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第7艦隊の航路  作者: 七瀬
修学旅行
5/6

接敵

伏見稲荷大社付近

[あ、いたいた、待ってー]

七瀬は少し遅れてバス停でみんなと合流した

[遅いぞー、なあ、本当に力もらったのか?]

そう聞かれると、七瀬は自信満々にこう言った


[うん、今は使えないけどそれっぽいのをもらったよ]

と言い、智之は残念そうな顔をしながら静かにバス停を待った。


数十秒後、バスが到着し、全員中に入って行った、途中、遅れたであろう体格の大きい男性が急いでバスに入り、七瀬の席の後ろに座った。

全員座り、バスが発車して少しした時、軽く後ろの人の手が七瀬の方に触れ、七瀬は眠る様に目を閉じた.


七瀬が目を開けると、中世の街の様な場所である人と対峙していた。相手はバスに駆け込み、七瀬の後ろの席に座った体格の大きい男が、片手剣と盾を持ち、立っていた。七瀬が悪魔に襲われたと理解するのにそう時間がかからなかった。


そうして七瀬がM2を両腕に装備しようとすると、対峙している男が話始めた


[何が起こってるかわからない様な顔をしているなぁ?教えてやろう、ここは俺の意識内だ、そして俺はお前を殺す、そうすれば、お前は1週間も立たずなんらかの方法で死ぬ、もちろん現実に戻れば覚えていないがなぁ!精々俺の的となって死にな!]


そう吐き捨てる様に言い、走って接近してきていた

それをみると七瀬は瞬時に50口径12.7ミリM2ブローニングを両腕に装備しようとしたが、通常の50口径では長すぎて、攻撃しにくくなると考え、25口径に変更したM2を装備し、片腕で敵の攻撃を受け止め、即座にもう片方のM2で敵の胸部に向かって射撃、敵は戦い慣れしているのか驚いた顔をしながら瞬時に盾を構え、防御体制をとったが、盾は本来剣や、弓を防ぐ物であり、25口径に縮小したブローニングでも容易く貫通し、敵の胸部に命中、敵の顔が一気に苦しくなり、一瞬で後退し、10メートル程度下がった。


[ぐぁぁぁ…貴様、神の使いだったのか…だが、まだだ、フン!]

そう言うと敵の鎧は大きく、厚くなり、素材が変わり、一見固そうと感じるほどになっていた。


それをみた七瀬は25口径のM2でもなんとかなると考えたが、念の為40口径50ミリ砲を取り出し、右腕で構え、照準し、敵の胸部に向かって飛んでいき、敵は先ほどと同じ防御体制を取り、50ミリ砲は真っ直ぐ胸部を捉え、命中、金属と金属がぶつかる音の後、グロい音と共に敵は爆発四散、影も形も残らず消滅した。


その後、気づいたらバスの中におり、後ろの席には誰も乗っておらず、バスのチケットだけが置かれていた。


その後、バスを降り、東寺に行き、見学した。

道中、榛名さんが少し距離をとっている気がしたが気のせいだとして無視し、無事終わり、バスに乗り駅に到着し、京都行きの列車に乗った。


中は朝とは変わり、満員と言うわけではないが、座席がほぼ埋まっているぐらいの人が乗車しており、なんとか全員座席に乗り、列車は出発した。

そんな中、実があることを言った

[なあ、なんか速度早くない?]


そう言われ、全員窓の外を見ると、朝の2倍程度の速さで進んでおり、不審に感じた智之と七瀬は車掌室へと足を進め、車掌室を見ると、至って普通だったが、速度メーターを見ると時速400キロを超えており、それをみた七瀬と智之は緊急事態だと判断、智之は警察に通報し、七瀬はドアの窓ガラスを全力で叩き割り、ドアを開け、運転中の車掌に向かって叫んだ 


[大丈夫ですか?]と言うと、車掌が振り返った瞬間、七瀬の手に触れ、七瀬はバスの時と同じ様に、眠る様に目を閉じた。

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