EPISODE1 紫炎覚醒編 その11
どーも!、この作品を投稿させて頂いていますトマトジュースです。
その10を最後にかなり期間が空きました。
多分これからもっと!、次話投稿までの間隔が広がって行くと思います。
何でか?… 、そんなの決まってます。打って考えるのが面倒だからです。
「… もう、嫌だ!!!… 。」藍田 縁は地面に大の字で倒れ、虚しい叫び声を上げた!… 。その声は、澄んだ青空に溶ける様に掻き消えた… 。
「… 何だいきなり⁈ … 。」右手に剣を構えたアイダ・エンが訝しげな表情で縁に尋ねた!… 。
「… 何だって!… 。」縁は顔を上げると不貞腐れた表情で、「… ここに来てからずっとやる事と言えば、ひたすら筋トレに剣術!、あのオンボロ宇宙船のメンテ!!!… 。」
「… 何か問題か?。」
「… 問題大アリだ!!!… 、いつになったらあんたは俺に!…“ 紫炎をくれるんだ”!… 。」
アイダ・エンは縁のその発言を聞くと、剣を地面に刺し、彼の前にあぐらをかいて座った… 。
「… その事何だが!、まだ無理なんだ!… 。」
「… どうして?…… 。」縁は身体を上げ、前のめりになって、アイダ・エンに顔を近づけた!… 。
「… 近い!。もう少し離れてくれ! 。」アイダ・エンは縁から顔を背けた!… 。
縁はアイダ・エンから顔を離し、彼同様あぐらをかいて座り、「… 離れましたよ。これで、話せるでしょ!… 。だから、どうしてまだ?… 、紫炎をくれないのか教えてください!… 。」縁は少し強い口調でアイダ・エンに尋ねた!… 。
「… どうして、まだ?… 、藍田君!… 、君に紫炎を与えないのかの理由についてだが!、紫炎と言うのは与えた瞬間!、ほんのわずかな時間の間だが!… 、空間や時間を超えて、強烈な紫炎のエネルギー見たいなものを、与えられた者を中心に、広範囲に放出する!… 。しかし、このエネルギーが問題でな!… 、ある程度、紫炎を扱える者ならこのエネルギーを感知する事が出来る!… 。」
「… 感知されたら問題何ですか?… 。」縁は興味津々と言った表情でアイダ・エンの説明を聞いていた!… 。
「… 感知されれば、居場所がばれる!… 。ある程度ぐらいしか使えない奴なら… 、あっ!、今何か紫炎のエネルギーを感じたぐらいしかわからないだろうが?… 、それこそ、私ぐらいに紫炎に長けている者なら!… 、一瞬放出されただけのエネルギーを瞬時にたどって、この場所を特定するなど容易い事だ!… 。」
「… アイダさん見たいに!、紫炎を上手く扱える人が他にもいるんですか?… 。」
「… アイダさん見たいにと言うより… 、
“間 (アイダ)炎”そのものが君の星を襲った連中と一緒にいる… 。」
「… ん、ん〜??!!!… 。」縁は一瞬、アイダ・エンが言った事は解らず、耳を立てた!… 。
「… そうか!、これは君に説明して無かったな!… 。一応私達の敵側と言った方が良いのだろうか… 、あちらにも並行世界の“間炎”がいる!… 。」
アイダ・エンは縁にそう告げると、おもむろに指で地面を掘り、「苗字と名前は“間 炎”と書く… 。」そう言って、間 炎の名前を地面に書いた!… 。
「・・・・・・・ はっーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!???。」
縁は数秒間沈黙した後、長い叫び声を上げた!… 。
「… 顔に唾が飛んだぞ!。」アイダ・エンは嫌そうな顔で、唾を袖で吹いた… 。
「… いや!、いや!、いや!、いや!…… 、唾とかでうでもええし!… 。それよりも、あんた何言っての????!… 。」
「… 何をって、敵側にも間 炎がいると言ったんだ!… 。それとも何か?、自分と同じ容姿をした人物が私だけだと思ったのか?!… 。」
「… いや!、でも… 、えっ!、…… 。」縁は身分手振りが激しくなり、相当同様している様だった!… 。
「… そんなに驚く事実か?… 。たかが敵も間 炎
と言うだけで⁈ … 。」アイダ・エンは、白い顎ヒゲをいじりながら、淡々と答えていた… 。
「… いや!、普通は驚くでしょ!… 。自分と同じ姿をした奴が、他にもいるなんて‼︎ … 。」
「… 君と同じ… まぁ〜 、君よりかは少し年をとっているが、現にこうして君の前に、君と同じ姿をした奴がいるんだ!… 、他にいったて何ら不思議では無いと思うがな?!… 。」 アイダ・エンはそう言うと、くっすと笑った… 。
「… ア、アイダさん!… 、そもそも何ですけど!、並行世界ってそんなにあるもんなんですか?。」
「… 並行な世界は、観測出来ない程ある。しかし、自分と同じ姿をした人物がいる世界は、数は多くなかれ、何個かは存在する!… 。君や私、敵側にいる間 炎もそんな世界の一つに過ぎない所から“ここ”に来ているだけだ!… 。」
「……… “ここ”って何ですか?。」
「… こことは、この宇宙の事だ!… 。まぁ、宇宙と言うより、この領域の宇宙全てを内包した次元の事を指しているのだが!… 。」
「… また?、ややこしい話ですか?… 。」縁は眉をひそめた!… 。
「… さぁ〜 、どうだろうな。君の理解力にもよるが!… 、だが、とりあえず紫炎を君に… 、今直ぐ与えない理由は、この説明で解ってもらえたと私は思っているのだが!… 。」
「… それに関しては、解りましたけど、お陰で別の疑問も新たに発生しましたけど!… 。」
「… 別の疑問?、間 炎の事か?… 。」
「… それもですけど!… 、何か、アイダさん話し方だとこの宇宙は何か?、特別見たいな言い方って言うか?、何か… 、他とは違う見たいな?!……… 。」
「… 要点だけで言えば、この次元にある宇宙は他とは確かに違う!… 。何せ、数多の次元に存在する宇宙は全て、この!、今我々がいる次元の宇宙を起点として、誕生したのだからな!… 。だから今我々がいる宇宙は、母なる大地ならぬ、母なる宇宙と言う事になる。」
縁はアイダ・エンの説明に呆気に取られた表情になり、理解出来ないのか?、髪をグシャグシャに掻きむしった!… 。
アイダ・エンは、自分の説明で頭を抱え込む縁に、「… やっぱり、君は理解力が足りない奴だな!… 。」と頭の中で縁を少しけなした!… 。
「… なぁ、藍田君、聞きたい事が聞けたなら修行の続きをしていいかね?… 。」アイダエンはそう言うと立ち上がり、座った時に着いたのだろうか?、ズボンに着いた土ぼこりを払っていた… 。
「… あの… 、アイダさん!。」縁は頭を上げ、アイダエンを見上げた。彼の顔はまだ、悩ましげな表情をしていた!… 。
「… 何だね、藍田君。」
「… 何かまた、話が余計な方向にそれましたけど、そもそも何で俺が紫炎を与えてくれないって事をアイダさんに質問したか解りますか? … 。」
縁の問いかけに、アイダ・エンは長く伸びた白い顎ヒゲをクネクネいじりながら数秒間ほど考えた後、…「紫炎さえ手に入れれば、わざわざ、筋トレや武術の稽古をしなくても良いのでは無いかと、君は思っているのだろう… 。」そうアイダ・エンは縁に淡々とした口調で答えた!… 。
縁はアイダ・エンのこの答えに、しばらく無言で彼の顔を凝視し!、「… 解ってんじゃん!… 。」と抑揚の無い声でつぶやいた!… 。
縁のこのつぶやきにアイダ・エンは彼を見下ろしながら、どこか呆れた様な表情でため息を吐いた!… 。
「… 何ですか?!… 。」
「… 何ですかじゃ無い?、藍田君!。私は君に呆れているんだ!… 。」
「… でしょうね。顔を見れば解ります。」
「… では、何故!… 、私が君に呆れているのか解るかね?… 。」
「…本当は面倒くさい、修行何かしたく無いって、思ってるから?… 。」
「・・・・・・・・ えっ!、そうなのか?。」
アイダ・エンは数秒間、無言で固まり、口に手を当て驚愕した顔で縁を見た‼︎ … 。
「… えっ!、そっちじゃなかったんですか?…
。」縁はアイダ・エンその表情に余計な事を言ってしまったと思い‼︎ … 、慌てて立ち上がってた!… 。
アイダ・エンは縁の顔を、信じていた者に裏切られた様な!… 、悲しく!、軽蔑した眼差しで見据え、「… その話はとりあえずまた別の機会にする。今の議題からは関係の無い話だからな!… 。」
その一言で縁はとりあえず胸をなでおろし、肩の力を抜いた瞬間!… 、「 覚えておけよ。絶対にこの事については話し合うからな!… 。じっくりと!!! 。」その一言で縁は再び肩に余計な力が入り、精神は疲弊する様な感じがした!… 。
縁がうなだれた様子で棒立ちで突っ立っていると、アイダ・エンは軽い咳払いをして、縁に何なんだと?、こちらに注意を向けて、何か改まった様子で話し始めた!… 。
「… 藍田君!、君は何か根本的に紫炎についての解釈を間違っている様だから正すが!… 。
藍田君… 紫炎と言う力は万能では無い!… 。君に鍛えさせたり、武術を教えるのは、紫炎とそれらを平行して使わせる為だからだ。紫炎だけを使えても意味が無い!… 。体力、筋力は大事だ!… 。こんな能力、種さえ解れば簡単に防がれてしまうからな!… 。」
「… 防がれるって!… 、紫炎が?… 。あんな凄い能力が‼︎ … 。」
「… 凄い能力って?!… 、君はまだ紫炎は扱えないし、それ以前に“見る”事も出来ないだろ!… 。」
「… 確かアイダさんの言う通り、俺は紫炎を使えないし、見る事も出来ません。でも!、アイダさんが紫炎を使って起こした事象は見る事が出来ます!… 。それこそ今!… 、俺らが立っている地面は元々“湖”だった場所です!… 。アイダさんが俺に紫炎の力をどう言うものか見せてくれた時、ここにあった水を全部“消して”見せたじゃ無いですか!… 。」
「… 消したのでは無く!、“燃やしたんだ”!…
。」アイダ・エンは何が気に入らなかったのか?… 消すではなく、燃やすと言う言葉の部分だけ?、妙に力強く言い放った!… 。
「… 湖の水!、全部消失してんだから、結局どっちの意味でも同じでしょう⁈ … 。」縁はどこか冷めた感じで答えた!… 。
「… あっ!、それもそうだな!。これは一本取られたな!… 。」アイダ・エンは頭を掻いて少し照れ笑いをしていた!… 。
「… いや!、一本取られたとかどうでもいいし!… 。あのね、アイダさん!、俺が結局伝えたい事は紫炎はやっぱり凄い力だって事だよ!… 。」
「… 何で?そんな風に思う… 。」
「…な!、 何で?、紫炎の能力説明したあんたがそれ言うのか?…… だって紫炎は『燃やせないものを燃やす力がある。』ってアイダさんが俺にそう言ったんだぞ!。元にアイダさんは、俺が初めてこの星に来た時、色々と紫炎の力を見せてくれたじゃ無いですか!… 。この湖もそうだけど、光を消す… 、じゃなかった!、光を燃やして周囲を見えなくしたり、燃え盛る炎の中に紫炎を身体に纏って、無傷で突っ切ったり、後… 、!!!… 。」
「… 藍田君!、話しを遮る様で悪いが、君は私が話した紫炎の能力について大事な事が一つ抜けているぞ!… 。」
「… 大事な事?、俺!、何か説明抜けてました?… 。」
「… あぁ、抜けてる。大事な事が… 。確かに私が前に説明した通り、紫炎には燃やせないもの燃やす力がある。」
アイダ・エンは羽織っているローブの内ポケットから、銀色でスマホサイズの小さな水筒を取り出し、「こんな風にな… 。」そう言うとアイダ・エンは水筒の飲み口を開け中の水を地面に垂らした… 。だが!、垂らした水は地面まで落ちる事は無く!、飲み口の先から40センチぐらいの空中で、消えてなくなっていく!… 。
アイダ・エンは水筒を振って、最後の一滴まで落とそうとした。しかし、水筒から注がれる水は全て空中で消え!、一滴たりとも地面に落ちる事はなかった!… 。
アイダ・エンは水筒の水が全て空になった事を確認すると、蓋を閉め再びローブの内ポケットに戻した… 。
「… これが君も知っての通り、紫炎の典型的の能力だ… 。」
「… それ?、何でわざわざ見せたんですか?… 。今話してるのって?、俺が紫炎について何か抜けてるって話じゃなかったですか?… 。」
「… 出来る事と出来ない事を見せた方が口で言うより、頭に残りやすいかと思ってな!… 。」
「… 出来ない事?。」縁は訝しげな表情になった!… 。
「… あぁ〜 、出来ない事だ!。やはり君は忘れているな!… 。私はさっき水筒の水を全部紫炎を使って燃やしたが、同時にある者も燃やしている。現在進行形でな!… 。」
「… ある物って何ですか?、まぁ〜 、言われた所で俺には見えませんけど!… 。」縁は含笑いで答えた!… 。
「… むしろ見えて無い方が君的には良いのかもしれないな!、なんせ今私が紫炎で燃やしているのは、藍田君!、君なのだから… 。」
「・・・・・・・・・・・・・・はいっ‼︎ 。」
縁はアイダ・エンの言った発言に慌てて身体を払い!、それでも気が済まないのか?… 、地面に倒れる様に寝転んで、身体をゴロゴロ回転させていた!… 。
そんな姿の縁にアイダ・エンは、変人を見る様な目で、「… 何をやっているのだね、藍田君⁈ … 。」とやや引き気味に尋ねた!… 。
「… な!、何って!… 、身体が燃えてるんだぞ‼︎ … 、火!、火を消さなきゃ!!!… 。」縁は凄まじくテンパった声でアイダ・エンに唱えた!… 。
「… 別に君には紫炎の炎は見えていないのだから怖くは無いだろう!… 。」
「… 見えないってだけで、燃えてんだろ‼︎ … 、じゃ早く消さないと!!!… 。」
縁はアイダ・エンと会話を続けながらも、身体を地面に擦り付けたり、腕で払ったりする事を止めなかった!… 。
「… なぁ、藍田君!… 確かに今君の身体は紫炎の炎で火だるま状態だが!、暑かったり、痛かったりと、何か身体に以上を感じているのか?… 。」
アイダ・エンのこの問いかけに縁は、地面に身体を擦り付けのを止め、深妙な顔つきでアイダ・エンの顔を見た!… 。
「… なぁ、藍田君!… 、君は紫炎について重大な事を忘れている。その力は確かに燃やせ無いものを燃やす力があると言ったが、同時に!… 、この力は『燃やせるものは燃やせない』と言う、欠点を持っている!… 。そもそもだが、何故!… 、この力の事を紫炎だなんて言うか君にはわかるかね!… 、藍田君…… 。」
「… 紫炎って言うぐらいだから、紫色をした炎なんじゃ無いんですか?… 。」縁は少し自信なさげに答えた!… 。
「… 藍田君!、その通りだ… 。君が言った通り、紫炎は紫色の炎をしている。何故、炎の形をしているのかは解らないが… 。」
「… 解らないんですか?。」
「… 何で炎の様な形でこんな色をしているのかは、私自身解らない!… 。初めて使った時からこんなんだったからな。」
「… はぁ〜 、ん‼︎ … ってかこれ何の話でしたっけ!… 。」縁はゆっくりと立ち上がり、何か考え事をしているのか?、左手をアゴに当てた!… 。
「… 君は紫炎があれば鍛えなくても強くなれるみたいに思っているから、紫炎には出来る事と出来ない事があると説明したんだ!… 。そして、その紫炎で出来ない事が、燃やせるものは燃やせないと説明しているんだ!… 。」
「… あぁ〜 それだ!、それ!… うん?‼︎ … 。
なら何であんたは紫炎って何でこんな名前だなんて俺に聞いたんですか?… 。また!、話しが本筋から逸れてますよ!… 。」
「… 私がこれを君に聞いたのは、紫炎と言うのは、色こそ違えど炎の様な形をしている。なのに、本来炎で燃やせるはずのものが一切燃やせないと言う事を、君に再認識してもらう為に!… 、こんな質問をしたんだ!… 。」
「… 別にそれでも凄い能力だと思いますよ紫炎は!… 、だって炎で燃やせ無いものを燃やせるって事は、本来目には見えない様なエネルギーにも作用してるって事ですよね?… 例えばですけど!… 、借りに殴られても、殴った衝撃を紫炎で燃やして消す事だって出来る訳ですよね!… 、だったらいくら殴られてもこっちはダメージゼロだと思うんですけど!… 。」
「… それを認識出来ればの話しだがな!… 。」アイダ・エンは縁の言った発言にどこか冷淡な感じで!、まるで切り捨てる様に言い放った!… 。
「… どう言う事ですか?。」
「… 一発二発ぐらいなら紫炎を使って衝撃を燃やせるかも知れないが!… 、あくまで、受ける寸前の攻撃に反応しなければ紫炎を使ってもダメージは直接身体に来る!… 。それこれ複数同時になど殴られれもしろ!… 紫炎を使っても普通に攻撃はどこかしら通るぞ!… 。
「… 紫炎を全身に纏えば、どこから攻撃を受けても、全て衝撃を燃やせるんじゃないんですか?… 。」
「… 全身に纏えば、どこかしらにムラが出来て、その部分から攻撃が通る!… 。当たるであろう箇所にピンポイントで紫炎を展開しておいた方が確実に衝撃を燃やす事が出来る!… 。」
「… それでも!、全身に纏っとく方がはるかに安全じゃないですか?。どこから来るかも知れない攻撃に反応していちいち紫炎をピンポイントで展開するよりかは?!… 。」
「… それが常習化すれば、警戒は安全に変わり、安全は慢心へと変わる。常に周りに注意を払わなければ行けないぐらいの力のさじ加減の方が、まだ、自分を安全に保つ事が出来ると私は思うがな!… 。そもそも何だが藍田君!、紫炎の能力は炎で燃やせるものは燃やせない性質があるんだぞ!… 、攻撃がただ殴って来るぐらいなら、紫炎を使えば速攻でケリもつくかも知れないが… 、それこそ相手が武器を持ってたらどうする?。特に刃物系は最悪だぞ!… 。振りかざす衝撃は燃やせても、身体に当てて引かれてしまれば、普通に切られるぞ!…。」
「… 武器の持ち手に紫炎を放って、摩擦を燃やせば滑って掴めなくなりませんか?… 。それこそ、紫炎を広範囲に展開すれば、例え囲まれても相手が一瞬でも武器を滑らせたら、その隙に逃げるなり、攻撃するなり出来ませんか?… 。」
「… いい着眼点だな藍田君!、確かにその方法なら武器を持った相手でも難なく対応出来ると思うが、それは素手で掴んでいた場合だ!… 。それこそ、私のはめている手袋もそうだが、大抵の手袋には落下防止の為に、磁気を帯びた製品が支流で出回っている… 。常に武器を携帯する様な軍隊なら、なおさら全員がこの様な手袋をはめている。だから君が言う様な紫炎を使って武器を滑らせて落とすと言う事は出来ない!… 。」
「… 摩擦を燃やせるなら磁気も一緒に燃やせばいいでしょ?… 。」
「… あっ!、そうだった… 。これはまだ!、君に言っていなかったんだ!… 。藍田君!、紫炎を使って燃やせるものは一つまでだ!。同時に別の事象が働いている場合は、片方だけにしか紫炎は作用しない。君の言った通り、武器の摩擦を燃やしても、磁気は残り相手は武器を落とす事は無い!… 。なら今度は磁気の方を燃やしても、最初に燃やした摩擦が紫炎の干渉から外れ、結局相手は武器を離さない。何度も摩擦や磁気を繰り返し燃やしていれば相手方も、もしかしたら一瞬だけ離してしまうかも知れないが?… 、そんなのは一対一の場合のみに適応される様な事で!、複数人を相手にしなければいけない戦闘ならそんな事いちいちやってられないぞ!…… 。」
「… だったら足元の摩擦を燃やせばいいでしょ。さすがに靴にまで磁気を帯びさせても、土や岩の地面じゃ靴はくっつきませんから!… 。」
「… まぁ〜 、こんな場所なら問題無いが!… 、戦う場所が都市や何かの建造物の中ならほぼ間違いなく道や床には磁力に反応する物資を使っている!… 。紫炎を使って摩擦を燃やしても、滑る事は無い!… 。それとも君は、相手が常に自分にとって有利な場所に来てくれるとでも思っているのか?… 。」
「… そう言う訳じゃ無いですけど!… 。でも!… アイダさんが言った事も少し無理がありませんか?… 。」
「… 何がだ?。」
「… 都市や室内に磁力に反応する物資を使っているって言いましたけど!… 、そんなもんあちらこちらに有ったら、電化製品とか精密機器に何か悪影響が出ませんか?… 。物によっては磁気を帯びるとマズイ物とかあるでしょ?… 。」
「… それは君の世界での文明レベルの話しだろ。少なくてもこの次元の宇宙に存在する文明世界では、君の言った様な問題点は全て解決済みだ!… 。そうでなければ磁気を帯びた製品何て出回らないだろ!… 。」
「… 何で大丈夫何ですか?。」
「… はぁ!… 、そんなの決まっているだろう!… 、単純に磁気に反応も影響も受けない物質を使っているからだ!… 。君が乗ったエクスガルーダだってそう言う物質で作られているぞ!… 。なぁ〜 、藍田君!… 。逆に質問なのだが?、君の世界ではどう言った物で建物や機械類は作っているのだ!… 。」
「… 作る物によりますけど、家とかなら木で、ビルとかなら… 、まぁ〜 、外壁は色々あるとして骨組は鉄骨とかでじゃないんですか。後、電化製品とか乗り物系は色々な種類の金属を使って組み立ててると思うんで、何がメインなのかは分りませんが?… 、加工しやすいって意味じゃほとんど鉄だと思うんですけど!… 。」
「… 待て!、今君は鉄を使うと言ったが、まさか君のいた世界では金属を使って製品を作っていたのか?… 。」
「… えっ!… じゃ何で作るんですか?。用途によっては、金属以外で作る物もありますけども、大抵金属ですよ!… 。まさか!… 、この世界では全部プラスチックやセラミックで出来てるなんて言わないですよね!… 。」
「… 木材か粘土だが。」
「・・・・・・・・・・・」
縁は数分間沈黙した後、呆気に取られた顔でアイダ・エンに一言「… マジ?。」と尋ねた!… 。
その11読んで頂いた皆様ありがとうございます。
相変わらずこの作品独自の専門用語や分かりづらい世界観?… 、そして、一行に前に進展しないお話し!… 。
期間が空いた分もう読むのやめーたって!、なった人もいるかも知れませんが、それでもこのその11を投稿するのを待って読んでくださった皆様には改めて感謝します。本当にありがとうございます。




