彼方
離れても変わらぬ絆 今もまだ途切れてないと
信じていた二人の間 風がすり抜けてゆく
夢を選んで旅立ったあなたは 彼方星空の下で
何を求めて叫んでいるの? 望んだ未来に近づけたの?
ひたむきに生きるあなたのことを いつまでも見守っていたい……
眠りから覚めて気づいた 頬を伝い落ちる涙
夢の中で出逢えた姿が 今も心の奥に
あなたが離れていったあの日から 何度目のことだろう
「また会おうね」と告げたあなたの つらそうな別れ際の笑みに
あの日言い出せなかった言葉 風よどうか届けてほしい……
穏やかな木洩れ日の中 トランクに荷物と想い出を
詰め込んで古びた駅の ホームで列車を待つ……