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影遠に談笑を  作者: sekiyasya
影遠に祭騒の談
18/32

-漆の談-否嫌な感情

2019/05/20修正しました

2019/06/15修正


三吉達が聞く前にリンゼットがゆっくりと話し始めた


「私は…あの人に連れられてここに来ました。…でもあの人は、一人で満足して…亡くなって、私はどこに行っても一人なんですか…!あの人は優しかった居やすい場所へ連れて行ってくれると声をかけてくれた。でも!でも私は欲しかったぬくもりが。誰からも愛されたことなんてなかった!地下に閉じ込められて毎日毎日苦痛を受けて…あの人はなんで助けてくれたんですか!なんでいなくなったんですか!」


泣きながら言いたいことを言うと人形を抱きしめながらへたり込んでしまった


「…今は放ってあげましょう。それで?リンゼットもこんな感じだし今回はリンゼットの暴走ってことでいいかしら」

「おそらく過去を見ておるんじゃろうな」

「…たぶんね」

「ではそうしましょう」


リンゼットの人形は自分の固有札【動かずも優感(たしか)(おもい)】で創った人形で効果としては人形を触った者の思い出など過去を見せるものだ

その効果で今リンゼットは自分を救ってくれた祈土路(きどろ)との思い出を見ているのだろう


(…お前は、嫌いだ)

「?どうしたの三一納」

「……何でもない」

(変な恨みが変に向いている?…やっぱり一人にはできない)


三一納は頼まれごとを今遂げようとそのために早く解散させるために終わりにさせる


「…ほら今回はリンゼットが悪かったのよ解散しましょう。どうせこのままだといつ起きるか分からないんだから」

「そうだね、じゃあリンゼットを家まで運んだら帰ろう」

「お姉ちゃんは僕が見てるよ、だからみんなお姉ちゃんを運んだら帰って大丈夫だよ」

「…幻妖、ずっと化けてるつもり。私が見ているわ」

「そう?じゃあよろしくね」


三吉は三一納がみんなを遠ざけようとしているように見えてしまい訝しむ、ただそうする理由があるのなら“あまり”詮索しないように大人しく帰ろうと思ったが


「…ネティーショも先に帰っていいわよ」

「あなたを一人にしたくないと言ったはずだけど」

「…」

「ほう何かあったのかネティーショ」

「まだ言いたくない、だけど私は三一納を一人にしない」

「ではこういうことですね。三一納さんが怪しいと思うネティーショさんは何か変なことをしないように監視をしていると」

「…そんなこと考えていないわよ」

「だったらなぜ、皆を遠ざけようとしておる」

「…」


ここで三一納は気が付いた、最近自分らしくなく感情をよく表にだしていると

そしてそれをネティーショに読まれていると

さらにこの場の全員に怪しまれていることに諦め祈土路との約束をぼかして話すことにした


「…ネティーショ、誤解よ。今回はリンゼットに言わないといけないことがあるだけよ」

「……何よ言わなくちゃいけないことって」

「…それはリンゼットのことだから言わないわ」

「おぬしまさか祈土路の…」


三一納はあまり隠し事は、いやこの世界に隠し事が得意な者はいないだろうから仕方ないのかもしれないが三吉の言葉に頷くと皆押し黙った


「…幻妖、もう解いたんでしょ。貴方も来てはだめよ」

「はーい…」


影遠の里を創った者達は敬われたりなどは特にはされてなく有名ではない者も複数いる。ただ祈土路は積極的に村の発展や祭りなどの皆の楽しめる環境を作るため旅などをして有名であった。祈土路が亡くなったと分かった時リンゼットのように泣いた者もいたそうだ


「…みんな、解散ね」

「…ああ」


祈土路の名前は200年経った今でも意味の大きいものだ。それからは皆大人しく帰っていった。幻妖は祭りに来ていた者たちに説明した後にいじられていたが

三一納はリンゼットを運ぶために抱えようとしたが自分よりも背の高いリンゼットを抱えるのは難しく人形に触れてしまった。すると気づけば周りは慣れ親しんだ家で目の前には祈土路が疲れた表情で座っていた


話書くの上達したらいいなぁ…

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