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ペットがメイドになる前に

あぁ、幸せだ。


ペットを愛でる飼い主達は誰しもこんなことを思うであろう。

だって可愛いもんなペットって。


「ご主人様?なでなでの時間は終わりにゃ」


「あ、悪い悪い。気持ち良すぎて忘れるところだった」


紹介しよう。俺が溺愛しているペットのネコの【シアン】だ


まずこのネコ耳


撫でると喉をならして喜ぶ。可愛い


さらさらした銀髪


手触りが良くて絹の織物を触ってるような感じだ。可愛い


くりくりとした蒼い眼


そこら辺の海なんか淀んでみえるくらい澄んだ眼。

目を合わせてるとニッコリ微笑んでくれる。 可愛い


今回はこのくらいにしておこう。



「ご主人様ー、おやつの時間だにゃー」


「今準備するからなー、待ってろよー」


シアンはおやつが大好きだ。

毎日この時間にはなんかキラキラしている。


「はい。今日はショートケーキだ」


「わぁ!ご主人様の手作りにゃ?」


シアンはフォークを使って食べ始める

嬉しそうな表情を見るのも俺の日課だ

と、言ってもつい最近のことではあるが…


これはありふれたボーイ・ミーツ・キャットなお話である。



〰一週間前〰


side 篠崎 凉斗


「ほーらシアン、こっちこーい」


俺が小学生くらいの時に飼い始めた猫。シアンはホントに可愛い

トテトテと四足でこちらに歩いてくる


「よぉーしよし。シアンは本当に可愛いな〰」


目を細めて気持ちよさそうに身を委ねてくる。


「お前のこの毛並みを堪能するのもこれで最後かな…?」


俺は大学に進むにあたって一人暮らしをすることになっていた

実家にいるシアンの毛並みはしばらく堪能することが出来なくなってしまうのでこれでもかとばかりにモフっている。


「じゃあな…シアン。行ってくるから。」


シアンはじっとこちらの顔を見ている。


「たまには戻ってくるからな。」


最後に頭を撫でて、俺は家を出た。



sideシアン


私は猫だにゃ。名前はシアン。


この名前は今私を撫でているご主人様がくれたものにゃ!


「にゃ〰」


ご主人様のナデナデはとても気持ち良いのにゃ〰


私がこの家に来てから毎日してくれてるご主人様の日課にゃ!


気持ちよさに浸っているとご主人様が立ち上がって…


最後に頭を撫でてくれたにゃ。


「にゃん?」


その撫でを最後に、ご主人様はいなくなってしまったのにゃ。












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