入校編 1
初めて書きました。おそらく文がおかしいと思います。心温かな目でご覧ください。
「鉄、人生楽しく生きなきゃ損だぞ」
2250年3月 12時30分 卒業式
「おい鉄平、お前ついに卒業だな悲しくなるな」
「そうでもないよ。」
「ほーくん、鉄平のことを何もわかってないね、鉄平わね、卒業を誰よりも待ち望んでたんだよ。」
「おいおいその言い方だと鉄平は薄情者みたいじゃねーか。」
二人の鉄平についての人間性の話がどんどんヒートアップして行った。
「お前らちょっとうるさい。」
「鉄平くん?」
「はい!」
二人の会話に夢中になっていて後ろからの女性の呼びかけに驚き声が高くなってしまった。
「大丈夫?誰かとしゃべってた?」
「いや、しゃべってないよ全然。それでどうしたの?」
「あ、これからクラスのみんなでお別れ会するんだけど一緒にどう?」
「ごめん、ちょっと用事があって……。」
「そうなの?じゃあ仕方ないね。」
「「………………………。」」
鉄平はこの無言の空間に耐えることができなかった。
「じゃ…じゃあさようなら。」
彼女は霜月かえで、鉄平のクラスの委員長で、成績優秀であり面倒見がいい女性である。
そして鉄平の生まれて初めての片思いの人でもある。
2250年3月 14時00分
「とぅえ〜〜ちゃ〜ん卒業おめでとーう。」
「蘭子さんどうもです。」
斎藤蘭子年齢不詳、鉄平をとても寵愛している女性である。
「元さんいますか?」
「おっ、来たか。こっちだこっち。」
仙道元40歳、魔物関連の依頼を受ける鉄平の親のような存在である。
「こんにちは元さん、おれ中学卒業しました。もうこれで、ここで働けますよね?」
「おいおい随分急だな。まぁそれはともかく卒業おめでとう。」
鉄平は元のお祝いをうけ一礼した。
電話がなった。
「元さーん、皿水家から護衛依頼来ましたよ。」
「皿水家から護衛?また嬢さんが街歩きたいとか言い出したか?」
「元さん、皿水家って?」
「ん?あぁ皿水家は平安時代から受け継がれてきた陰陽師の一家なんだよ。そしてそこの嬢さんがすごい力持っててな。まぁ魔物に狙われやすいんだよ。」
「それで、護衛をと?」
「まぁそんな感じだな。」
「元さん、おれ行っても大丈夫ですか?」
「おまえがか?まぁ確かにお前の実力なら十分すぎるが、、。よしじゃあ初仕事だ頼んだぞ。」
「はい!」
鉄平が去って1時間後
「元さん良かったんですか?てっちゃんに行かせちゃって?」
蘭子が元のお茶を注ぎながら不安を募らせた。
「鉄は俺たちよりも実力は上だぞ?なにが心配なんだ?」
元は蘭子の不安に疑問を感じた。
「えっ、だって卒業したと言ったって、4月までは中学生として扱わなければならないから、中学生に働かせることってダメなんじゃ………。」
元は震えた手でお茶を飲んだ。