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09時30分 入学式その2

小学校でも中学校でもましてや高校に入ったからってプログラムに変化は無い。

新入生はクラス毎に、二列になって入って席に着いて

校長は「行事の挨拶」なる本からテンプレを如何にも有り難そうに話し。

それに続くようにテンプレが延々続く…


あまりにも退屈なので、考えてみた。


先ずは、

・例の赤い糸は僕には見えないが確実に打ち込まれてるらしい。


・スーちゃんを探さないと薬の効果が終わってもゲームは終らない。


・都こんぶ。と謎の言葉「10円ガム」あ~訳解んないよ。


と考えてる間に入学式は終わっていたらしい。


新入生はぞろぞろと教室に向かう。僕は2組だった。

教室に着いてまず机の右上に名札があるのを確認。そして席に見慣れた人影。

「うん、朱里姉。何してるのかな?」

「姉としてミユキを勧誘にきた。」さあ姉成分を補給したまえ。


「勧誘?」

「詳しくは、LHRが終わったら迎えを寄越す。」変なのに捕まるなよ~♪


朱里姉のせいでクラスで早くも目立つ存在になりました。


「今のお姉さんなの?」美人さんだね。

隣から巫女すがたの眼鏡をかけた女の子に声をかけられた。

ここって制服厳守じゃなかったっけ?


「ああ、これ?私目立つの嫌いだから…」それに洋服って苦手なんですよ♪


「ついでに自己紹介♪如月 かな」臼井くんお久しぶりです。

「どこかでお会いしましたっけ?」本当に誰だ?

「あれ~覚えてませんか?私、二ヶ月前に病院の待合室で…」

「??」

「呼び出しした看護士の妹ですよ。」覚えてませんか?

「それって初対面でいいですよね!」この娘は海馬に電極でビリビリされたのだろうか?

「そう言われるとそんな気がします」不思議ですね?と小首を傾げると…

「じゃあ♪デュエルしましょう!」にっかー♪

「どうしてこの展開から?」「えー!?いいじゃないですか~処女とDTを賭けてのガチバトル!!」萌えませんか?

「初対面でリスク高い賭けは辞めよ?」デュエルしたくないし…

「私の膜の心配なら大丈夫です。空気に触れたら再生します。」ステンレスだから…

「?」

「なら、大食いではどうでしょう?内容量200リットルありますから!」ドヤッ!!

「なら、かけっこならどうでしょう?坂道なら負けません」転がれば速いですから

「どうして、例えがドラム缶なの?」

「…臼井くんも私をドラム缶扱いするのね…」うぅ

「如月さん。取り敢えず友達として宜しく」このクラスに危険物取り扱い主任はいないのかな…。

「はい。」やっぱ臼井くん素敵だな(はーと)


ガラガラッと派手な音がしてショートヘアのジャージ姿の如何にも体育教師やってますって女性が入ってきた。

「えっと…これから2組の担任になる姫川 亜理子だ。」担当教科は家庭科だ文句あるか?

「あと臼井。後でケー番教えろ!いいな?」今年のクリスマスは独りは嫌なんだよ…たのむ




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