表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神になれなかった双子  ジャック外伝  作者: 神取優
鉱山の鎧トカゲ
14/23

第14話 鍾乳洞と落盤

 食堂での昼食、いかに勇敢でもう少しで倒せたと豪語するマリス。

 少しあきれ顔のエイミとダイだが、何もやっていないので口を出す事は無い。


 「エイミ、これを掛けて見てくれ。」

 ジャックが取り出したのは、サングラス?

 「これ色眼鏡ですか、少し暗いですけど見えます。」

 「えー、おねえちゃん貸して。」


 「うそー。真っ暗で何も見えない。」

 「エイミのは、魔素使いのスキルがあるようだ、ダイには無いようだね。」

 「私、魔法使いになれるのですか?」

 「まあ、修行しだい?ただ、魔素が使えれば、基礎があるという事だし、大丈夫だろう。」

 「ふん、どうだ弟よ。」

 「おねえちゃんだけズルい。」

 「午後はダイとトードは、ここで待っててくれ。エイミと鍾乳洞に行ってくる。」

 「一緒だとダメですか?」

 「そこは、真っ暗だからね。」

 「魔石光あります。」

 「トカゲが居れば、気付くだろう。だから、このメガネで行くんだよ。」

 「そうですか。」



 最初の試掘の坑道を進むと、坑道とは言えないトンネルが現れた。

 真っ暗だが、魔素を関知するメガネ(原理は、蝙蝠の超音波と同じ。メガネより出た魔素が反射して戻ってきた映像を見る)により、暗くても足元が危険になる事はない。


 ジャックを先頭に、トンネルを進む。出来るだけ物音を出さない様に。


 トンネルを出ると、大きな鍾乳洞にはいった。巨大なドラゴンの舌が、山の中に食い込み引きぬいた。高さより幅、奥行きが見えない。不整形な地面と天井よりドラゴンの牙の様に生えている鍾乳石。


 何もない空間を歩く。魔素がそよぐ場所があるので、そこに向け歩いている。


 「これって?崖崩れ?」

 鍾乳洞の奥、壁の一角が崩れている。一見、崖崩れだが爆発した後の様にも見える。その天井から魔素の流れ、恐らく空気が流れているのではないだろうか。


 周囲を見渡しても、崖崩れはここだけのようだ。

 「あそこ。」

 エイミが指さす。


 そこに藁のような物が敷き詰められている。丸く押し付けられた跡。

 「ここがトカゲの巣?」

 「かも知れない。」

 「じゃ、皆でここに来れば、倒せる?」

 「無理じゃないかな。灯りをつければ、帰ってこないだろうし。真っ暗な所に帰って来たトカゲをどうやって倒す?」

 「そうですよね。このメガネもっとないのですか?」

 「それは、暗い所で壊したり無くなった時の換えに造ってある。2個しかないのだよ。」

 「では無理ですね。」



 ジャックは、戻ってくると資材倉庫の場所を聞き。

 しばらくすると戻ってきた、左右のポケットが丸くなっている。

 「俺は、出かけてくる。今日はここで解散だな。明日もあるからユックリ休んでくれ。」

 そう言って出かけて行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ