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どっち?

修正盤

一級死神士がどう凄いのかは理解出来ないが…


目の前の僕好みの年上の女性を思わせる声を放ちながら幼女は自慢気に語った。

合格率0・001%の国家資格を通過した死神だと。


「そんな私にも、100ある欠点の…《字が汚い》《思い込み》の同時に発動させるなんて…」感心された。(仮面で表情は皆無だが。)


「…それで、皐月さんは僕に何か用事でも?」


「ないよ。」

爽やかに言い切られた。

「次いでに間違えて殺っちゃった(はーと)」てへペロ

うん。神殺しって罪になるかな?と独りごちる。


「…ウ~ちゃん…例の薬…え~幹事…写メ」

パシャ。ピロリロ~ン♪

「…いいの?有難う。」


この死神は何やってるんだろう?

普通に疑問しかおきない。

「私の完璧な交渉で、ヨシユキくんに選択肢が出来ました♪」

褒めて褒めてって感じで寄って来た。


皐月さんが言うには


1:役所に死亡届を提出して、特別待遇で生活する。


2:ウ~ちゃんの薬を飲んで生き返る(副作用もあるよ♪)


「因みに1だと私免停一ヶ月に三ヶ月謹慎なの…」だから薬を飲んで(はーと)


「まず、ウ~ちゃんって…」

「そこは安心していいよ!!ウ~ちゃんとア~ちゃんは私の友達だから。」


不安要素が増えただけだった…


「ところで、ヨシユキくんはDT?」


「皐月さんのせいでDTのまま殺されましたが…なにか?」


「…なら、薬は効きすぎる位効くよ。」よかったね。

「副作用があるって言ってたでしょ!何?」服薬が決定してるのが納得いかないけどね。


「DTがこの薬を使うと…」

1:服薬後二十四時間異性にモテる。

2:時間内にDTを捨てたり、奪われたりしたら世界が消える。


「副作用はその程度だよ」アッハハ♪


「そんな訳だから眼を閉じて薬を飲もうか♪」


「薬を渡せば良いのでは?」

「それだと薬が効かないし」今は私しかいないし…


「…わかったから早くしてくれ。」 目を閉じる


信用されてないのか、両目に冷たいのが重ねられた、皐月の手だ。


「まだ?」


「じっとしててよ!」


小さく「せーの!」の声とともに…軟らかくて湿った感触が口一杯に拡がった…


ん…んく…ふっ…あふっ


舌…入って…んんっ


ぷはっ


「…のんで」


あふん。


んぐっ…何か呑んじゃった…不思議と甘くて…良い匂いがする…


「ねえ…これは…」


「こっち見ないで…」


皐月さんはいつの間にか僕と背中合わせになっていた

皐月さんの背中から温かい温もり…ってか胸が熱い…アツイ、アツイ、アツイ、アツイ、アツイ、アツイ………………………………


目の前が段々…白…く…


何処からか声が聞こえる…

「私の初めて…DT守って…」


…もう何も考えられない。

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