EPISODE1 紫炎覚醒 編 その19
どうもトマトジュースです。一か月遅れで ELPISその19投稿です。
最近は小説を書く事よりダイソーで売っている石膏粘土でフィギュアを作る事にハマっている為投稿が遅れました‼︎ 。
すみません… 。
そしてこれからさらに遅れていくかも知れません!。
「 ハァーー⁉︎… セレハ君が妊娠しただと!!!!!
… 。」
「 アイダさん!… ツバ、おもいっきし顔にかかったんですけど!… 。」
縁とアイダ・エンは朝食をとっていた、椅子に腰を掛け縁は食べた後と言うのもあるのか少し眠たそうな顔で机に頬をあてつっぷしていた。
しかし!、そんな縁とは対処的にアイダ・エンは口に手を当て驚愕した顔をしていた!… 。
「 藍田君… 今言った事は間違いないのか?… 。」アイダ・エンは眉をひそめ不安げな表情で縁を見つめる… 。
「 なんでそんな事冗談で言わなきゃダメ何ですか?… 本当の事ですよ。ただ母さんはそれを俺に言った瞬間何故か泣き出したからてっきり良くない理由で身ごもった子かとは思いましたけど?… 。」
「 良くない理由だったのか?… 。」アイダ・エンは椅子から立ち上がり身体を伸ばして食い気味に縁に尋ねた!。
「 さぁー それは分かりません!… なんせその後にあの連中が攻めてきたんで母さんに理由を聞く暇なんてありませんでした。
まぁ… 家が吹っ飛んで目覚めた時にはもう母さんはいなくて見つけたと思ったらこのザマでしたけど… 。」
縁はそう言うと義手がついている右腕を見つめ左手で義手を強く掴んだ… 。
そんな様子の縁を見てアイダ・エンは少しいたたまれない感じで縁を見つめたが、それでもそれ以上にはセレハが妊娠した事が気になるのか?、そのつど縁に妊娠の経緯などの説明を求めた!… 。
「 … ねぇー アイダさん? そもそも何ですけど何でそんな母さんが妊娠した事が気になるんですか?… 。」
「 普通じゃありえないからだ!… 。」
「 ん?、普通じゃありえないって… 母さん妊娠しづらい体質だったんですか?… 。
まぁ… 俺は特殊な事例ですけど俺はちゃんと生まれてますけど… 。」
「 言い方が少し間違っていたな… セレハ君がありえないんじゃなくて違う星の人間同士で子を成すなどありえないと言う話だ!… 。」
「 違う星?… 母さん宇宙人何ですか?。」
「セレハ君からしてみれば地球人も宇宙人だがな。」
縁はつっぷした身体を起こし真剣な表情でアイダ・エンを見つめた。
「 母さんが宇宙人だとして何でそれで子供が出来ないんですか?… 。」
「 体の構造が全く同じでも生まれ持った性質が違えば、例えまぐわっても卵子と精子は受精しない、 例外なく絶対にな!。」
「 俺は生まれましたよ。」
「 君の場合は卵子と精子が受精したのではなく元々成人した君の身体を胎児に戻して子宮に戻すと言っためちゃくちゃな方法でセレハ君に身ごもらせた事例だ、別に男と女が愛し合った結果の産物ではない。
どちらかと言えば違う生物が違う生物の体内に寄生して動ける様になる期間まで子宮の中で潜伏していたと言う方が正しいかも知れないな… 。」
「 俺は寄生虫かよ!。」縁は立ち上がり声を荒げて机を両手で バン‼︎ と叩いた!… 。
「 まぁ… 寄生は言い過ぎだかも知れないが、とりあえず私が言いたいのは地球人との間ではセレハ君は絶対に子を宿す事は出来ないと言う事だ!… 。」
「 じゃー 誰となら子作り出来るって言うんですか?… 。」
「 単純に考えればセレハ君と同じ星の人間だがそれも絶対にあり得ない… 。」
「 ハァ、何で?… 違う星から地球に来た母さんがいるなら母さんと同じ種の人間だって潜伏してたんやないんですか?… 地球にってか日本に?… 。」
「 だからそれは絶対にあり得ないだ!。
セレハ君の種族は彼女一人を残し全て全滅したからな!…
だから彼女の住んでいた星のDNAを受け継ぐのはセレハ君と後、セレハ君が子宮変換した事によって生まれた君だ…け、なの… だ?………… 。」喋っていたアイダ・エンは突然黙り込むと、まるで全身の力が一気に抜けたかの様に椅子にドサっと座り縁の顔を険しい表情で見つめた!… 。
「 何ですかアイダさん!… 急に座ったかと思ったら黙って?… 。」
「まさか!… 。」アイダ・エンは、何を思ったのか急に声を荒げた!。
「 えっ?、何‼︎ 。」縁は一瞬の事でビックっと身体が震えた!。
アイダ・エンはいきなり叫ぶと再び黙り込み、口元を手で覆った… 。
しかし、よく聞くとブツブツと何かを言っている。話している内容は聞き取りづらかったが、ただ一言
''あのバカ"と言う単語だけが一瞬だけ聞こえてきた?。
それを聞いた縁は心の中で誰の事を言っているんだと興味よりもなぜか不安感の方が強く抱いてしまった… 。
「 あの〜 アイダさん… 母さんの身ごもった子供の父親に検討とかついたんですか?… その…… 感じ見る限り?。」縁は恐る恐るアイダ・エンに尋ねた!… 。
「 藍田君、すまないが私は言いたくない、それはあいつに聞いてくれ。」
「 あ、あいつ?、誰ですか?… 。」
「 セレハ君だ。」
「母さん?… いや、そりゃいれば本人に聞きますけど… 今その本人がいないんだから聞きようなんてないですよ?… 。」
「 ならセレハ君を助けだした時に聞け。」
「 いや、いや、アイダさん目星がついてるなら今教えてくださいよ!… これは僕にだって関係する事なんですから!… 。」
「 子供の父親の目星はついたが言いたくないんだ!…。」
「 何で?。」
「 何でって?、そりゃ… 。」アイダ・エンは縁から目をそらしどこかモジモジとしていた。
「 アイダさん!、目星がついてるなら教えてください。
それとも言うのが憚られるほど子供の父親はクズ野郎って事何ですか?… 。」
「 いや、違う… そう言う事じゃない。」
「 じゃなんなんですか?… 。」
「 それは………… 。」アイダ・エンは頭をかいて困惑した表情で縁を見つめていたが、アイダ・エン自身縁の度重なる問いただしに腹をくくったのか、意を決してた様な顔つきで縁に尋ねた… 。
「 なぁ、藍田君… 多分だが、セレハ君の身ごもった子供の父親は… 君だ。」アイダ・エンはそう言うと縁に向けて指を指した。
「・・・・何言ってんのあんた?。」縁は無表情で答えた。
「 藍田君、これだけは言っておく!… 私は平気で嘘もつくし自分の為なら相手を騙す事も全くいとわない… 。
しかしだ!、今言った事に関しては冗談や隠し事は一切ない… 。」
「 いや、いや、いや、アイダさん!… 可笑しい!。
可笑しいから!… 。
その理由だと俺!、母さんとその… そう言う事したって事ですよ?… ありえませんよ。
それとも俺の方がアイダさんに嘘をついて母さんを身ごもらせた事実を伏せてると思ってるんですか?。
自分で言ってて気持ち悪いですよ、本当!… 。」縁はアイダ・エンを見ながら鼻で笑った。
「" 逆''ならどうだ。」
「 逆?… っかこれ冗談じゃないんですか?。」
「 さっきも言っただろ… 冗談や嘘ではないと。」
「 マジ、マジで言ってんのかよ… えっ…… 。」縁は困惑して頭をかきむしった!。
「 … ね!、アイダさん、さっき言った"逆"ってどう言う意味ですか?… 。」
「 セレハ君の方が藍田くん… 君をどうこうした結果、出来てしまったのではないのかと言っているのだ。」
「 …… 母さんが僕を… いや、いや待て!、やっぱり有り得ない!。
アイダさん!… 仮に、仮にですよ!、アイダさんが言った見たいな事があったとしてなんでそれを俺をは覚えていなんですか?… 。」
「 薬でも盛られたんだろ… セレハ君ならやりかねない!。」
「 薬って?… 本当にそうだとして何で母さんがそんな事しなきゃダメなんですか?… 俺たち親子ですよ?。」
「 セレハ君は君を子ではなく一人の男としてみていたんじゃないか?… 。
そもそも子宮変換をして藍田君… 君がセレハ君の胎内に宿る前はセレハ君と君は愛し合っていたのだから… 。
小さい時はともかく成長していくに連れかつて自分の愛した男の姿に戻って行く君を見て我慢出来なかったじゃないのか… 。」
「 我慢って!… でもそれ全部アイダさんの推測ですよね?。
根拠があるかないかも分からない!。」
「 確かに全て推測の上での話だがセレハ君の置かれていた環境や状況を見る限りかなり的を得た推測だと思うがな。」
縁は机にベタッと頭を置き両手で髪の毛を頭皮が向けてしまうのではないのかと言うほどかきむしった!。
よく見ると縁の指先にはほんのり血がついている。
「 藍田君、それ以上かくとハゲるぞ!。」
「 ねぇー アイダさん… 。」縁は机に身体をつっぷしたままアイダ・エンに喋りかけた!。
「 なんだね、藍田君… 。」
「 例えば、例えばですよ!… 飲むと現実を夢見たいに錯覚させる薬とか有りますか?… 。」
「 ある。 まぁ〜 正確に言えば意識を半覚醒の状態にしておくものなのだが… 藍田君、そんな事を私に尋ねると言う事は何か思い当たる節でもあるのか?… 。」
「 ・・・・ 夢の中なら母さんと… その、変な事する夢を見ました。」
「 やっぱりあれか?… その場合セレハ君が君の上にまたがっているのかね?。」
「 ハァ‼︎ 。」縁はつっぷした身体を慌てて机から起き上がらせ、恥ずかしかったのか顔は真っ赤になっていた!。
「 藍田君… 顔が真っ赤だぞ!。」
「 アイダさんが変な事言うからでょ!。」
「 いや… 君の言う通り現実を夢に錯覚させる薬はあるが、その手の薬は意識はあるが身体が動かないのがほとんどだ!… そうなって来ると女性が男に服用させた場合、自分から動かなければいけなくなる!… だって動けないんだから。」
「 身体は動かないのに一部は動くんですね。」
「 精力剤も一緒に盛られたんじゃないのか?… 。」
縁はさらに赤面してそっぽを向いた!。
「 ア、アイダさん… ほ、本当に母さんがその… 僕をよ、よ…よば…… 」縁はその先を言おう言おうとするたび、顔が熟れたトマトのように真っ赤っかになり額からは汗が噴き出し始めていた!。
「 気持ちの悪い話だ… 母親が我が子を夜這いするなて… 。
しかも、その結果妊娠とは呆れてた話だ!… 。」
「 でも!… やぱっりこの話はあくまでも推測であって本当かどうかなんて本人に聞いてみないと分からないじゃないですか?… 。」
「 本当だったらどうする… 君は。」アイダ・エンは腕を組み縁をどこか試すような視線で見据える。
「 ほ、本当だっらですか?… めっちゃラッキーだと思います。」
「 ほー めっちゃラッキーか、めっちゃ?、ん!……めっちゃラッキー???‼︎ … めっちゃラッキーって君はそれでいいのか?!… 。母親に夜這いされたかもしれないんだぞ!!! 。」縁の発言にアイダ・エンは慌てた様子で椅子から立ち上がり縁の両肩を強く握った!… 。
「 別にこの推測が本当だったとしても気にしてません。だって母さんがそんな事したって事は俺の事を子としてじゃなく一人の男して好きって事でしょ?。」
「 あぁ、多分そうだ… 。」アイダ・エンは戸惑った口調で答えた!。
「 なら俺は嬉しいです。だって本当にそうだとしたら僕と母さんは両想いだったて事ですよね。」
さっきまで恥ずかしさのあまり赤面していた縁の表情は、何の感情の起伏も感じさせない波風の立っていない湖面の様に見えた。
「 君はセレハ君を女として愛しているのか?。」
「 えぇ… 普通に考えれば気持ちの悪い話ですけど、僕はそうなんです… 。
僕は… 僕は、セレハは母さんを愛しています。誰よりも、なによりも… 。」
「 さっきから一人称が俺から僕になっているな。
そうじゃなくても 君は、関西弁だったり、標準語だったりいちいちキャラのブレる人間なのに… 。」
「 それ今言う話ですか。」縁は微笑みながら頬を指先でかいた。
「 まぁ… 確かに今言う話ではなかったな… 。」アイダ・エンも縁のように頬を指先でかき、照れ臭そうなそうな表情で答えた。
「 やっぱりこんな事を思う僕って気持ち悪いですよね。」縁は少し不安げな表情でアイダ・エンに尋ねた。
「 別に… 何も問題はないと思うがな 。
誰を好きになる嫌いになるなど想うの分には自由だろ… 。」
「 自由でも… 僕たちは親子です!… 許させませんよそんな事… 想うだけでも… 。」
「 だが!、君の母親は想うだけでは飽き足らずそれを実行した!… ならもう君達の間にはとうに親子の関係など崩れてしまっている。」
「 で、でも… 。」
「 でも何か?、やはりそう言う気持ちは異常だと言いたいのか?。
なぁ… 藍田君、君はセレハ君が夜這いをかけたとしてもそれは嬉しい事だと君は私に言った。」
「 嬉しいとは言ってません。」
「ならイヤだったのか?… 自分に薬を盛ってその結果息子の子供を孕んでしまった母親など異常を通り越し、嫌悪の対象とするか?… 。」
「 そうじゃないですけど… 。」
「 まぁ… 普通に考えれば今私の言ったような事が通常の人間が思いそうな感情だが君は違うのだろう!。
君はセレハ君を母としてではなく女として愛し、あんな事をしたのだからもちろんセレハ君も君を息子としてだはなく藍田 縁と言う一個人の男として愛している。
当人同士が愛し合っているなら相手が誰でも別に問題ないと思うがな… 。」
「 アイダさんは、こんな話しを聞いて俺を軽蔑したり、嫌悪したりはしないんですか?。」
「 しない… 。
どちらかと言えば藍田君が今言った様な感情は私の場合セレハ君に対して向いているがな!。
寝込みを襲い、その結果妊娠して後悔して泣きだすなどバカ以外の何者でもない… だがな!、それ以上に驚いたのは君だ… 藍田君。」
「 俺?… 何がですか?。」縁は自分で自分を指差した!。
「 私は最初君にセレハ君が身ごもった子供の父親を言わなかった… 君が気持ち悪がるだろうと思って配慮したからだ。
しかし、それでも君はそんな母親に対して嫌悪するどころかむしろ両想いだったのかも知れないとラッキーと言った!。
私はそれを聞いた時、何故かものすごく君らしい発言だと思ったよ!… 。」
「 俺らしいって具体的にどう言う事ですか?。」
「 んー 、それを言葉で表すのはかなり難しい!… だが、君とこうして1年も過ごし君を見ていたら藍田君ならそう言っても何ら不思議ではないのかと言う… 上手く言葉に出来ないのだが!… 私はそう感じてしまったんだ… ものすごくな。」
アイダ・エンは微笑みながら喋っていた!… それを聞いた縁もなんだそれと言った表情で、アイダ・エンにつられて笑っていた… 笑っていたが急に縁の顔色が曇りだし顔を下げた!。
「 どうした藍田君?。」
「 今こうやって何気なく母さんの話になってますけど、そもそも母さんは本当に生きているんですか?… 。」
「 生きている。間違いなく。」
「 でも!、あれから一年以上経っているんですよ。
仮に生きてたとしても酷い目に遭わされているんじゃ?… 。」
「 あぁ… 君の言う通り一年以上経っているがそれはあくまでここでの話だ… 。」アイダ・エンはおもむろに地面に指差した?。
「 ここでの?… どう言う意味ですか?。」
「 セレハ君が今現在捕まっている星とこの星では重力が違う。
この星は多少の誤差はあるが地球とほぼ同じ重力だ、だから時間の進み具合もだいたい同じだ。」
「 はぁ… でもそれがどう母さんが無事な事と繋がるんですか?。」
「 セレハ君が捕まっている星の重力はここよりも重い。
そのせいであちらの時間とこの星の時間ではかなりのズレがある。」
「 重力が重いと時間が変わってくるんですか?。」
「 藍田君… すまないがそう言う詳しい話は私の専門外だ!… 。
説明しろと言われても説明できない!… 。
ただ、私が言いたいのはここでの一年はセレハ君がいる星ではせいぜい四、五時時間ぐらいしか経っていないと言う事だ… 。」
「 えっ!、たったの四、五時間?… 。」縁は驚きのあまり両手で机の端をいきよいよく叩いてしまった!。
「 あぁ… 多分それぐらいだと思う。ただ… 奴らは地球を破壊してから自分達の母星に戻るまで二、三時間ぐらいはかかっているだろうから、その時間まで足せばセレハ君が連れ去られてから今までの時間経過はせいぜい七、八時間と言ったところか… 。」
「 そうですか… でも、逆に七、八時間も経ってるって事はその間に何か酷い扱いを受けているんじゃ!… 。」
「 多分それはない。」
「 なんで言い切れるんですか?… 地球を簡単に破壊するような連中ですよ!… 拷問の一つや二つやられててもおかしくないでしょ!。」
「 ヴァイサーチェルも自分の身体を気づけるんなんて事はしないだろ!… 。」
「 ヴァイサーチェル?… 誰ですかそれ?。」
「 誰か… まぁ、君にはセレハ君が結局どうしてしまったのか説明を一切してこなかったからな!… 。
しかし、君も一年以上経っているのにセレハ君の事を聞いてこようとはしなかったな?… 。
私は君と初めて会った時彼女は無事だと伝えたのに… 君の母親への思いを今聞く限りでは、飛びついてでも聞きたい内容だと思うのだが?。」
「 聞くのが怖かったんです?… 。
俺の右腕を切り落としたのは母さんそっくりの別人じゃなくて本当に俺の母さんだったら… 俺は…… 。」縁は今にも泣き出しそうな顔をして、右腕を強く握っていた!。」
「 君の右腕を切り落としたのはセレハ君ではない。それだけはハッキリと言える!。」
縁はこの発言に顔を明るくし安堵の表情を見せた。
「 藍田君… ホットしているところ申し訳ないが、確かにセレハ君が君の右腕を飛ばした訳ではないが、君にスター ケインを振るった身体は間違いなく君の母親であるセレハ君のものだ!。」
「 ん?… 身体?…… 何を言っているんですか?。」
縁は話された内容が理解できず訝しんだ表情でいると、アイダ・エンはおもむろに襟の中に手を突っ込み、中から上下が円錐形に鋭く尖った小さい小瓶の様な物を取り出し縁に手渡した。
「 何ですかこれ?。」縁は不思議そうな表情で手渡された小瓶を角度を変えながら凝視していた。
小瓶はやや黒みがかった透明で、真ん中辺りが若干膨らんでいた。
ただ、上下に尖っている部分だけは金と銀で色分けされていた。
縁は隅々まで触ってみたが特に何かある訳では無く、蓋が開いたりスイッチを押す様な箇所も無かった。
縁は結局この小瓶が何なのか分からずアイダ・エンに返した。
「 アイダさん、それ何なんですか?… 出してきたって事は何か重要な物なんだとは思いますが?… 。」
「 藍田君、これはな端的に言えば魂を入れ替える装置だ… この金色に尖った部分を自分の手のひらに突き刺し、自分の身体と入れ替わりたい相手にはこの銀色の部分をどこでもいいから突き刺す!… 。
そうすれば元の肉体から魂が移動し、身体を入れ替える事ができる。」
「 じゃー 母さんは誰かに身体を取られて、取られた相手の身体に今いるって事ですか?… 。」
「 やけに物分かりがいいな… 君の事だからどうせそんなのあり得るんですか?、辺り言われると思ったのだが!。」
「 もう、ツッコムのがめんどくさいだけです。
それより… 俺の右腕を切り落としたのは魂が別人の母さんなら!、母さんは誰と入れ替わったんですか?… 。」
「 ヴァイサーチェル… 。」
「 その名前さっきも言ってましたよね!… そいつが母さんの身体を奪ったんですか?。」
「 あぁ、そうだ。
そして君と出会う前のセレハ君が皆殺しにした種族の生き残りだ 。」
「 えっ!。」縁は一瞬口を押さえ絶句した… 。
「 まぁ… そう言った表情になるのも無理はないか… 。」
「 母さんが殺しって?… 復讐の為にそのヴァイサーチェルって奴は母さんの身体を奪ったって事ですか?… ん??…… でもちょとまてよ?、それおかしくないですか?。
なんで復讐したい人間の身体を奪う理由があるんですか?。
普通は殺しません?。」
「 ゆくゆくは殺すだろうがその前に彼女の身体にはやってもらいたい事があるからな… 。」
「 身体にやってもらいたい事があるってどう言う意味ですか?。」
「 この話はまだだったが以前私は子宮変換をした時、セレハ君の身体に藍田君の持っていた紫炎が溶け出したと言ったな。」
「 はい… 。」
「その能力は元々セレハ君には備わっていなかった能力だ…彼女には彼女が本来持ち得ていた能力があり、 ヴァイサーチェルがセレハ君の身体を奪ったのもその能力を手に入れる為だ!。」
「 母さんに元々あった能力?… 何なんですか?。」
「 触れた物を際限なく強化する能力だ… 。
有機物だろうが無機物だろが関係なく、触れれば強化する事が出来る!。」
「 凄い能力ですね!… 。
それって母さんだけが持ってる能力何ですか?。」
「 いや、違う… セレハ君が生まれた星の人間、全てが使えた能力だ!… 。
まぁ… そのせいでセレハ君達の種族は他の星から脅威とみなされ滅ぼされたがな!。」
「 滅ぼされた…… でも!、アイダさん、そんな凄い能力持っているならどこかの星は匿ってくれたりしないものなんですか?。
その母さん達の種族がいたら他の星より優位に立ちそう気がしますけど?… 。」
「 昔はそうしたさ!… しかし、そのせいで各星のパワーバランスが極端に上がり、結果として崩れしまった。」
「 なんでそれでパワーバランスが崩れるんですか?。」
「 ある所は能力が上がりある所はそのままだ!、そうなれば能力が上がった所は能力が低い星に攻め入り、植民地にしてしまう!… 。
なら、そうはなりたくない星はセレハ君達の種族を呼び、自分達の能力を強化し、他の星が強化したと別の星が聞けば彼らを呼び、強化してもらう!… 。
こうやって果てのないイタチごっこで星のパワーバランスはめちゃくちゃなった!… 。」
「 なら母さん達は強化なんてしないって言えばいいでしょ?。」
「 しないとツッパれば、セレハ君達の星が他から攻められる可能性があったからな!… 。
それにだ!、この種族は同じ種族間では誰と触れ合うが、互いを強化する事が出来ない!。
だから外から来る敵に対して自らを強化し、自衛する手段を持っておらず、強化する見返りとして他の星に守ってもらっていたのだ!。」
「 でも!、自分達が頼んだ事で自分達の首が回らなくなって結局滅ぼしたんでしょ!… いくらなんでも理不尽過ぎるでしょ!。」
「 あぁ… 全くその通りだ。
だから"私達3人"は、セレハ君達の種族を一人で多く救おうとしたが… 結果救えたのはセレハ君一人だけだった!… 。」
「 私達3人?… その一人ってアイダさんですか?。」
「 あぁ、そうだ … 。」
「 一人がアイダさんなら残りの二人って?… 。」
「 一人は藍田君、君さ!… 。」アイダ・エンは縁を指差した。
「 それって子宮変換をする前の俺って事ですか?。」
「 あぁ、そうさ。」
「 じゃー 後のもう一人は誰ですか?。」
「 セレハ君の身体をヴァイサーチェルに奪えと命令し、あまつさえ君の住む星を破壊するように命じた張本人……" 間 炎"だ!。」
ELPISその19読んで頂いた皆様ありがとうございます。
知識のある人ならそれはそうならないだろうと思われる科学考証も、全く考えなしに書いている為少し?… いや!かなり文書的にといいますか?… 内容的に読み辛かったと思われますが、そこは何とぞご容赦して頂きたく思います!… 。←(自分でも後書き何書いてんのか分かんなくなってきた?… 。)




