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そのエルフさんは世界樹に呪われています。  作者: ぷぺんぱぷ
短編 ハッピーライフで世界は回る
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9.犬は何でも知っている

「「乾杯」」


 コンッ……

 木のコップが当たる音が響いた。


 コップを当てたのはアレクとカイ。

 今、二人は久しぶりにランデルの飯屋で盛り上がっているところだ。


 かたや勇者でビルヒルト伯爵、かたやエルフを導くあったかご飯の人。

 互いに各地を飛び回る事の多い二人だが、予定が合えば酒宴もする。

 そして二人は夜通し語り明かすのだ。


「ぷはーっ、やっぱこれだよこれ。システィの取り寄せるお酒は美味しいんだけど上品過ぎるんだよね」「確かに。あの頃に戻れる酒だな」


 飲み干した二人が笑い、互いに酒を注ぎ合う。

 コン。

 再びコップが音を立てた。


「そういえばカイの家はお酒飲む? 飲むなら今度システィに頼んで美味しいのを選んでもらうけど」

「頼むよ。昔は発酵だと思ったら腐敗でひどい目に遭ったとか酔いの感覚が食中毒を思い出すとか散々だったんだが、今はエルフも酒好きだからな。エルフを導くついでに酒を買って帰るとエルネの長老がとても喜ぶ」

「あー、エルネの料理人長老か。あの人の料理もとても美味しいよね」

「美味しさの秘密はちょっぴりの祝福だそうだ」

「そんな所にも祝福が」

「いや、たぶん冗談だぞ。アーの族の祝福じゃ食材を新鮮にするとかできないし」

「料理は愛情と同じだね」

「酒といえば、マオがボルクで酒造りの指導をするらしい。ダーの族のダークエルフは発酵のエキスパートだから、ボルクの里は酒造りの聖地になるかもしれない」

「それは今から楽しみだね」「だな」


 酒を手に笑う二人のテーブルに近付く足音。

 おかみさんだ。


「はいよ。つまみお待たせ」


 ドン。

 テーブルに篭が置かれる。


「アレク伯爵様、今宵はようこそわが店にお越し下さいました」

「やだなぁおかみさん。アレクでいいですよアレクで」

「そうかい。じゃあアレクにカイ、ゆっくり楽しんどくれ」

「「はい」」

「それにしてもアレクが伯爵様かぁ。私の目も大したものだ」

「おかみさん、アレクが貴族か王になるんじゃないかと言ってましたからね」

「そうさね。そしてアレクは今や伯爵様。これで王になったら私は神の使いだね」


 胸を張るおかみさんにいやいやと手を振るカイとアレクだ。


「いやいやこれ以上神絡みの厄介事は困ります」「今も色々大変だもんね」

「なんだい。まるで聖樹様やベルティア様と知り合いみたいな言い方して」

「「ぶっ……」」

「ああもう何吹き出してるんだい汚いねぇ。タオル置いとくよ」


 おかみさんが去って行く。

 そしてボソボソと会話を始めるカイとアレクだ。


「おかみさんは時々妙に鋭いな」「カイ、また何か祝福をぶちかまされたんじゃ……」「それなら言った直後に現実になる位やらかすだろ。相手は超絶ハイパワーだからな」「それもそうだね。でもこの会話聞いてはっちゃけるかもよ?」「話題を変えるぞ!」「うん!」


 二人の酒宴は続く。

 飲み、食い、笑い、語り、歌い、騒ぐ。

 夜が更けても二人の酒宴は終わらない。




 そして……




 くあぁ……わふん。

 旧ランデル聖樹教教会礼拝堂。

 現ミルト・フランシス家の居間の床で寝そべりながら、エヴァンジェリンは遠くの会話を聞いていた。


 カイとアレクは相変わらず仲良しわふんね。


 心でエヴァは呟く。

 夜は暗く、そして静かだ。

 エヴァを撫でてくれたミルトももう床につき、静かに寝息を立てている。


 飼い主もエヴァを放し飼いだ。

 大竜バルナゥの祝福を受け会話も出来るエヴァはもう私だけの飼い犬ではないと言い、エヴァの好きにさせてくれている。


 ここはランデル。自らの足で立つ町だ。

 だから犬でも自らの足で立てるなら自由にしても良い。責任が取れるならば。


 飼い主はそうエヴァを諭し、エヴァは頑張るわふんと町で自由に暮らしている。

 昔からの町の人は皆顔見知りで、何かとエヴァを支えてくれる。

 何かを手伝い、ご飯をもらい、時に泊まらせてもらう日々。

 はじめの頃はうまく行かずに飼い主の所でご飯を貰っていたが、今は甘えに戻る事しかしない。


 そして自分で働いて、初めてカイの苦労がわかったエヴァだ。

 仕事がない、うまくいかない、報酬が少ない、お腹すいた。

 しょぼくれた顔にもしっかり理由があったのだ。


 カイも頑張ったわふんから、お姉ちゃんも頑張るわふん。


 カイとアレクの酒宴を聞きながら、決意を新たにするエヴァである。

 耳は遠くのマナを聞き、鼻は遠くのマナを嗅ぐ。

 祝福を受けたエヴァの感覚は犬を大きく凌駕する。

 だらしなく寝てはいるがエヴァは今も頑張っているのだ。


 ……なかなか良い匂いわふん。明日食べに行くわふん。


 遠く、耳をすませばマオはまだ心のエルフ店で明日の料理の下ごしらえ中。

 じっくりコトコト煮込まれた料理から漂うマナを味覚に変換するのも朝飯前。

 そして店の外では開店待ちなのだろう、数人のエルフが香りをおかずにご飯を食べている姿を見るのも朝飯前。

 ついでに幼竜マリーナを知覚するのも朝飯前だ。


「あぁ、この香り素晴らしい」「ご飯のうまさが引き立つな」「明日は憧れの心のエルフ店に一番乗りだ」「皆、ハラヘリの準備はいいな?」「「「当然」」」『あらあら』


 彼らは食への執着半端ない。

 何があろうとマオを守ってくれるだろう。


 ……エルフ店の警備はいつも万全わふんね。


 エヴァが意識をランデルの中に戻すと、健やかな寝息が聞こえてくる。


「「「ぷぎょー」」」


 カイの子イリーナ、ムー、カインだ。

 そしてご飯を食べながら語り合う妻三人。

 皆、ビルヒルトの領主別館に宿泊中なのだ。


「カイとアレクは楽しんでいるえうか?」「だいじょぶ。あの二人は超仲良し」「でもどんな会話をしているか気になりますわね。アレク様も妻と子を持つ身ですから家族自慢かもしれませんわ」「惚気えう。惚気えう!」「むむそれは聞きたい是非聞きたい」「明日の夜に花を摘み合いながらじっくり聞きましょう」「えう」「むふん」「ですがその前に朝の芋煮ですわ」「一日寝かせた奉行芋煮は傑作の予感えう」「エルトラネの可変鍋でしこたま作ったむふん」「後でお世話になった皆様にもお裾分けですね」「アレクはカイと食べるえう」「ルーキッドとカイルにカイト」「システィ様は今領館にご宿泊と聞きました。あとはミルト様にマオ様、いらっしゃればソフィア師匠とバルナゥにも」「ひいばあちゃんにも残しておかないと」「む」「ですわ」

「「「でもまずはエヴァ姉さん」」」「えう」「むふん」「ですわ」


 明日はまずここに行くわふん。


 三人の会話を聞きながら、エヴァは絶品芋煮の味を嗅ぐ。


 明日はカイ達と共に朝食を食べて、マオの店で昼食を食べるわふん。

 夕食はどうするわふんか……


 エヴァが意識を領館に向けると、ルーキッドはまだ仕事中。

 彼の仕事は日を追う毎に忙しくなっていく。

 もふもふの時間も絶賛削減中だ。


 この前の陳情は届いたわふんか、そろそろ人を入れる頃合いわふんよ。


 エヴァは鼻を鳴らしてマナを見る。


「ルーキッド様、そろそろお休みになられては」

「今のランデルは忙しいからな。私の都合で物事を遅らせればそれだけ皆が苦労する。特に農産物のブランド化は他領に出し抜かれる前に確立しておきたい」

「しかし」

「明日早くに予定がある訳ではない。このランデルの発展もやがては落ちつく。それまでの辛抱だ」

「……やはり領兵と役人の早急な増員が必要でございますね」

「そうだな。学校の成果を待てる程、悠長な問題ではなかったか」

「それに関してでございますが、ご子息様に会うためにご宿泊中のシスティ様からご提案があるそうです」

「そうか。とにかく今は頑張るしかない。倒れるような事になってもミルトやソフィアもいる。バルナゥからも色々貰っているからな」


 それはやめるわふん。

 くそまずさに魂が削れるわふんよ。


 絶好調で卒倒する狂気の血肉を思いだし、エヴァはピスピス鼻を鳴らす。


 ルーキッドのすぐ近くには、システィがカイルとカイトと就寝中。

 カイルとカイトは母に抱かれてご満悦。

 システィも子の温もりにすっかりご満悦だ。


 ……不意打ちされたらおしまいわふんね。そろそろ頑張るわふん。


 エヴァは起き、わふーんと大きく伸びをする。

 そしてマナを操り扉を開き、夜の町へと駆けていく。


 このランデルは心の読める回復魔法使いが大勢住む聖樹教の本拠地だ。

 あからさまな悪人を町に入れる事は無い。


 しかし人は皆、良い心と悪い心を持つものだ。

 当たり前にあるものを全て防ぐ事など出来はしない。


 そしてランデルの発展の中で踊る金と利権に人は無関心ではいられない。

 欲はやがて心に芽吹き、やがて大輪の花を咲かせるのだ。

 それが良い花であればやがては大成するだろう。

 しかし悪い花であれば……事前に摘み取るだけである。


「わふーんっ!」


 目をマナに輝かせてエヴァが吠える。


「げっ!」「エヴァンジェリン!」「喋る犬か!」「なぜ気付かれた!」


 夜の闇にまぎれて蠢く者達が驚愕に叫ぶ。

 夜盗共は知らないだろうがエヴァはランデルの森近くまで知覚できる。

 どれだけ忍ぼうがランデルの町の中など筒抜けなのだ。

 エヴァはいつものように軽快に歩いて夜盗達の前で座り、尻尾を振った。


「今、そこの家に盗みに入ろうとしていたわふんね?」「……」

「今なら気の迷いで見逃してやるわふんよ?」「……わかった」

「それは良い心がけわふん。明日からは真面目に働くわふん」


 夜盗があきらめればエヴァは寛大だ。

 元々ランデルの中で芽吹いた程度の悪の花。そこまで悪しきはずもない。

 しかし時には摘み取らねばならない程の者もいる。


「くらえっ!」「わふんっ?」


 すでに屋根に上っていた夜盗が剣を構えて空を舞う。

 鋼鉄の剣がきらめき、狙い違わずエヴァの脳天を直撃した。

 後の事を考えない捨て身の攻撃。


 しかし、ただの剣がエヴァに届くはずもない。

 触れた直後に切っ先は砕け、剣はエヴァの体表をつるりと滑って地に激突する。

 剣は地に突き刺さり、夜盗は無様に地を転がる。

 そしてエヴァンジェリンは何ともない。


「心の芋煮鍋でも使わないと届かないわふんよ」「な、鍋?」


 普段はただの喋る犬。

 しかしその正体は大竜バルナゥの祝福を受け、ダンジョンの主すらこなす怪物と並び立つ者である。


 勇者が戦うべき者に、そこらの夜盗ごときが勝てる訳がないのだ。


「一度は止めたわふんよ?」


 エヴァンジェリンは立ち上がる。

 瞳はマナに爛々と輝く。怒っているのだ。


「……ゆ、許してくれ」「ダメわふん」


 二度目は無い。

 エヴァは夜盗をぶちのめす。

 鎧袖一触。前足チョップで夜盗は皆地に倒れ伏した。


「今日も色々大変わふん。ランデルは最近大変わふん。皆欲深いわふんね」


 夜の闇をエヴァは駆ける。

 怪しい動きをする者にわふんとついて回り、領館に忍び込もうとする他領の密偵をわふんと止め、ルーキッドにもう寝ろわふんと吠え、カイとアレクの酒宴に乱入してわふんと騒ぎ、酔い潰れた二人をビルヒルト領主別館に送ってミリーナ、ルー、メリッサに朝食の約束を取り付ける。


 そして日が昇る頃、エヴァは領兵詰め所に今日の成果を引きずり現れるのだ。


「おぉ、エヴァ」

「悪い奴を連れて来たわふんよ」「いつも悪いなぁ」「わふんっ」


 領兵に頭を撫でられてご満悦なエヴァである。


「お前のおかげで他の集落に人を回せるよ」「昼はバルナゥにビルヌュ、ルドワゥ。夜はエヴァ。さらに門には聖樹教。ランデルの町の守りは鉄壁だ」「最近はランデル以外の集落も盗賊の被害が激減したからなぁ」「そっちはエルフの巡礼効果だな」「いやぁ、平和っていいなぁ」「楽だもんなぁ」

「ルーキッドが楽になって万歳わふん」


 領兵達は代わる代わるエヴァを撫で、もふもふを堪能する。


「そろそろ朝食の時間わふん。報酬はいつも通りに頼むわふん」

「おう。しっかり報告しておいてやる」


 日が完全に昇りきった頃、エヴァは詰め所を後にする。


 今日も悲劇を未然に防いだわふん。

 ランデルはお姉ちゃんに任せるわふんよ。


 道を歩くエヴァは誇らしげ。

 ランデルの頼れる番犬、エヴァンジェリン。

 人を助け、人からご飯を貰い、人の為に働く。

 これが今のエヴァの仕事だ。


 道行く人が困っていれば話を聞き、荷物が重ければ手伝い、危なければ助ける。 報酬は主にご飯だ。


「お、エヴァ姉おはよう」「昨日は送ってくれたんだよねエヴァ。ありがとう」

「二人とも飲み過ぎは良くないわふんよ」「いやぁ面目無い」「というかカイは回復魔法使えるじゃないか。へべれけになる前に使えば良かったのに」「いやぁ、たまにはへべれけもいいもんだよ」「何かあったら妙な祝福を受けるわふんよ?」「「それはまずい」」

「今日の朝ご飯は傑作えう」「む。傑作、超傑作芋煮」「さぁカイ様、アレク様、そしてエヴァ姉様。私達の渾身の奉行芋煮をご堪能下さいませ」

「わふんっ」「「「ぶぎょーっ」」」


 置かれた芋煮にエヴァはかぶりつく。

 エヴァンジェリンを動かしているのは善悪ではなく、欲だ。

 ミルトの家で寝そべりたい。

 ルーキッドやカイル達にもふもふされたい。

 カイやアレクにお姉ちゃん風吹かせたい。


「お、味見に来たかエヴァ」「わふん」

「今日のはなかなかの自信作だ。心して食え」「マオのご飯はいつも美味しいわふんよ」「嬉しい事言ってくれるなぁオイ」「わふんっ」


 そしてマオや皆とご飯を食べて笑いたい。

 ランデルの平和とかはエヴァにはどうでも良い事だ。

 好きな者と戯れる時間を守るために頑張っているのである。


「陳情は聞いたぞエヴァ」「いいわふんか?」

「撫でるのは私も嫌いではないからな。仕事しながらで良ければ構わない」「それでいいわふんよ」

「そして昨夜も色々世話になったようだな。礼を言う」「わふんっ」


 領兵からの報告書類にサインを書き込み、ルーキッドは机の上の貯金箱に白金貨を放り込む。

 エヴァの報酬はルーキッドの直接払い。

 領主自らが管理しているのだから間違いがあろうはずもない。

 竜を友に持ちエルフやオークと共に歩くルーキッドは、飼い犬だからとエヴァを適当にあしらう事も無い。


 こういう所がルーキッドの良いところわふん。


 用意された寝床に寝そべりエヴァはルーキッドに撫で撫でを堪能する。

 そしてルーキッドはエヴァを撫でながら仕事の続きだ。


「よしカイ。次は我がランデル領の法令に関する学習だ」

「なんで俺がこんな事を……」


 ルーキッドの視線の先、机に座り頭を抱えているのはカイ。

 そして横にはふふんと笑うシスティだ。


「いやー、ルーキッドが人手不足で困ってたから戦利品カイを融通する事にしたのよ。私ナイスアイデア」「このやろう」「何より素晴らしいのはカイ一人が学習すれば戦利品カイが皆賢くなるって所ね。超効率的即戦力大量生産よ」「このやろう!」「私を睨む暇があるなら一行でも法を暗記なさい。ルーキッドに迷惑かけまくりなんだからこの位の恩返しはしないとダメでしょ」「ぐぬぬぬ……」

「「「カイ、がんばれー」」」「お前らも少しは勉強しやがれ!」「「「カイがやれば俺たち楽だし」」」「というかカイスリーでもカイフォーでもいいからそいつに憶えさせて分割させればいいじゃんか!」「「「カイが憶えるのが一番効率的だからー」」」「俺みたいにぶん投げやがってこのやろう!」「「「がんばれカイワン!」」」「ワン言うな!」


 応援するカイズに怒鳴るカイである。


 相変わらずカイはシスティに頭が上がらないわふんね。


 撫でられながらエヴァは笑う。


「安心しろ、ちゃんと報酬は出してやる」「当たり前です。俺の学習はカイズの教育料金として請求しますので」「いや、働く戦利品達の報酬の話だが」「それはカイズにお支払い下さい。俺が稼いだ金じゃないので」

「お前も変わってるな」「ルーキッド様こそ」


 二人もフフフと笑い合う。

 カイはその後一ヶ月、システィとルーキッドに一通りの事を仕込まれて解放され、カイズはランデル領で働く事となった。


 後に覆面さんと呼ばれるランデル領の役人の誕生である。

 さすがにカイの顔でそこら中を歩き回られては面倒だと、覆面を用意したのだ。

 ここはランデル。

 竜やエルフやオーク、喋る犬を受け入れてきた領地は覆面程度は気にしない。


 覆面さんは領館や役場の外には決して出ない。

 ルーキッドも覆面さんの雇用にあたり、領館や役場の外で仕事をする事は絶対にないと領内にしっかりと広めている。

 だから覆面詐欺はすぐ捕まり、やがては完全に根絶された。

 こうしてランデル領は人材がそろうまでの数十年、覆面さんが黙々と働き続ける事になる。


「いや、人手が多いと楽で良い」「撫で撫で幸せわふんっ」


 そしてエヴァは余裕の出来たルーキッドの撫で撫でを堪能するのだ。

 幸せわふん、であった。

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世界樹エルフ
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