表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/44

第11話 二人の決断

♠信一side ♡愛side



『なぁ・・・・ラブ・・少し相談に乗ってくれないか?』


『なに?恋愛相談?』


『そう・・』


これで何度目になるか分からないネットの相手に相談する恋人との事


『何かあったの?』


『実は今日恋人と、二人の事、今後どうしていくのか良いのか話そうとしたんだけど・・』


『けど?』


『うん・・恋人の顔を見ると困った様な表情でさ・・とても歓迎してくれてる様に思えなくて・・・』


『そう・・メッセージとかは?送ってみた?』


『いや・・ここ最近は業務連絡みたいなメッセージしかやり取りしてなくて、とてもじゃ無いけど無理だよ』


『ノブーはその彼女さんの事どう思ってっるの?』


♠信一side(どう思ってるか・・・別に嫌いになった訳じゃない・・でも誰よりも一番好きな相手かと言われると今は・・分からない・・)


『勿論好きだよ・・でも、お互い今のままじゃ幸せになれないと思う・・・一度関係を清算するべきかもしれない』


『そう・・・なんだぁ・・・ノブ―私もね聞いて欲しいの・・』


『ああ』


『実は、私は彼氏からフラれそうなの・・・』


『それは・・・なにか心当たりあるの?』


『うん・・・今日ね・・学校からの帰り道、別れ際に私に何か言いたそうにしてたけど、何も言わずに悲しい顔をして帰っていったの・・』


『でも、それだけで別れるって話か分かんないじゃない・・』


♡愛side(あんな悲しそうな顔・・・言いにくい事を言おうとしてるとしか考えられない・・・)


『うん、でもあんな悲しい顔見たこと無いかも、最近会話も続かないし休日も会わないし・・恋人で居る意味あるなのかな?って最近思うの・・おそらく相手もそう思ってるはず・・』


『じゃぁ、ラブ自身はどうしたいの?彼氏との事』


『何処かで、ケジメを付けなきゃって思ってる・・・私自身も今彼氏の事を一番好きかと言われると・・・分からない・・』








『ラブ・・俺は・・俺の事はどうかな?・・・』


『え?ノブ―の事?』


『ああ、俺の事は好きかな・・・?』


『ええ、勿論ノブ―の事は好きよ?』


『じゃ、彼氏よりも好きか?』


『え?・・・それは・・・』


『そんな無関心な男と別れた方が良いよ!きっと俺の方がラブの事・・・好きだから』


『ノブー・・・・ノブ―こそ・・・そんな冷たい女なんか別れた方がいい!私の方がきっと幸せに出来る』


『ラブ・・・・』『ノブー・・・・』


『そうだね・・きっと今のままじゃ全員幸せになれない・・・俺もラブも・彼女もラブの彼氏も・・』


『うん・・・どこかでハッキリさせる必要がある事だったんだよね・・・』


『ありがと・・ラブ、俺決めたよ!』


『うん、私もありがと!私も決めた!』


お互いに感謝をしあってその日はゲームを終えた・・・





♠信一side&♡愛side「「明日、キチンと(愛と)(信一と)お別れしよう」」








二人のすれ違い迷走恋愛物語が今始る・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ