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影遠に談笑を  作者: sekiyasya
影遠に祭騒の談
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-陸の談-身体と痛み


「…それよりも藤原、休んでていいのよ」

「心配はいらんのじゃ。それよりも実体のないあやつをどう捕らえるかじゃろ」

「私のは無理やりなだけでそういうのは得意ではないですからね」


乗り気にはいかない、とは言うもののどうにか幻を解かせなければいけないのでいくら意識を乗っ取ろうが固有札や能力は使えない。それならば説得か、ただ起こしてしまうと同じ事になるだろう

そんな風に考えを巡らすが最終的には平和的に説得するだけだ。そうと決まれば言魂を解く





意識がはっきりしだしたときには幻妖の身体は色の定まっていない靄に戻っていた

幻妖は紅葉の言魂の影響からか記憶が曖昧のようで三吉達に見られている意味を思い出せないままで困惑する


「えと…だめ…?…」

「それはつまり仕置きを受け入れるんじゃな」

「まってまって!楽しいんだからいいじゃん!」

「問答無用!紅葉!」

「【弱らし・侵食】」

「ウソウソやめて!あぎゃああああああ!」


言魂、【弱らし】自分や周りの能力などをその名の通り弱らせる。紅葉の能力は扱いが難しく常に弱めないと扱えない。…まあ弱めたところでその能力は極悪非道だが

侵食、ただそれだけだとあまりよく分からないが、心を侵食する、身体を侵食する、そんな風に言えば恐ろしい能力であることは分かる。ただ紅葉は“何でも”侵食できる。例えば痛覚、それを【侵食】したとしよう。そうすると侵食した部分である痛覚を紅葉はどのようにもできる。その者から無くすこともまた、その無くした痛覚を戻すことも。そしてその痛覚に痛みを感じさせることも。とにかく紅葉は侵食したモノを操れる。

そして今回は物理的に触れない幻妖の痛覚を侵食し痛みを数秒感じさせた

ちなみにここでの感覚は『感覚=意識、心』なので耳や手などから得られるものではなくその者がどう思ったか、その者がこう思ったからこうだといった感じですごく曖昧な部分が多い。おそらく今回のことで言えば意識の底に痛みを感じる層がありそこでこういうことが痛いこれは痛くないといった判断をするところがあるといった感じか





痛みが消えてもなお悶えていた幻妖が回復してから言い聞かせようと思っていると幻妖が先に謝った


「ごめんなさい。今回は僕が終わらせないようにしたのが悪かったんだよね…楽しいこと教えてもらったけどだめだったんだね」

「…いったい誰に言われたのよ」

「え?そこのお姉ちゃんだけど?」


この場で幻妖にお姉ちゃんと呼ばれる者は一人、まさかと三人は振り向くと悲し気な顔でリンゼットが泣いていた


やっと買えたとあるシューティングゲームが楽しすw

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