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女神様の命令は絶対なのです!  作者: 村瀬誠
第一章:気まぐれ悪魔による暇潰しの悪戯
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第九話:偽りの平和に混じりし異端児

レイナ「どうしたのよ、そんなしょぼくれた顔して。帰りにロイと何処かへ寄っていたみたいだけど、何かあったの?」


フィーリア「ううん、なぁーんにもなかったよぉー。」


大浴場から部屋に戻ってきて早々ソファに倒れこんだフィーリアをそれとなく気にかけるレイナだが…対するフィーリアは気の抜けた返しをするだけであった。


レイナ「それなら別にいいけど、せめてパジャマのボタンくらいとめておきなさい、みっともないわよ。」


フィーリア「うっ、はぁーい…。」


レイナの指摘に渋々応じるフィーリアだが、横着してソファに突っ伏したままボタンをとめようと試みる。

しかしそんな体勢で上手くボタンがとめられるはずもなく、もぞもぞと体をくねらせながらなんとかボタンをとめようと足掻く。

そんな様子を見て呆れるレイナだが、何か上手くいかないことがあると大抵は落ち込むか投げやりになっているのであまり心配はしていなかった。

ようやくボタンをとめ終わったフィーリアは、大人しく横を向いてボタンをとめれば良かったと無駄な試みをした自分に腹を立てようとしたが…無駄に無駄を重ねるほどの気力は残っていないらしく、洞窟探索の疲れも相まってか引き続きだらけることを優先する。


レイナ「それで、何があったの?」


フィーリア「…だから、何もなかったって言ってるじゃん。」


レイナ「後で泣きつかれても面倒だから今言いなさいと言ってるの。」


フィーリア「…むーっ、レイナのいじわる…。」


レイナ「意地悪で結構。私はフィーリアのためになるのなら、フィーリアの敵にもなるつもりよ。」


フィーリア「なんかずるいなぁ、レイナは私のことぜぇーんぶお見通しで…。…いっつも助けてもらってばっかで。」


レイナ「助けられるのが嫌なら早く一人前の女神とやらになることね。それができないのなら、甘んじて施しを受けなさい。」


フィーリア「…ぶーぶーっ!」


レイナ「…はぁ、碌に反論できないからといって形だけでも抗議するのはやめなさい。…それで、何があったの?」


フィーリア「…言わなきゃダメ?」


レイナ「強制はしないし理由もなんとなく想像が付くけど、できればあなたの口から直接聞きたいわね。」


フィーリア「…もう、やっぱりずるいよ、レイナは。そんな風に言われたら言うしかないじゃん。」


レイナ「なら話してごらんなさい。あなたが愚痴をこぼすくらい、私にとっては何でもないんだから。」


…。


それから数日の間、ロイはひたすら洞窟に篭もり続けた。

外れ道を引くことが大半だったが、当たりの道を引いた時の鉱石収穫率ははっきり言って異常だった。

通常鉱石は地中などに疎らに分布しており、辺りを掘り返しても鉱脈が見つからないことはザラにある。

しかしそんなロイの中の常識は、初めて鉱石を発見した時にガラリと音を立てて崩れ落ちることとなる。

そこにあったのは、両手を広げるだけでは多い隠せないほどの巨大な鉱石の塊。

それらはポツポツと、小さな身を寄せ合っている鉱石の集まりなどではなく…一つの大きな塊として地中に眠っていた。

一体どのくらいの大きさなのかを把握しようと、辺りを掘り返してみようと三十分ほど鶴嘴を振り続けたが…労力に見合ったものが得られるわけではなさそうと途中で断念。

目的としては今目の前にある鉱石の塊を削り取れればそれで良い…己の好奇心のため無駄な時間を割く必要はないと判断し、ロイは早速その巨大な鉱石の採掘に取り掛かった。

初めから鉱石の全てを一度で持ち帰ることはできないと思っていたが、背負っているリュックサックや予め用意していた布袋などにできる限り鉱石を詰め込んでも尚…目の前にある鉱石の塊が小さくなった感覚はない。

なぜこれほどまでに巨大な鉱石の塊が眠っていたのか疑問に思うロイだが…それに加えもう一つ、この鉱石の塊に違和感を覚える。

今回ロイが採掘したのは『魔石』と呼ばれる鉱石…これらは通常の鉱石とは異なる点が存在する。

それは『魔力に触れると発光する』という点である。

通常魔力は魔管を持つ人間にしか存在せず、魔管を持たない人間や無機物に魔力を与えたとしても霧散してしまう。

しかし稀に『魔力溜まり』というものが生成されるらしく、地下採掘に勤しむ者たちはこの魔力溜まりのことを『地底石の女神』と称し称えているとかなんとか。

そしてその事例を当てはめるのなら、ロイは今回『運良く』その地底石の女神とやらに出会ったことになるわけだが…しかしその偶然は偶然ではなく必然のものであると後にロイは知る。

なぜならそれは、『見つけた鉱石がいずれも発光していたから』…である。

初めて見つけた鉱石と同じく…その後発見した鉱石もその全てが巨大で、尚且つ発光していた。

巨大な鉱石の塊が分布しているのは、ここが地上ではなく空中に浮かぶ浮島だから分布の仕方に差異があるとこじつけることはできるが…それでも発見した魔石のいずれもが発光していた原因は不明。

可能性があるとしたら、『運良く』『全ての鉱石の周辺に』『魔力溜まりが存在していた』から…ではあるが、このアスケイドに足を踏み入れた時から感じていた違和感が原因となれば、ロイにはこの現象の説明が付く。

その違和感は女神という存在が多くこの浮島に集っているせいだと思い込んでいたが、どうやらロイのその予想は当たりでもありハズレでもあったようだ。

魔力というのは、それを有している者ならば多少なりとも感じ取ることができる。

つまり女神ならば…またエレメンタリアであるならば、出会った者の魔力保有量をある程度見極めることができる。

そして女神はエレメンタリアよりも多くの魔力を有している…ということは女神から感じ取る魔力の量もそれ相応のものとなる。

故に女神の半数以上が集まるこの浮島にて常に濃度の濃い魔力を感じてしまうのは極自然の通りと言える。

だからこそロイは見落としていた…己の感じる魔力が全て『周囲の女神から発せられているもの』と思い込んでいた。

だが流石のロイもここまでお膳立てされた状況に放り込まれれば否が応にも気付く…何かしらの原因が働いて地中は魔力に満ち満ちているということに。

その原因がなんなのかを知る術はないが…フィーリアのための魔石集めが想定していたよりも捗るのなら、その疑問もロイにとっては些細なことだった。

放課後時間の取れる日はフィーリアも採掘に参加したが…自分が採掘に加わるのは効率が悪いと判断し、主には掘り起こした鉱石の運搬を行うことに。

魔石にもいくつか種類があるため、フィーリアが触れること反応を示す鉱石だけを重点的に収集し…二人の鉱石集めはロイがカトラーナ学園に編入したあとにも続くこととなる。


…。


フィーリア「いよいよ明日からロイ君も学園に来れるね!」


待ちに待ったロイの編入に心躍らせるフィーリア。

無邪気に笑顔を浮かべる彼女を見て、フィーリアが本心から自分のためになることをしてくれているのだとロイは感じる。

それがフィーリアのためになっているのだから、ロイもそのことに関しては喜ぶべきなのだろうが…生憎と二つの意味でそれを無条件に受け入れることはできない。


ロイ「はい。…ですが明日からは鉱石採掘に割ける時間も少なくなるでしょうし、そろそろ武器の構想を練り始めて試作を始めていきましょうか。」


一つは、今フィーリアの抱えている問題を解決していないから。

彼女が必要以上にその問題を重要視しているため、心情的にもこの問題を解決しないことには学園生活を満喫できない。


レイナ「結構な量の鉱石があるみたいだけど、まだ掘りに行くつもりなの?今ある分だけで十分な気がするけど。」


ロイ「試作でどの程度消費するか分かりませんし、作る武器次第ではここにない鉱石が必要になってくるかもしれませんからね。」


そしてもう一つは彼女が『ロイのために』行動しているから。

そうすることでフィーリアが満足することは分かっているが、それでもフィーリアにはフィーリアのことを優先して欲しい。

これまでに幾度か不用意な発言をしフィーリアを困らせたことのあるロイは、己の感じるままを言葉にすることを控えるよう心掛けてはいるが…やはり本音としては自分のことを気にかけずフィーリア自身のことを優先して欲しいと思っている。


フィーリア「ごめんね、そこらへんはロイ君に頼りっぱなしになっちゃって…。私にも何か手伝えることがあればいいんだけど。」


ロイ「試作をしたり実験をしていく中でフィーリア様の協力は必須ですから、その時にお手伝いいただければ十分です。」


レイナ「…ちなみに、どんな武器を作ろうと思っているの?」


ロイ「具体的な構造はまだ思い浮かんでいませんが、とりあえずはあまり強力な武器にならないようにしたいと思っています。」


ロイ「試験における使用可能武装の規定に引っかからないことが前提とされるので、目に見える恩恵があまりに大きい武器は当然却下されるでしょう。」


ロイ「なので意図的に弱点を付与したり、或いは限定された条件下でのみ効力が発揮される…といった制限が必要かと。」


フィーリア「…なんかその言い方だと、物凄い武器も簡単に作れちゃうように聞こえるんだけど。」


ロイ「魔力を体内から強引に排出ことは魔石を使えば容易にできますし、それに強力な魔法を発動するための術式を組み込むだけならそれほど手間はかかりません。」


ロイ「私の持つカードもそうして作成しましたし、やはりそうした構成を軸に武器を考えていくのが良いかと。」


レイナ「けど大丈夫なの?明日からは学園にも通い始めるのに。…今更だけど、私は無理に学園へ行く必要はないと思うわ。」


フィーリア「いいの!ロイ君には普通にここで生活してもらって、普通に学園を楽しんでもらいたいんだから。私のために頑張ってくれるのは嬉しいけど、ロイ君もちゃんと学園に行ってね。」


ロイ「ええ、女神様が普段どのようなことを学んでおられるのか興味もありますし、勉学を疎かにするつもりはありません。」


フィーリア「むー、そういうことじゃないんだけど…。」


レイナ「他人が何かに対しどういったことを感じるかは女神それぞれ人それぞれよ。誰もがあなたみたいに能天気で未知を楽しめるわけではないの。」


フィーリア「なにおーっ!ちょっとムカっとくるけど正しいこと言ってるから反論しにくいぞー!」


レイナ「なら大人しく言いくるめられておきなさい。自分のやりたいことだけを主張するのは子供のすることよ。…それが例え相手のためを思っていたとしてもね。」


窘められションボリとするフィーリアを見てロイは若干焦りを見せたが、レイナに『いつものことだから気にしないで』と言われ…やはり自分に出来ることはないのかとこれまたいつも通りロイも気落ちする。

それを表に出すことはないが、その事実はまた一つロイの心をチクリと刺す。

どうしてこうも毎回のように上手くいかないのだろうと、自室に戻りつつ思案するロイだが…その答えが見つかるはずもなく、ベッドに横たわり眠りに就くまでその疑問に対する回答を模索し続けた。


…。


メルローズ「本日は皆さんにお伝えしたいことがあります。…ロイ・カースナイトさん、こちらへ。」


そうしてようやく、ロイがカトラーナに編入する日が訪れる。

その日の朝は珍しく学園長の朝礼から始まった。

メルローズは普段仕事に追われているためあまり表立ったことはしていないのだが、今回ばかりは学園の最高責任者である自分が説明しなければならないと判断したのだろう。

顔立ちは幼いといっても、その者が自分たちと異なる存在であることは一目見れば明白だった。

場違いにも程があるその場に整然と佇む彼がここにいる説明を始めるメルローズ。

壇上に上がったロイを見て一瞬生徒たちはざわめきを見せたが、メルローズが口を開くとそのざわめきもピタリと止み女神たちは皆メルローズの話に聞き入った。

ここアスケイドに住む女神は人間に対してあまりに免疫がないということ、そのことについて実際に問題が発生しているということ…今までに起こった出来事を語りその危険性を生徒たちに訴えかける。

それが方便だと分かっていながら、真実のこもった出任せを口にする…そうしていることに吐き気を催すことはもうないが、そんな偽善を並べ立てても何も感じなくなった自分の心は既に元に戻らないのだと…メルローズは空虚な己を再確認した。

そうしてロイの紹介が済んだ所で朝礼は終わり、ロイはフィーリアのいるクラスへと招かれるのであった。

教団の横に立たされ自己紹介を始めるロイ…ざっと見渡した中にフィーリアの姿もあり、こちらに向かって小さく手を振っているのが見える。

その隣にはレイナの姿もあったが、ロイに対し特に反応を見せることもなくいつも通りの澄まし顔でこちらを見つめる。

自己紹介が終わり予め用意されていた席に座った所で本日の授業が始まる。

カトラーナ学園では時間割というものが存在せず、一教科を学ぶのに丸一日を要する。

つまり座学ならば座学を丸一日…実技ならば実技を、それぞれ丸一日かけて行っていく。

そしてそれぞれが取得している単位も異なるため、既にその教科の単位を取得している場合はその教科の授業を休むことができる。

ちなみに昼休みを除く授業間の休み時間は存在せず…一日のスケジュール的には午前授業、昼休憩、午後授業…といった感じである。

硬い木製の机の上でペンを握ること数時間…女神に囲まれるというのは思っていたよりも緊張することのようで、チャイムが鳴りお昼休みになると肩に入っていた力がふっと抜けたのをロイは感じた。

フィーリアは、小さく息を吐くロイの元へ真っ先に駆け寄り一緒に学食へ行かないかと誘い、断る理由もなく頷いたロイとルームメイトのレイナと共に学食へ。

先に三つ分の席を確保し、場所取りのため残ったレイナの分まで注文を済ませフィーリアとロイも席に着く。

その様子を周囲の女神は興味深そうに眺めているが、こちらに話しかけてくる様子はない…普段より落ち着かない昼食だがフィーリア以外は至って平然としていた。


フィーリア「そういえばロイ君って、地上にいた頃は学園とか通ってたの?」


ロイ「村に科学を学んでいる方がいて、その方が定期的に開く勉強会のようなものなら数回ほど行ったことはありますが…カトラーナのような教育機関は初めてです。」


フィーリア「なら授業にもついていけないよね…今日は地理学だったし退屈だったでしょ。」


ロイ「いえ、不明な点は多々ありましたが新鮮でした。…ただ、授業についていけていないのも事実なので、なにかアスケイドについて詳しく書かれている書物などがあれば良いのですが…。」


フィーリアたちの住むこのアスケイドには、他にも同じような浮遊島が存在する。

大小様々な大きさの島が各地に転々とあり、それらの総称としても『アスケイド』の文字が使われる。

百以上ある浮遊島は大きく二種類に区分されており…女神が住む『有神島(ゆうじんとう)』にはそれぞれ名称があるが、女神不在の『無神島(むじんとう)』には名称が存在しない場合が多い。

この有神島の中で最も栄えている浮遊島がこのアスケイドであり、そこに住む女神の数は他の有神島とは比べ物にならないほど。


レイナ「それなら放課後、学園を案内するついでに図書室にでも寄っていく?そこまで詳しい資料があるわけじゃないけど、アスケイドの概要を知るくらいなら問題ないはずよ。」


ロイ「図書室、ですか。…そうですね、お二方が問題なのでしたら是非。」


フィーリア「私も、最近座学の方はやってなかったしなにか借りていこうかなぁ…。」


スプーンに乗せた海鮮丼を口に運びながら思案するフィーリア。

再試験のこともあってここ数週間は特訓に明け暮れていたが、それで勉学を疎かにしていては意味がない。

再試験までの期間が短いが、そちらのことばかりに気を取られているとあっという間に後れを取ってしまう…ただでさえ実力は他より劣っているというのに、これ以上の差は付けたくない。


レイナ「勉強を頑張るのも結構だけど、再試験のこともあるのだからそっちを優先しなさいよ?」


フィーリア「大丈夫だよ!ここの所練習ばかりだったし息抜きに読むだけだって。」


先日行われた定期進級審査だが、フィーリアはほぼ全ての教科において九十点以上という高点数を叩き出した。

唯一苦手とする魔学も八十四点と合格ラインを優に超えており、座学に関してはトップクラス…とまではいかないものの充分優秀な成績を収めているといっていいだろう。

フィーリア自身も『学ぶ』ということに対し喜びを見出しており、その旺盛な知識欲には果てがない。

今現在は来る再試験のため控えているが、普段は寮の閉門時間ギリギリまで図書室に篭もり本を読みあさることも多い。

故にフィーリアは今、活字に…文字に飢えている状態なのだ。

文学少女…と言えば聞こえはいいのかもしれないが、夜遅くまで読書をした翌日の寝起きの悪さをよく知っているため、レイナとしてはほどほどにして欲しい所ではある。


???「何やら楽しそうに話しているじゃないか。僕も是非君たちのおしゃべりに混ざりたいのだけれど…いいかな?」


フィーリア「え…お、王子!?なんでここに…。」


雑談を交える三人の輪に割って入ってきたのは、煌めく金色の髪を一つに纏めどこか洗礼された雰囲気を持つ少女…いや、ここでは少年と言っておこう。

先程までフィーリア立ちに向けられていたどことなくこちらを伺うような視線は一掃され、声をかけたその金髪の女神に対し熱い視線が注がれていた。


クレンキット「やあ、フィーリア。こうして直接話すのは何年ぶりだろうね…フフ、驚いた顔も素敵だね、君は。」


隣にあった椅子を引き寄せフィーリアの真横に陣取るクレンキット…その様子を見たレイナは眉を顰めそれを咎める。


レイナ「…まだ私たちは承諾していないのだけど、勝手に割って入ってこないでくれるかしら。」


クレンキット「ふぅ…相変わらず怖い顔をしているね、レイナ君は。だけど僕がそうさせてしまっていることは自覚している。…そのことについては謝罪しよう。」


横着なその態度とは裏腹に向けられた咎を真摯に受け止め謝罪する姿勢を見せるクレンキット。


クレンキット「申し訳ない…けれど用件はすぐに終わるから安心したまえ。」


レイナ「…用件?」


クレンキット「ああ…と言っても、君たち二人にじゃあ…ないんだけどね。」


ロイ「…。」


ロイを見つめるその瞳は何を語ろうとしているのか、この時のロイにそれを知る術はなく…そしてこれからクレンキットの放つ言葉は、学園中を震撼させることとなる。

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