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青春MEMORIES  作者: 紫紀
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第5話 迷子

「購買ってどこだろう」


先輩から購買のチョコレートピーナッツサンドを買って来るように頼まれた。しかし私自身、1年生でお弁当派なため購買は利用したことなかったため、購買の場所はわからない。

今日は土曜日で学校はお休みだが、私は部活があるため学校に来ていた。そのため生徒の姿はあまり見渡らない。


「はぁ、どうしよ」


「どうかしたのか?」


ひょっこりと顔を出されて私は悲鳴をあげた。私の悲鳴に驚いた相手も悲鳴をあげた。


「びっくりした」


「俺もだよ」


そこにいたのは柔道着を来た男の人、自分の学年ではないことは明らかだ。


「迷子か?」


「迷子じゃないです、購買を探してるんです」


「やっぱり迷子なんじゃねぇか、着いてこい案内する」


そう言われ私はその男の人に案内された。私は先輩から頼まれたチョコレートピーナッツサンドを買った。


「あの、ありがとうございます。」


「おっ、おう」


そう言い先輩は去ってしまった。




「あー、やべ可愛すぎだろ。あの1年」


柔道場に入る前、購買を案内した男子生徒の鵜飼(うかい)竜二(りゅうじ)はそう呟いた。


「へぇ~、可愛い後輩がいたんだ」


「マジでやべぇ、彼氏とかいるのかな」


「さぁ?。でもそれより俺はなんで練習に遅れたのか知りたいな」


「いやあんなに可愛いんだから彼氏いるって……、ってえぇ、ちょっ、部長」


鵜飼の後ろには、にこやかに微笑むが怒っている柔道部部長の神柳(かみやなぎ)時雨(しぐれ)だった。


「休憩時間とっくに過ぎてるけど?弁明があるなら聞くよ」


「すいませんでした」


と鵜飼は頭を下げた。


「まぁ、君のことだから正当性のある理由だと思うし。恋に現を抜かすタイプでもなさそうだし、練習に戻っていいよ」


「はい」


そう言い鵜飼は部活に戻ったのだった。そして後日、彼は友人に1年の名前を教えてもらった。


天神林(てんじんばやし)日菜子(ひなこ)名前も可愛いと鵜飼が1人悶えていた姿を見た生徒達は皆、気持ち悪いと思ったらしい。




はじめましての人もはじめましてじゃない人も作者の紫紀(しき)です。みんな元気ですか?私はくしゃみがすごいです。

今回のお話は鵜飼くんと天神林さんのお話です。2人ともすごい苗字だな。鵜飼くんはわかりませんが天神林さんは少数ですが実在する苗字です。

チョイ役として『風邪』に出てきた時雨の登場回でもあります。こいつ柔道部の部長なんです。鵜飼くんはめっちゃ時雨のことを尊敬してます。まぁその辺の詳しいことはまた違うお話で書けたらいいな。

あとがきはここまで。バイビー☆

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