ー陸の談ー後悔の中にある者達
Twitterにも勢いでツイートをしましたが今日書いていた話が全部消えたのはさすがに泣けますw
(消えたあとに眠いのですぐ書いたので元々書いていたものより抜けていたりがあるかもしれませんが、まぁなんとかなるでしょう(ノ゜∀゜)ノソイッ)
2019/06/15修正
柊は心臓の辺りを狙った刺突を左側にずれることで避け右手でレイピアを掴む
「これは“そういうこと”と取っていいんだな?」
「くっ」
嘲笑うように、それでいてかわいそうな者を見るような表情で言う
キュラミスはどうにかできないかと必死に考えながら身体を動かす
右手に持っていた赤いレイピアを放し左腕につくっていた傷から出てくる血を鎖に変えて柊を拘束するように動かす
「考えながら身体を動かすことは難しいだろう。我も気に食わんが同じだ。それでも…」
右、上、下といろんな方向から襲う鎖を柊は少しの動作で避けながらキュラミスに近づく、キュラミスは柊のそんな姿に実際に対峙するのと聞くのでは違いすぎると感じていた
「止めないか?左腕が発生源なのは知っている、傷つきたくないなら止まれ」
左腕を捕まれた状態にまで追い込まれたがそれでもここから逆転をするためにどうすればいいのか頭の中で模索していた、ただ彼女の中に違和感があった聞いていた柊の性格と若干違うのではと思っていたーーーー
ーーーー少し時は遡る、三一納はマリィに頼んだあと読書を続けたがすぐに閉じ、家の回りに邪魔な者が居ないことを確認してこたつに戻る
「ふふっ、久しぶりね三一納」
「…それがどうしたの」
突然キリッとしてそうで優しそうな女性の声が聞こえてくる
だが声だけで不思議なことである、ただこういう不思議な現象はよくあることだが問題なのは声の主がこの里に居ない者だということだろう
「そんな無愛想じゃなくてもいいんじゃない?」
「…別に」
最近聞いたような単語に面倒と感じながら返す
すると三一納の隣に青い髪で栗色の目、白い服を着ている透き通ったような(別の場所から映しているので実際に透き通っている)女性が現れた
その姿を三一納は確認すると見向きもしないまま“これからなんだな”と思いながら女性が話し始めるまで待った
「“前”と同じように、今回の件は貴女に一任しているので我々は口も手も出しません。ただしあまりにも貴方の判断がおかしいと感じた時点で我々は動くのでそのつもりで」
「…えぇ、もう少し待ってもらえればいいだけよ」
「問題ありません。ですが待てても1000万年ぐらいですかね。その間に貴方が終わらせるか上から何か言われるかでしょうね」
「そうね」
「くれぐれも失敗しないようにお願いしますね」
そう言うとこの場に居られる限界なのか徐々に女性は消えていく
「…壊しなさい。この里、世界を壊しなさい。我々はこの里を看過できない、分かりますね?元神様」
最後にそう言うと完全に女性の姿は消えた
それまで女性が居た場所に目を向けすぐに戻すただその目は濁ったように暗く、憎悪が混じっていた
「…えぇ、壊してやるわ。すべて、全員壊してやる。ふふふふふふふふふ…」
しばらくは呪詛のように言い続けていた
そのせいなのか後ろの壁の向こう側でした音は聞こえなかったようだ