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好きだよ
消極的な僕
怠惰な僕は動けない
君が手を差し伸べても動けない
わざと動かないでいる
君が強く手を引っ張ってくれるまでは
何重にも重ねられた扉を開いては閉じる
近付いたと思ったけど自ら遠ざける
ベッドの上でさえも無防備なのに
最後の扉は閉じたままで
何を求めているのだろう
本当は分かっている
君が手を引っ張るだけではダメなこと
強く求めすぎて言葉にならない僕の思いは
口に出せずに伝わらないまま
曖昧なことじゃなくて
確実な言葉を求めてる
怠惰だから君から聞くのを待っている
そんな言い訳をしながらまた1つ扉に鍵をかけていく
自由な君