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chocolate time  作者: さや


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しばらくの沈黙の後、彼女は少しうるんだ瞳で言葉を探しながら言った。


「あの…えっと…。私、小崎くんのこと、あんまり知らないし……。その…えっと…………ごめんなさい」


半分、予想していた答えが返ってきた。

僕はがっかりと落胆しながらも言葉を返す。


「いや、僕のほうこそ…。いきなりこんなこと言って、ごめんね。これからも、友達でいてくれる?」


「うん……」


彼女はこくんと頷いた。


「じゃあ、僕、先に行くから」


そう言って、僕は先に音楽室を出た。


半分は予想していた答えだったけど、やっぱりつらいな…。


僕はひとりになれるところを求めて、屋上へ向かって歩いた。


屋上には誰もいない。

僕はフェンスにもたれて座り込んだ。

青く澄んだ空を見上げていたら泣きそうになって、がっくりと肩を落として地面を見つめる。

胸がズキズキと痛い。


さっきまでは確かにあったキラキラふわふわした気持ちは、今はすっかりしぼんで泡のように消えてしまっていた。


もう、あきらめなくちゃ…。


目をつぶると、水野さんの笑顔が浮かんでくる。

さっきまでは、僕を幸せな気分にしてくれた彼女の笑顔。


だけど今は、苦しい……。


早く忘れよう………。

好きになったばかりなんだから、だったら、きっと忘れるのも簡単だよな…。

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