいんだぞ?」


 晃さんがそんな事を言ってくれる。

 しかし私は、クーラーボックスを手に、キッチンへと向かった。


「そんなに言うのなら、見せましょうか? 私がウナギを掴む所……」

「うおー、マジでか!? やったー!」


 両手をあげ、父はのこのことついてきた。

 その後から、心配そうに晃さんもついて来る。



 広いキッチンで、私はまな板と目打ち、そして包丁を取り出した。


「うおぅ!? 何だミカたん、捌く気なのか?」

「だって、ご主人様が言ったんですニャン、うな重が食べたいと……」


 私はニッコリと笑うと、クーラーボックスを開け、中に手を突っ込む。

 一番元気なウナギを見定め、その胴体を三本指で挟む様にして掴むと、父の前によく見えるように突きつける。こうして三本指で挟むと、滑らずしっかりと捕まえられるのだ。

 そして、がっちりと三本指で挟まれたウナギは、逃げようと暴れ、うにょろうにょろとうごめき、時折「ピキー」と声を上げる。

 父の表情が、完璧に固まった。


「ご主人様? 目打ちがなぜ目打ちと言うのか、ご存知ですかニャン?」


 私はそんな父に、実に穏やかな声で尋ねる。

 そして次の瞬間、ウナギを素早くまな板に乗せ、「ダンッ!」とその目に目打ちを突き刺し固定した。


「それは、こうする為ですニャン」

「………」


 最早、父の表情は恐怖に引きつり、隣にいる晃さんに取り縋っていた。

 私はニコニコと笑顔で、目を刺されても尚、元気に動くウナギに、包丁を素早く入れ捌いてゆく。


「ミ、ミカ? ウナギ捌くの初めてだったんじゃ……」


 晃さんが、汗を垂らしながら私に聞いてきた。

 私は笑顔のままで、その疑問に答える。


「実は以前、ご主人様に連れて行かれたウナギ屋さんで、捌き方を教わった事があるんですニャン。でも、本当に捌くのはこれが初めてですニャン」


 そう言っている間も、私はウナギの肝を抜き取り、横にどける。


「これは肝吸いにしますニャン」


 父は内臓を見て、口を押さえている。

 ウナギを綺麗に開くと、私は串を取り出し、蒲焼にする為、ウナギに刺してゆく。


「ご主人様、こんな活きのいいウナギをありがとう御座いますニャン。見て下さい、こんなになってもまだ、動いてますニャン……」


 私はニィと笑って、父に串に刺したウナギを見せた。まだ(わず)かにピクピクと動くウナギに、父は気絶寸前だった。


「ミ、ミカ……もう、大和も反省してるから許してやれ……」


 晃さんも僅かに顔を青くさせながら、そう言うのであった。





「うわー♪ 今日はウナギー? もしかしてミカちゃんが作ったの? んもー、ミカちゃんってば天才!」

「本当に凄いな……。もしかして捌くのもやったのか? 職人になるには何年も修行するって言うぜ?」


 姉が杏也さんを連れて帰ってきた。

 初め、杏也さんは私のこの姿を見て、吹き出していた。そして、私が父の事をご主人様と呼び、語尾にニャンと付けるのを聞いて、更に大笑いしやがりました。


 コノ尻尾デ、首ヲ絞メマショウカ?


 思わず、自分に付けられた尻尾を掴みながら、殺意がチラリと顔を出した次第であります。

 そんな事もありつつ、気を取り直した私は、うな重をドンと父の目の前に置いた。


「いっぱいありますので、おかわりもどうぞですニャン」


 父は青い顔でうな重を見ている。


 フッ、自分で蒔いた種です。しっかりと自分で刈り取るがいいさ!


 そこで私は、更に追い討ちをかける様に、


「はい、肝吸いもありますニャン♪」


 と言って、お吸い物のお椀を差し出す。


「ウグッ!」


 父は口を押さえた。

 きっと父の頭の中では、先程の調理の光景が浮かんでいる事だろう。


 それにしても、初めてとはいえ、上手い事ウナギを捌く事が出来ました。タレも、以前食べたお店の味を再現できたと思うし……。

 そういえば、晃さんは大丈夫でしょうか? 父と一緒に、ウナギを捌く光景を見ていた筈です。


 私が振り返って晃さんを見ると、彼は眉を顰めてはいるが、黙々とウナギを食している。しっかりと肝吸いも啜っていた。

 そして、私が見ている事に気付くと、ニッコリと笑い、


「凄く美味いよ、お店出せるんじゃないか?」


 と言っていた。

 ちょっと笑顔がぎこちない。無理して笑っているのだろう。


 ううっ、流石は晃さんです。あんな物を見た後なのに、私に気を使ってくれている……。

 それに比べて父は……。


 今だ青い顔をして、うな重と睨めっこをしている父に、私は傍らにしゃがみ込んで、必殺、ザ・上目遣いを行使した。


「ご主人様? 折角ご主人様の為に作ったうな重、食べてくれないんですかニャン? 食べてくれないと、ミカたん泣いちゃうニャン……」


 目を潤ませ、父をじっと見詰めると、父は「ううっ」と呻いた。後ろで、「ブフー!」と杏也さんの吹き出す声が聞こえる。

 それでもまだ躊躇している父に、私は彼の箸を取り上げ、ザクッとウナギとご飯に突き刺すと、ゴソッと山盛りで掬った。


「はい、ご主人様、あーん」


 私は父の口元にそれを持ってゆく。


「ああっ、ミカたんがっ、ミカたんがパパにあーんしてくれている!」


 漸く父は食べる気になったようで、嬉しそうに口を開けるのだが、ここで私は止めを刺してやった。


「もぅ、さっきまで元気に動いてた、活きのいいウナギですニャン! たんと召し上がれ♪」

「ムググゥ〜〜!!」


 サッと青ざめる父の口の中に、容赦なく私は、ウナギとご飯をつめし込むのだった。


 フッ、ざまぁ見さらすがいいです。少しだけスッキリしました。





「ところで、何でミカはそんな格好してるんだ?」


 杏也さんが尋ねてきた。

 私は今、食器を洗い、夕食の後片付けをしている。

 父はと言うと、ソファーでシクシクと泣いていた。晃さんがその隣で、ポンポンと肩を叩いて慰めている。

 杏也さんは、私の隣で、食器を洗うのを手伝ってくれていた。結構律儀である。


「そういえば、お姉ちゃんもその事については聞いてなかったわ」


 姉は、キッチンには入れない為、キッチンカウンターから顔をのぞかせ、そんな事を言った。


「それはですね、呉羽君の為です……」


 私は二人に、呉羽君のバイトの事を話した。


「……と言うわけで、私は何としても、呉羽君より先に、父のバンドのスペシャルDVD BOXを手に入れなければならないのです!」


 すると、私の話を聞いた姉と杏也さんは、顔を見合わせ、


「えっとー、それってもしかして、あの日の為じゃないかしら?」

「うーん……多分そうだよな。でも、気付かないミカも、何というかミカらしいというか……」

「でも、そういう所も含めて、やっぱりミカちゃんはメルヘンだわ♪」

「まぁねぇ……」 


 そして二人して、私を意味ありげに見やるのだった。


「だから! 一体何の事ですか!? 父や晃さんと全く同じ反応するのは止めて下さい! 何か気分悪いです!」

「それは簡単に教えちゃったら、面白くないだろう?」

「そうよねぇ、彼氏君の努力も無駄になっちゃうわよねぇ」


 ムフフと笑う姉。

 と、ここで、杏也さんは食器を洗う手を止め、ニッと笑う。


「ミカは自力で気付かないとな? それと、後片付けはあらかた済んだから、後はミカだけで大丈夫だろ?」

「え? はぁ、まぁいつも一人でやってる事ですし……」


 すると、杏也さんはキッチンを出て姉の手を掴むと、


「そんじゃあ、俺とマリは部屋でイチャイチャしてるから、暫くは出てこないぜ? ウナギも食った事だしな」


 ニヤニヤと笑う杏也さんに、姉は真っ赤な顔で、「キャー」と叫んでいた。


 ムムゥ、姉のイチャイチャ話など、聞きたくはありませんな……。


「なぁ、マリ? 扉もしっかり閉めて、いっぱいイチャイチャしような?」

「ひ、ひえ!?」


 半泣きの姉の手を引っ張り、半ば強引に部屋に引きずってゆく。


 はて、イチャイチャと言いながら、姉のあの怯えっぷりは、一体何なのでありましょうか?


 イチャイチャにも色々あるんだな、と思った私であった。






 そうして、とうとう夏休みに入ってしまった。


 私は、呉羽君の欲しいものを手に入れる為、メイドと猫語で頑張るんだニャン!

 とは言ったものの……うわーん、呉羽君と全然お話できないよぅ!


 携帯で話そうにも、呉羽君は夜のシフトに入っている為、全くと言っていいほど、時間が合わないのだ。


 え!? 留守電? その手もありますが、やっぱり話すなら直接がいいです。

 呉羽君もそうなのか、彼から留守電が掛かってくるというのもありません。

 ムフフ、考えている事は一緒なんですなぁ。


 後、メールで連絡は取れるけれど、それでもやっぱり、返信は次の日になってしまったりと、かなり時間が空いてしまう。


 私は私で、昼間はドールやってるし……。

 あ、そうそう、この前メールで、


『呉羽君って、どんな所でバイトしてるんですか?』


 と送ってみた所、


『親父の店』


 と実に簡潔に返事が返ってきた。


 な、何ですと!? お父上ですと!?

 呉羽君のお父上……一体どんな人なんでしょう……。

 確か、お母上とは離婚していると、以前チラリと聞いた事があります。

 それで呉羽君、その時あまり話したく無さそうな顔をしていたんですよね……。お父上の事、あまり好きじゃないのかな……と思ったりなんかもして。


『呉羽君のバイト先、行っちゃ駄目ですか?』


 何だか、如何してもお父上に会いたくなってしまった私は、そんなメールも送りました。

 しかし、返ってきたメールは、


『酒出す店だし、夜しか開かない店だから駄目だ』


 と書いてあった。


 って、ちょっと待って? 高校生がそんな店でバイトしちゃ駄目でしょー!?

 あ、でもお父上のお店だからいいのかな……? ってやっぱり駄目です!

 でも、そんなお店でバイトするほど、武士ギャラクシーのDVDが欲しいって事だよね……。

 ムムゥ……少しばかりジェラシーを感じます……。

 ここは早い所手に入れなくては! そしてそして、呉羽君とラブラブするんです!

 はうっ、いっぱいギュッてして欲しいな……。チューもいっぱいして欲しいな……。それも、恋人同士のチュー……。

 ムハッ、私ってば大胆です! だってだって、恋人同士のチューって、ダイレクトに気持ちが伝わるんだもん! キャ〜、恥ずかち〜!


 両手で頬っぺたを押さえ、ベッドの上でゴロゴロと転がる私。

 でも、ふと止まって、携帯をじっと眺める。そして今一度、呉羽君にかけてみるも、やっぱり繋がらない。


「声だけでもいいから聞きたいよぅ、呉羽君……」


 二日以上も空けて、話も出来ない状況というのは、恋人同士になって初めての事である。

 日が経つにつれ、会いたいという気持ちは増すばかりであった。


「あ、そうだ! 写真は送ってくれないかな?」


 私は携帯をじっと見つめる。

 思えば、互いに携帯で取り合うという事はした事が無かった。


 何より、私も呉羽君も、あまり写真を撮られるのは好きじゃありませんしね。

 私がドールの時は、大抵知らない間に撮られていますし、前に呉羽君が女の子達に撮られた事があって、その時彼は、物凄く嫌そうな顔をしていました。

 う〜んでも、呉羽君の写真、こんな時は欲しいかもです。


 私は寝転がったまま、自分に向けて携帯のレンズを構える。

 そして、「会いたい〜」と念じながらシャッターを押す。


『呉羽君、凄く会いたいよ……呉羽君も写真送ってくれると嬉しいな』


 等というメールを添えて、彼に送信をした。


 はうっ、呉羽君、ちゃんと写真送ってくれますでしょうか? でも、呉羽君もこの写真を見て、会いたいと思ってくれたら嬉しいな……。


「………」


 私はそんな事を思いながら、今しがた撮った自分の姿を眺める。

 そして私はガバッと起き上がった。


 ちょっと待てぃ!! 今私、何送りましたか!? 何で寝転がって写真なんて撮りましたか!?

 とゆーか、今の私の姿、猫耳メイドのままだよ!?


「ギャー!! しまったぁ!! こんな恥さらしな格好を送ってしまったぁ!!」


 うひゃ〜〜!! どうしましょう! どうにかして取り消しにぃ〜って無理だぁ!!


 今直ぐ、数分前に戻りたい私なのでありました。





 次の日、私は送ってしまった写真に悶々と悩みながら、朝を迎えた訳でありますが、呉羽君の反応が怖くて、携帯は電源を切って、机の上に置いてあります。

 しかしながら、怖いもの見たさ。私は恐る恐る携帯を開きました。

 すると、何件か届いており、私の心臓はバックンバックンと高鳴った。手もぶるぶると震える。


 あわわわ、一体どんな返事が……。引かれてないでしょうか……。いや、アレは引くでしょう……。


 そして私は、一件目を勇気を出して開いたのであります。


「………」


 無言で見つめる事数秒間。

 私は今、猛烈に胸がキュンキュンと高鳴っている。


「キャーン、呉羽君が、呉羽君がーー!!」


 心の底から叫ぶ私。


 こ、これは、今までで最高の呉羽萌えであります!


 私の開いた携帯の中には、呉羽君が写っていた。

 彼は仕事着なのか、バーテンの格好をしている。そして、彼だけではなく、仕事仲間らしき男性が三人ほど写っていた。

 というか、一人は呉羽君を押さえ付け、一人は呉羽君にウサギの耳を付け、一人はピースサインで写っている。恐らくこのピースサインの人が携帯で撮ったのだろう。

 呉羽君は必死の形相で、此方に向かい手を伸ばそうとしていた。明らかにムリヤリ撮られている。

 しかし……。


 いやーん、呉羽君がウサギの耳付けてるよぅ!

 はうぅっ、もう何でしょう……ギュ〜としたいです。いい子いい子したくて堪りません……。

 あ、そういえば、日向君もウサギの格好した事がありましたっけ……何なんでしょう、その時と今の違いは……。やっぱり呉羽君だからでしょうか、この胸キュン度合い……半端じゃないです……。


 そして次のメールを見ると、


『今送った写真は忘れろ! 同じバイト仲間の悪ふざけだ! できれば即刻、消去してくれ!』


 と書いてあった。


 そ、そんなっ、消去なんてとんでもない! これは永久保存ですよ! 私の宝物にしますよ!


 そしてその後のメールには、こう書いてあった。


『メールと写真、サンキューな。オレもミカに会いたい。しかし、何でまたメイドに猫耳なんだ? いや、似合ってるけど……もしかして、バイトであんな格好になってんのか?

 ともかく、くれぐれも変態ヤローどもの目には、その姿絶対に晒すなよ? すげー危険だからな!

 それと、寝転がって撮るのはもう勘弁してくれ……すげー破壊力だから。後、ちゃんと撮り直したやつ送るからな。前の写真は絶対に消すんだぞ!』


 呉羽君にしては結構な長文だった。


 最後にこんな念まで押すなんて……。でももう、永久保存にすると決めてしまいましたからね!

 それと、やっぱり寝転がりながらは駄目でしたね……でも破壊力って何がでしょうか……?


 それから私は、呉羽君が取り直したという写真を見て、思わず笑ってしまった。

 何故なら、何ともぎこちない表情で、緊張しているのがありありと分かった。自分で自分を撮るというのは、あまり経験が無いのかもしれない。


 でも、凄く呉羽君らしいですね。

 呉羽君もやっぱり、会いたいと思ってこの写真を撮ったんでしょうか……?

 だって今、ますます呉羽君に会いたくて仕方ありません……。


 私は携帯をギュッと胸に抱き締めた。

 そして数秒後、私はある事に気付きハッとした。

 ウサギの耳をつけた呉羽君の写メールを見つめる。


 ちょっと待ってください? 何で彼らは、呉羽君の携帯を取り上げているんですか? そして何で彼にウサギの耳を付けようと思ったんですか?

 それって、それって……もしかして見たんですか? この人たちは、私のあの猫耳メイドの姿を見てしまったんですか?


 ………チーン。

 いーやー、呉羽君だけならまだしも、全くの赤の他人に、こんな恥ずかしい格好を見られてしまうなんてー!!

 ううっ、早くDVDを手に入れて、メイドの格好とはおさらばしたいです……。



 そうして、そんなこんなで、私は呉羽君のウサギの写真を力に変え、運命の日を迎える。

 目的の品、武士ギャラクシーのスペシャルDVD BOXをこの手にする事ができたのだ。


 後はこれを呉羽君に渡すだけ、やっと私は、呉羽君に会う事が出来るのです!

 ヤッタネ♪



最初は、携帯で執筆しておりました。携帯はちょっと時間がかかりますね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ