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chocolate time  作者: さや
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でも、そう言われてみれば………あれ?


なんで小崎くんは、私がチョコ好きって知ってたんだろう?

ケーキも2個入ってるけど、両方チョコケーキだし。


普通、好みがわからないなら、イチゴショートとか買わないかな…それか2種類買うとか。

なんでチョコケーキ2個なんだろう???


やっぱり、私がチョコ好きなの知ってたってこと、かな?

ためしにお姉ちゃんに聞いてみる。


「ねぇ、お姉ちゃん。このケーキなんだけど、なんでチョコケーキが2個も入ってるんだと思う?」


「は?あんたがチョコ好きって知ってたからじゃないの?」


「う~ん…なんで知ってるの?」


「学校で、よくチョコ食べてるとこを見られてたとか?」


「そんなに食べてないもん!」


「じゃあ、あの子がチョコ好きで、一緒に食べようと思って買ってきた…ってことはないだろうし…。やっぱ、あんたに脈ありで、チョコ好きなこともリサーチしてたのかもよ?イヒヒ。」


「いや。それはないでしょ。」


といいつつ、ちょっと赤くなる。

…どうなのかなぁ?


小崎くんとはほとんど話したこともないし…

(ていうか、クラスの男子とはほとんど話さないんだけどさ。自分から話しかけるの苦手だし…)


「まあ、たまたま店にチョコケーキしかなかっただけかもしれないけどね」


「あ、そうか。そういうこともあるよね」


あはは。なんか悩んでバカみたい。

気をとりなおして、再び大好きなチョコケーキを食べることに専念する。


そして、2個目にフォークを伸ばしたところで、お姉ちゃんのあきれたような目。


「そんな大きいの2個も食べるの?ぶたるよ?」


「だ~っておいしいんだもん♪2個くらい全然余裕だよ~。ぶたるっていうな!あ、お姉ちゃんも食べたい?」


「今、ダイエット中だから。」


そういえば、私も、最近ちょっとぽっちゃりしてきたかも…。

チョコ食べ過ぎかなぁ…。


そう思いながらも、二人でとりとめのない会話をしながら、結局一人で2個とも完食しちゃった。


「は~おいしかった♪満足♪♪」


気分もよくなってきたし、もう風邪も大丈夫だよね。

明日学校行ったら、小崎くんにお礼言わなくちゃ!

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