EPISODE1 紫炎覚醒 編 その16
ELPISその16です。 唐突なのですが!… 知り合いにこの話を読んで見てもらったところ、各章が長すぎると言う指摘と後、改行させ過ぎて見づらいと言われたので、このその16からはなるべく少ない文章と… いちいち沢山改行させないで投稿していく事を心がけ用と思います。
ちなみ頻繁に改行させていたのは、文字ぎっしりよりも空間が開いていた方が読みやすいのかなぁーと思いこうしていましたし!、 長さに関しても 筆者トマトジュース的にはそんなに長く無いと思っていたので、やはり第三者の意見は重要なんだなぁー と感じました。
蒼く澄み渡る晴天の中、縁は走っていた… 。
真っ直ぐ、真っ直ぐ、例え目の前に大きな岩や水溜り、地面に大きく開いた裂け目があっても、飛び越え、浸かり、時には裂け目に降りて、わざわざ反対側から登ってくる事もあった!… 。
それでも彼は走るのを止めなかった… 。
そんな縁の跡をスクーターに乗ったアイダ・エンが後ろから追っていた。
走り続ける縁の目の前に、大きい山が見えて来た。
山に近づくと鋭角に尖った岩が山全体を覆う様に山肌から突き出して、まるでハリネズミの様ないで立ちだった!… 。
鋭角に尖った岩は表面が青々としたコケで覆われていた。
眺めているだけなら山の景観と相まって、とても不思議で幻想的なものを見ている様にも思える!… 。
だか!、登るとなるとそれはまた違った見方になる!… 。
山肌から突き出した尖った岩はほぼ隙間なく生え出て来る者の侵入を拒み!… 仮に尖った部分を掴みながら上へ登ろうとしても、コケで覆われた表面は濡れていて滑りやすくなっていた!… 。
縁は少しの間… 時間にして数秒だが、立ち止まり山を下から上へと舐める様に見上げると、いきなりその尖った岩に足をかけ登り始めた!!!… 。
山はほぼ垂直で、ほとんどロッククライミングに近かった!… 。
時折縁は、滑らない様に表面に付いたコケを、手や靴で擦りながら前へ前へと登っていた… 。
今更だが!、縁は命綱の類はつけておらずそのままの走って来た状態で登っている!。
縁の跡をスクーターに乗って追っていたアイダ・エンは、縁が山を登り始めるとスクーターを降り、彼の跡を追って登り始めた。
ただ、縁と違ったのは、縁は一歩一歩尖った岩の切っ先に手や足をかけ慎重に登っていたが!… アイダ・エンは、縁の様に突起に手をかける事も無く、足だけで普通に登り、時折階段飛ばしの要領で、突き出た岩を何個か跳ねながら涼しい顔をして登っていた!… 。
しかし、先に前へと進む縁はそんなアイダ・エンには目もくれず、ただ前だけを見つめて上へ上へと登る…………………………………………………
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…… 時間がどれだけ進んだかは分からなかったが、辺りはすっかり夕暮れ時だった!… 。
縁はまだ登っていた!… 。
下を見下げれば地面は霞みがかった様に見え、相当上に登って来た事は見て取れた!… 。
それでも縁は登るのを止めなかった。
コケで覆われた岩を滑らないよう擦りながら登っていた為、縁の手は手刀部分の皮がめくれ、血が滲み出していた!… 。
時折痛みなのか険しい顔をし、岩を掴み損ね落ちそうになる時が幾度とあったが、それでも縁は上へ上へと進み続けた… 。
そんな縁の後ろを全く疲れた様子を見せずに登ってくるアイダ・エンは、縁に「 休んだらどうだ!。」と声を30分おきぐらいにかけるが、当の縁はアイダ・エンに「 大丈夫です。」と笑顔で踵を返えし、そんな事を何度か繰り返してながら上へ上へと休まず登っていた!… 。
… 陽が完全に落ち辺りは夜になっていた!… 。
登っていた縁は止まった… 頂上に着いた!… 。
着いたと言っても頂上はゴツゴツ尖っており、幅も80センチ、いや!… ギリ1メートルあるかないか程度のものだった!… 。
頂上に立とうにもそんな幅しかない為まともに立てない!… 。
縁は頂上にしゃがんだ体勢になった。縁は肩を激しく上下させ、息も絶え絶えで腕や足は登って行く緊張が解けたのか?… プルプル震え出していた!… 。
後ろにはアイダ・エンがおり、縁は震える手でアイダ・エンに向かって両手でピースサインをした。
縁にピースを向けられたアイダ・エンは、親指を立て笑みを返したが、何故かその後少し暗い顔になって縁に話しかけた!… 。
「 藍田君… 多分喜んでいる所申し訳ないのだが!… まだ終わりじゃないぞ… 今度はこの山を反対側から降りてまた登って降りてここまで来た道を引き返して走る!… 。
それで"あの時"言った君に最初に行う修行は終りだ!… 。」
「 やっと終わりですか… めっちゃ長かった… 。
エクス-ガルーダの中で地図に線を引けって言われたときは何やと思いましたけど!… まさか自分で書いた地図の線上に真っ直ぐ走ってしかも!… 障害物は一切避けずに通れだなんて、最初は考えもしやんかったですよ!… 。」
「 この修行の意味は、相手から逃げたり追ったりする事に重点を置いたものだからな!… だからいちいち迂回ルートを進んで時間のロスをするぐらいなら真っ直ぐ進んだ方が多少なりとも時間の短縮にもなるし、それにだ障害物があるからと避けて通ってばかりだと、この先やって行くのはしんどいぞ!… 後!、久しぶりに関西弁になったな… 。」アイダ・エンは不思議そうな顔で縁を見つめた。
「 緊張が解けたからかな?… 。」アイダ・エンの問いにそう答えた縁だったが、当の本人もあまり分かっていなさそうな表情をしていた!… 。
「 そう言えば藍田君… 君は真面目な時や真剣な時は、標準語になるって私と初めて会った時に言っていたな!… なら言葉が関西弁に戻ったのなら真面目期間が終了したという事か?… 。」
「 そう言う訳じゃないですけど、若干心に余裕が出来たかなって思っただけです!… 。
その… なんて言うか?、張り詰めていたものが和らいだ的な?… 。もしかして!、今この状態ってダメな事なんすっか?… 。」
縁は、指先をクネクネ動かしながら不安げな表情をアイダ・エンに向けた!… 。
「 それは君個人の問題だろ?… 。
それで真面目に修行をしなくなると言うなら確かに多少問題ではあるが、今の君の発言からしてそうじゃない事は分かったから私としては言葉使いが変わった所で何も問題もないし単に気になったから聞いて見ただけだ… 。
それよりもいつまでそこでしゃがんでるつもりだ?… 。」
「 疲れたんでちょと休憩ちゅうです。」
「 そんな小さい幅しかない所でよく休憩出来るな?… 。
足が疲れるだろ?… 。」
「 とっくに疲れてます。」縁は少し照れ笑いをしながら答えた。
時間にして5分ぐらい山頂で休憩していた縁は、しゃがんでいた体をふらつきながらも立ち上がり、山頂の反対側に足を下ろすと山肌から突き出す突起状の岩に足をかけ徐々に山を下り始めた… 。
「 このままぶっ続けで山を降りるつもりか?… 。」アイダ・エンの声に上を向くと彼はいつの間かさっきまで縁がしゃがんでいた山頂に、ふらつく事なく真っ直ぐとした姿勢で立っていた!… 。
「 大丈夫です。まだ心は折れてないんでこのまま続けます… …
それに… 確かに身体は疲れてるんですけど、何かこう…… 疲れてるけど、直ぐ疲れなくなってくるんですよね身体が!… 。
やっぱずっとこんな事ばっかしてると身体も精神も鍛えられたって事なんですかね。」
縁は山頂で仁王立ちで自分を見つめるアイダ・エンにどこか得意げそうな表情で明るく答えた… 。
「 君の言う通り鍛えているから身体や精神が強くなっているのも間違いではないが、君の場合は身体疲れにくくなっているのは単に"痛覚"を感じていないだけだ!… 。」
「 それって気分がHighになってるって事ですか?… 。」縁は不思議そうな顔でアイダ・エンを見つめた?… 。
「 違う君の中にわずかに残った"紫炎"が君の脳から送られてくる電気信号を阻害して痛みや疲れを感じなくさせているたげだ!… 。」
「 はっ!?、、はっ!、はっい!???。」縁は一瞬なんの事か分からず言葉にならない言葉を発して動揺した!… 。
「 どうした藍田君!… そんな鳩が豆鉄砲くらっ見たいな顔をして?… 。」
「 イヤっ!… だって!… 紫炎を持ってる俺が?… 。」
「 あぁ… 持っている、持ってるいるが…… この話はここでするのか?こんな不安てな場所で?… 。」仁王立ちでたっていたアイダ・エンはしゃがんで縁の顔を凝視した!… 。
「 あっ!、イヤ… 降りてからまた聞きます。」
縁はアイダ・エンの問いにそう答えると、渋々と言った表情でほぼ垂直に近い山を下り始めた!… 。
「 藍田君!… 登りより下りの方が危ないから気をつけろよ!… 。」
山頂からアイダ・エンは注意喚起を縁に促したが、縁は小さく頷くだけだった… 。
【1】
縁の足が地面に着いた。縁は登るよりも早く山を降り関口一番にアイダ・エンに詰め寄った!… 。
アイダ・エンも縁が地面に足をつけるのと同時に山肌を滑る様に降り立った!… 。
「 山頂での話… 続きを聞かせて下さい!。」縁はやや食い気味にアイダ・エンに話しかけた!… 。
「 君が"紫炎"を持っているって話か?… 。」
「 えぇ… そうです!… 。」
「 そんな事単純だ!… 私と君がエクス-ガルーダの中で話した時、私は君に紫炎は君も昔は持っていたと言った… 。
今君は紫炎がない状態だが完全に失った訳では無い!… 。
力の残りカスがわずかにだが君の中に残っている。ただ、それだけの事だ!… 。」
「 あの… アイダさん、そもそも何ですけど!… 何で俺はアイダさん見たいに紫炎を使えていたのに使えなくなったんですか?… 。
って言うか‼︎ …… 結局アイダさんが何者で俺自身もアイダさんとどう言う関係なのか全く教えてもらっとらんのですけど!… 。」
「 すまないな… はぐらかす内に説明するのを忘れてた!… 。」アイダ・エンは頭をボリボリかきながら縁に頭を下げた。
「 何で?… はぐらかすんですか?。」
「 君にはまだ言うには早いと思ってな… あの時の君はありえない出来事に情緒が不安定だったし、それにだ!… これから修行をさせる君にあまり余計な情報は与えなくなかったんだ!… 。
その… 何て言うか?… 君が一番知りたがっていた話は色々とややこしい話なんだ!… すっごく!… 。」
「 そのせいでどれだけの時間が経ったと思うんですか… !。」
「 どれだけって!… たかが1年4ヶ月ぐらいだろ… そんなに経ってない… 。」
「 逆に1年4カ月も経ったんですよ!… 。話さなすぎでしょ‼︎ … アイダさん!!!… 。」縁はアイダ・エンの顎に触れるか触れないかまでの距離まで顔を近づけアイダ・エンに急かす様に尋ねた!… 。
「 分かった!… 分かった!… 藍田君!… だったら今から説明する!… 。
今の君は精神的にもあの時より強くなっているし、修行の方もある程度は片付いた… 。
ある意味今が全てを語るタイミングかもしれない!… 。
だから藍田君を必要以上に顔を近づけるな!… 鼻息が顔にかかって気持ち悪い!… 。」
アイダ・エンはそう言うと縁を自分の身体か離し、地面にあぐらをかいて座り込んだ!… 。
アイダ・エンが地面に座ると縁もつられて黙って座った… 。
「 では… 話そうか、君と私の事を… 。」
「 ハイ… 。」縁は小さく返事をした。
「 まず単刀直入に言うが、私は今年で"427歳"だ!… 。そして君も私と同じ"427歳"だ!… 私の方が老けいるのは単に君が20… いや!、君の住んでいた星が破壊されてからこの星に来て1年4ヶ月経ったのだから21年と4ヶ月前か?… その時君は一度胎児に戻って生まれ直したのだ!… "セレハ ルカリリ"… 君と住んでいた時は藍田 セレハと名乗っていたが… その女の胎内からな!… それが今の君なのだよ… 藍田 縁君!……………… 。」
その16読んで頂いた皆様ありがとうございます。
ようやくこの16になってからこの話の根幹部分に触れ、そして!… 次回投稿するその17ではやっとこのELPISと言う作品の説明しなければいけない事をやっと言います!… 。
マザコン主人公藍田 縁 とは何者なのか?… そして彼を助け修行をつけさせるアイダ・エンとは何者なのか?… 主人公の母セレハ?… 紫炎?… そして、藍田 縁 とアイダ・エンの敵である間 炎 との関係性?… 。
字面だけ見ると話がこんがらがって来ますが、筆者的にもこの先からが面白くなるはずと思っているので分かりにくい事も多々有りますが、それでもこの作品を読んで頂いた皆様がなるべくガッカリしない様な作品に仕上げ行く事を誓います。
なんか自分物凄く大層な事言ってますね‼︎ … 。
とりあえず頑張ってだれずに投稿していきます。




