ー序の談ー記された意味
影遠の里、そこには人間や吸血鬼、精霊や幽霊などの多種多様のものたちが存在している
今回はなぜそんな影遠の里ができ、今があるかを記しましょうーーーー
影遠の里が創られる前、ある一つの汚れた世界がありました。世界は争いが絶えず世界中どこを探しても安寧の地は無く誰もまともに生きられない世界でした。
そんな世界に嫌気がさした者たちがいました。その者たちは集い心休まる場、安寧の地、皆が幸せに暮らせる場所は無いかと探しある一つの結論に至りました。それが影遠の里のはじまりです。
その世界ではありふれた固有術という不思議な能力がありそれを駆使し別の空間を創りだしました。その空間こそが影遠の里。
彼らがその空間を創る際最も重要とした部分それがルールでした。ルールというのは空間を包んでいる結界に付与するもので干渉されないルールを施すのに一番時間を費やし、次に固有札という特殊なものを影遠の里の存在に与えるというルールを付与しました。
固有札とはその名の通り札の形であったり帽子や水晶玉のようなものまでといろいろな形があります。その固有札は二つとありません。例えば水を操るというファンタジー世界では定番な能力に近いものがその固有札にあるとします、その固有札を手に入れたものはその能力をもちろん使えますが、他のものがそれを手にし能力を使おうとしても意味はありません。そしてそのものが存在している限り同じく水を操るという能力の固有札は他には現れません。水を圧縮するや水を固定するといった似たようで違う能力の固有札は現れます。
そして資格というものまでもあります。空間を世界を創る過程で別の空間や世界が存在していることに気付きそれにともなって不定期に影遠の里に人などを呼び込むために自分達と同じように生きることがまともにできない、嫌気がさしたといったものに直接聞くためのゲートというものを創りました。もちろん相手が了承すればゲートを通ってもらえば影遠の里につきます、不定期に一人ずつですが。
そうやって自分達が平和に住めるためのものをたくさん創りだしたりとした結果その者たちは能力が弱体化し影遠の里に縛られるようになりました。
しかし数万年たてど人や妖精が増えたこの地は豊かで心地がいい空間で誰もが良かったと思えました。ーーーー
そんな幸せな影遠の里を記します