ペン習字を極めよう
最近、毎日ペン習字の練習をしている。
練習帳のお手本をなぞって書き、お手本を見ながら空白のマスに書き、の繰り返す。
ひらがなが超絶に難しい!
カタカナも難しい!
シンプルなだけにごまかしが効かない!
なんでそんなことをしているかと言うと、FXをスワップに切り替えてから普通のノートに日々のポジション量やら損益、その日の値動き、スワップの増減を書き込み、為替手帳(探したらFX専用の手帳があった! カレンダーに各国の経済指標の発表日がこまこまと書いている。テクニカルよりはファンダメンタル向けの手帳で、予定を書き込むのではなく為替がどう値動きしたかと書き込んでいく手帳)にUSDの値動きを書き込んでいるのだけど、後で見直すものに汚い字で書き込んでいるのが嫌になって字をきれいしようと思い立った次第。
投資ってすごいぜ。
今まで生きてきて、別に字なんて読めればいいじゃんと思っていた俺にきれいな字を書かせようと思わせるなんて。
そこで幾つかの発見あり。
最初の一筆目を間違えるとあとで修正が効かない。
最初にポジション持ち間違えると後で修正が聞かず、損益が拡大していくように。
ほれ、日経ダブルインバースを仕込み間違えて拡大していく損益にやむなく損切りしたように。
間違えたらもう書き直すしかない。
ポジションも間違えるのはいい。間違えるのはいいんだけど、あとで修正効かないんだからさっさとポジション解消せねばならない。
そういう意味で俺には圧倒的に早さが足りない。
それと最初の一筆目を入れるときには、どういう形で書き終えるかあらかじめその形が俺の内にないといけない。
なんとなく書き始めてもバランスが崩れる汚い字になるだけ。
書き始める前に書く字は内で完成していなければならない。
ポジションも同じ。
なんとなくポジションを持つから振り回させる。
字を書くときと同じようにエンターからイグジットまで形を作ってから、ポジションを持つ。
間違っていたらそれは修正効かないから可能な限り早くポジション解消する。
そういや初心者向けのFX本にもエンターからイグジットまで明確なイメージを持つことって書いてあったなあ。
あれはそういうことだったのか。
うーん、毎度のことだけど理解が遅いな。
そして字の美しさとは重力に対する直感的なバランスのよさである。
下方向の力に対して無理なく直立するバランスのよさが字の美しさである。
Pみたいな例外もあるけどさ。
投資のポートフォリオに求められるのも同じく重力に対する直感的なバランスのよさだよな。
暴落という下向きの力に対して無理なく直立できるかどうか。
単純な幾何の美しさとは重力に対するバランスのよさだから、あらゆる物に応用が効くんだな。
人類が無重力で世代を重ねるようになったら、また違った美しさとバランスが生まれるんだろうけど、地球で生活している以上これは不動だよな。
書いてみると当たり前のことだけど、ペン習字で当たり前のことを再認識できたぜ。
それぞれ再認識するものが違うはずなので皆もペン習字やるべし。