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そのエルフさんは世界樹に呪われています。  作者: ぷぺんぱぷ
11.不本意に輝く男、世界を駆ける
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11-5 芋煮風呂は家族の絆

「ベルガ、後は頼んだぞ」「ああ」


 グランボース聖教国、どこかの壁の外。

 メリダの里を解放したカイは、呼び出したベルガと別れの挨拶を交わしていた。


 アーの族、ホルツの里のベルガ・アーツ。

 アレクとシスティが統治するビルヒルト領のエルフ側の代表者だ。


 エルフに関する諸問題はエルフで何とかしてくれと言うのがビルヒルト領の基本スタンス。いずれはエルフが主となる地なのだからとっとと村社会から脱却しなさいというシスティのぶん投げもとい政策の一つだ。


 今はシスティとアレクが補佐しているがやがてはベルガ自らエルフを率い、そして導いたエルフ達がベルガを補佐する事だろう。

 アトランチスの玄関でもあるビルヒルトは大竜バルナゥの庇護のもと、エルフの領地として独り立ちするのだ。


「アレクとシスティにもよろしくな」

「ああ。アレクはとにかくシスティは会う度にダメ出しされるからキツい」

「それは俺も変わらんな」「彼女は手厳しいな」「手厳し過ぎて困るわホント」


 苦笑いするベルガにそうだよねと心の底から同意するカイである。

 王女として生まれて幼い頃から勉学に励み、若くして国土を守る勇者となり死地で戦う彼女は今も命を張って戦い続けている。


 心折れて薬草採集ばかりしていたカイやご飯ちょうだいと土下座ばかりしていたエルフ達とは覚悟が全く違うのだ。


 尊敬はするが同じ事を求められてもなぁ……


 と、思う二人である。

 そんなベルガを見つめる、ふたつの熱視線。


「ベルガさんって、格好いいよね」「そうだね」

「あったかご飯の人がアレだから外のエルフは皆変人なのかと心配しちゃったけど、ステキな人もいるじゃない」

「普通って素晴らしいよねお姉ちゃん」


 いや、ベルガは妻子とラブラブだ。

 妙な荒波立てるなよ?


 背後で呟くアリーゼとノルンにカイは心でツッコミを入れる。

 メリダの里の皆からすれば初めて会う外のエルフ。

 興味津々なのは仕方ない。


 しかし、普通って素晴らしいよね。か。

 俺ら一家はやっぱり変人枠なんだな……


 と、心でトホホなカイである。

 結局、メリダの里はビルヒルト領に行く事に決めた。


 そこからアトランチスに渡るかどうかはアトランチスの住み心地次第だが、長きに渡り壁に囲われ人間達に搾取され続けた彼女達はアトランチスに渡るだろう。


 アトランチスは人間のいない大地。

 そこに希望を見出したからだ。


「あいつら、こんな美味しい料理を出さずに求婚してたなんて」

「私達なんてこの程度だったんだよお姉ちゃん」


 先日開かれた盛大な宴の際、アリーゼとノルンがぶつくさ呟いていた言葉だ。


 もはやメリダの里の皆は人間と関わりたいとは思っていない。

 関係が冷え切ってから接待しても逆効果。

 贅を尽くしたもてなしもなぜ今まで与えてくれなかったと愚痴を言いまくり、これまでの対価だとばかりに領主を無視してひたすら食いまくる始末。

 領主は肩を落としていたが因果応報。

 食べ物の恨みは深いのだ。


「黒竜ルドワゥ。戻りは徒歩となりますが、よろしくお願いいたします」

『構わぬよ』


 ベルガの言葉に同行していた黒竜ルドワゥが頷く。

 行きは数人だったので幼竜であるルドワゥの背に乗ってあっという間に到着したベルガ一行であったが、戻りは二百人を超す大所帯。

 ピストン輸送で数人ずつちまちま送るのは手間もかかるしメリダの里のエルフの不安が半端無い。

 皆で歩くしかないのである。


 まあエルフはイグドラに祝福された森の人。

 老いていようが人間よりもはるかに健脚。

 しかも今回は回復強化に強いハーの族のハイエルフ。

 国をまたぐ移動であっても楽勝だ。


 それを知ってか空間を渡れる父バルナゥはこれも良い経験と放置を決め込み、母ソフィアも行ってらっしゃいとにこやかに手を振る始末。

 しかしルドワゥにとって、放置は決して悪い事ではない。

 悪食を咎められないからだ。


『それはそれとして、このミスリルの壁は食べてもいいか?』

「どうぞ。竜の皆様が世界を守る一助としていただければ幸いでございます」

『ビルヌュも呼んでいいかな?』

「どうぞお呼びください。これから我らはこの地を耕し富ませていかねばなりません。このような壁は邪魔なだけでございますからな」

『感謝する』


 何とも毒の抜けた表情で領主が笑う。


 ……洗脳光線じゃねーかこれ。


 領主の何もかもふっきれたさっぱり笑顔に心で土下座のカイである。

 徹底抗戦されても困るが何もかも投げ捨ててもらっても困る。


 元々エルフをアテにした領地。

 エルフがいなくなったらどうなるかなど目に見えている。

 カイの後味、すげえ悪い。


「ベルガ……」「彼らが独り立ちするまでは、時々実りを育てに来よう」「すまん」「他のエルフに危害を加えられても困る。これも長の仕事だ……と、システィがな」「その一言は余計だベルガ」


 領主はとにかく追い詰められた人間達が暴れて国際問題になっても困る。

 かつては土下座でご飯を恵んでもらっていたエルフが今度は人間にご飯を恵む。

 諸行無常、盛者必衰。

 明日は我が身と気を引き締めるカイである。


『マリーナ、お前も食っとけ。普通の食事より血肉になる』

『あまり美味しくないんですよねもっしゃもっしゃ……まずい。やっぱりまずい』

『マナの多い物質などそんなもの。お前ちっこいんだからしこたま食っとけ』

『三年ほど前は私の方が大きかったのですがねぇもっしゃもっしゃ』


 壁にとりついたルドワゥとマリーナがミスリルに牙を突き立てる。

 竜の主食はマナだ。

 だから世界に存在する全てが糧になる。


 世界を守る盾として生を受けた竜は人やエルフとは根本的にマナ密度が違う。人やエルフが食べるような食料ではあまり腹の足しにはならないのだ。

 バルナゥはエルネの森を狩り場にしていたが、あくまであれは嗜好品。

 主食はダンジョンから吸い上げられたマナと、それを蓄えたミスリルや宝石、魔石だ。


 目が飛び出るほど高価なこれらを食い散らかすので人間の金銭感覚を持つ母ソフィアの小言が半端無いのであった。


「ではカイ、我らは出発する」「国境はちゃんと通過しろよ?」「当然だ。後でシスティがうるさいからな」「マジで雷落とすからなぁあいつ」

『壁は後で食いに来るからな?』「いつでもお越しください」


 一応バルナゥ不可侵条約加盟国の国境だけは正規の手続きで通過している。

 聖教国は条約に署名していないのでカイもベルガもどうでも良い。


 元々システィにそうしろと言われているからやっているだけの事だ。

 カイもベルガも国際問題よりシスティの雷の方が怖いのである。


「ベルガ、またビルヒルトで会おう」「ああ」

『マリーナ、全部食べるなよ?』『こんなまずいもの完食する訳がありませんもっしゃもっしゃ』『食ってる。めっさ食ってるよお前』『もっしゃもっしゃ』


 手を振って去って行くベルガ一行にカイ達も手を振り返す。

 メリダの里の皆もカイ達に会釈してベルガに続く。

 彼らは解放された喜びと新たな地に行く不安に微妙な表情をしているが、皆立派なハーの族だ。ビバ・ポジティーブで乗り切っていく事だろう。


「眩しすぎる人だったねお姉ちゃん」

「憧れは憧れのままにしておくのが幸せって事ね。感謝はするけどぺっかーはないわぺっかーは……」


 いや、聞こえてるから。


 去り際のアリーゼとノルンに苦笑いのカイである。

 仕方ない事だがこんな風に言われてしまうとしょぼくれてしまう。

 カイは小心者だからだ。






「ふぅーっ……」


 その日の夕方。

 カイは湯船で今日の疲れを癒していた。

 カイ一行の入浴は大体が川の近くで露天風呂だ。

 マリーナが地を食らって穴を作り、ブレスで表面を固め、川の水を流し込み、ブレスで熱して清め、無の息吹で適温にして入る。


 ミリーナ、ルー、メリッサは晩ご飯を煮込んでいる真っ最中。

 贅を尽くした宴の料理に負けないカイ芋煮を作ると意気込んでいたが、ひたすら煮込んだだけのカイの芋煮が太刀打ちできるはずもない。

 普通に美味いカイ芋煮を作ってくれる事だろう。


『いい湯ですねぇー』


 ざぶーん……

 カイと一緒に湯船でくつろいでいるのは幼竜マリーナだ。

 多少深めに湯船を作っているため湯はあふれないが、マリーナの体の分だけ水位は上がる。

 だからカイは湯船に適当な岩を持ち込んで、そこに座って入浴していた。


 竜と風呂に入るなんて俺ら一家とソフィアさん位だろうなぁ……


 カイがしみじみマリーナを見つめると、マリーナは何を勘違いしたのか首を伸ばして主張する。


『ミリーナにはひいばあちゃんと呼ばれてますが、今は私も雄ですから』

「いえ、そんな事は考えてませんよ」

『男同士の裸の付き合いです』

「楽しんでますね」


 相変わらずのマリーナにカイは笑う。

 竜は雄しかいない代わりにどんな生物とも子を作れる超生物。

 前世がミリーナの曾祖母であろうが今は雄だ。


 まあ、竜の雌雄がどうであろうがカイにとってマリーナは妻の曾祖母。

 何とも居心地が悪い。

 そんな様子でカイが湯船に浸かっていると、マリーナが再び首を伸ばしてきた。


『カイ』「はい」

『あの二人の言葉にしょぼくれる事はありませんよ』


 やっぱりお見通しだったか。


 と、カイは苦笑する。


『彼女らは何もしていないのに呪いが祝福になっていた、いわば傍観者。ミリーナ、ルー、メリッサや私のような当事者とは違います。貴方に向ける感情が違うのは当然のことなのですよ』

「そこはわかっているんですが」

『わかっているなら改めなさい、妻達がしょぼくれます』「すみません」


 神の世界でマリーナがミリーナを見た近くにカイがいたのが全ての始まり。

 そしてミリーナに掟を破らせまいとマリーナがカイを人柱にしたのが今のカイの人生を決めている。


 マリーナが見ていなければ全てはすれ違い、カイも妻達も別の者と人生を歩んでいた事だろう。

 神に目を付けられ理不尽に輝く事も無かっただろうが。


『わからない人がいても良いのです。そこを気にし過ぎても仕方がありません。わかってくれる人を大事になさい』「はい」


 普段はご飯ご飯とうるさいマリーナだが、さすがはエルネの里で長い間姐さんと慕われていた者である。


 言葉には人生に裏打ちされた重みがある。

 カイが静かに頷くとマリーナは満足して頷き返し、煮込みと格闘しているであろう妻達の方を見た。


『ほら、ミリーナ達が励ましに来ましたよ』

「ミリーナも裸の付き合いえう。行くえうイリーナ」

「ルーもムーも入る。がっつり入る」

「私メリッサとカインもカイ様と一緒に入りたく思いますわ。そぉーれっ」

「「「ぶぎょーっ」」」


 ざぶん、ざっぶーん! ざぶーん……

 身体の大きさの違いだろう。三者三様の音に湯船が踊る。

 カイ一家、今日も裸の付き合いだ。


「晩ご飯は美味しくできたか?」

「えう? ミミミリーナはカイの芋煮が大好きえうよ」

「ル、ルルルーも同意。あの味こそ至高」

「そそそうですわ。カイ様の妻たる私達があんなものに心奪われてしまい申し訳ありません」

「「「ぷぎょ」」」


 あー、やっぱり超えられなかったか。


 目を泳がせて言う妻達にカイは苦笑する。

 しかしそれで良いのだ。

 ひとつでないからこそ、色々楽しめるのだから。


「美味しさはひとつでなくてもいいんだよ」

「えう」「む」「そうですわね。それぞれの良さがありますわね」

「だからカイも気にする事ないえうよ」「しょぼしょぼしない。胸を張る」

「その通りですわ」

「あー、やっぱお前らもわかってたか。すまん」


 妻達の言葉にまた苦笑いのカイだ。


「大体あんなぽっと出にカイの良さがわかるわけないえう」

「む。カイと苦楽を共にした私達だからこそわかる。超良くわかる」

「そうですわ。生を受けて百八十年? 私達の苦悩を救ってくださったカイ様の尊き戦いの数々。それを共に戦ったからこそ私達はカイ様を夫に決めたのでございます。あんな『良くわからない内にピーが治ってました』なんて方々にカイ様の偉大さが理解できる訳がありませ「「長い」」あうっ……すみませんすみません」

「カイが輝きに苦しんでる事は、妻達が一番良く知ってるえうよ」「む。悪いのはベルティア」「そうですわ。全部、ぜーんぶ神様が悪いのですわ」

「……ありがとな」


 うちの嫁可愛い超可愛い。

 惚気を新たにするカイである。


「大体ミリーナ達に並び立つならそれだけの者でないと嫌えうよ」

「む。私達がこの方ならばと思える人でないと駄目」「ですわ」

「たとえば?」


 カイの問いに三人が口をそろえる。


「「「エヴァ姉さん」」」

「……」


 いやー、確かにエヴァ姉はいい女だけどその気は無いなぁ。


 と苦笑いのカイである。


「でもエヴァ姉さんとはもうラブラブえうね」

「む。姉さんとカイはずっと前から裸の付き合い」

「ランデルを訪れれば、カイ様は愛撫し放題ですものね」

「もふもふとかなでなでと言ってくれ」


 まあ間違いではない。

 エヴァンジェリンは犬だから。


「ではミルトえう?」「マオと争うのか? あの万能趣味人勇者に?」


 ちなみに今、ミルトとマオは交際中だ。

 歳も立場も気にしない、自由過ぎる二人であった。


「システィ?」「俺を殺す気か!」

「ソフィア師匠はどうですか?」「バルナゥがスねるぞ」


 というかどっちも人妻だ。


 俺に寝取れというのかこいつらは。


 と、カイが視線を向けると三人はえうむふんふんぬと胸を張った。


「なら誰もいないえうね」「カイの妻の座は安泰万歳」

「カイ様はずっと、ずっと私達と一緒でございます」


 子供達を抱きながらカイに抱きつく妻三人。


 そういえば、ミリーナと出会った頃にうっかり覗いてしまったな。


 カイはミリーナの水浴びを覗いた事を思い出す。

 駄犬と呟く日々だった。


 今のミリーナの美しさはあの頃とは比べ物にならない。

 二人の思いがしっかりと結びついているからだ。

 それはルーやメリッサも一緒。

 共に苦難を乗り越えたからこそカイと三人の心は結ばれ、三人の子宝に恵まれたのだ。


 あぁ、お前らにはいつも助けられっぱなしだ……


 抱きつく妻達の鼓動に心を委ね、カイは静かに感謝する。


「よし。今日は奮発して芋煮風呂だ!」

「「「ぶぎょーっ!」」」

「やるえう!」「芋なら私メリッサにお任せですわ。芋畑ふんぬぅ!」

『では、煮込みと味付けは私が』

「あとはペネレイ。カイ摘んで摘んで」

「おう!」


 ポポムポムポム……

 ルーの背中に相変わらずの見事なペネレイが傘開く。

 カイやミリーナ、メリッサではここまで見事なものにはならない。

 カイは感謝と共にルーの背からペネレイを摘む。


 ミリーナとメリッサは素っ裸で畑仕事。

 そして収穫した芋をマリーナがマナブレスで煮込み、無の息吹で適温にして風呂に流し込む。


「「「ぶぎょーっ!」」」


 芋煮風呂に子らの喜び半端無い。

 芋と共に浮かび、共に沈み、流れのままにくるくる回る。


「ぷぎょ」「ぷぎょー」「ぶぎょ」


 芋煮時代を思い出しているのだろう。

 イリーナ、ムー、カインは皆満足笑顔だ。

 それを見るカイ、ミリーナ、ルー、メリッサも満足笑顔だ。


「子供達も喜んでいるえう」「むふん。芋煮万歳超万歳」「子供達はカイ様の芋煮が本当に大好きなのですね」

「そうだな……ありがとう」


 芋煮主と芋煮達。

 カイの子となるために異界で戦い抜いた三人にカイは感謝の言葉もない。


「俺達も芋煮気分を満喫しよう」「えう。イリーナに学ぶえう」「教えてムー」「カイン、こうですか? 芋煮とはこうなのですか?」

「「「ぶぎょーっ」」」

『あらあら』


 妻達とカイは子に習い、湯船にプカプカ浮かんで回る。

 芋と共に煮汁に抱かれてゆったり回る。

 なるほどこれが芋煮の気持ちかと身も心もほっこり満足。


「いい夜だ」

「夜空が綺麗えう」「む、流れ星」「天の川が素晴らしいですわ」

『その星々の先にあるのはカイのストーカー神達が凝視する神の世界ですね』

「「「「それは聞きたくない」」」」

『あらあら』

「「「ぷぎょ」」」


 心身共にリフレッシュな芋煮風呂を一家は夜更けまで堪能する。

 そして次の日。


「よし。次の里に行くか」

「えう」「む」「はい」


 カイ一行は出発する。

 風呂の跡地はこんもり山盛り花畑。

 そのうちエルフの誰かが石碑を建てに来るだろう。

 こうしてあったかご飯の人の巡礼地は広がっていくのである。


 なお、芋煮風呂は皆で(主にマリーナが)美味しく頂きました。

 かければ何でもすっきり清潔。回復魔法万歳。

誤字報告、感想、評価、ブックマークなど頂ければ幸いです。


やっとこさ書籍化分を終わりまで書けました。

ファイルサイズ計算ですが五万文字ほど増えたようです。

こんなのを更新と平行して出来るとか作家さんすごいよ。

さあ、推敲と修正がはじまるよー。

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一巻発売中です。
よろしくお願いします。
世界樹エルフ
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