17:00 存在定義
作者の為のキャラ設定。
臼井家の人々。
臼井 美香子
未亡人。 三人の子供を自宅件美容室で家計を支える大黒柱。
驚異の肌年齢のせいか実際より若く見られる。
美雪の髪に思い入れが強い。
朱理
生徒会長。口調はボーイッシュで姉御肌だが美雪のことだと、自分の信念すら簡単に曲げてしまう。
拗ねると面倒なのは母親似。
日和
風紀委員長。おっとりとした性格だが美雪に女の臭いがすると嗅覚が向上して人数まで把握出来る。かなり頑固。
美雪の服は彼女の手作り。
この姉妹は美雪を弟ではなく、ミユキと認識しているので、ブラコンでは無いと公言している。
目の前に皐月さんとス~さんが居る。
それだけで嬉しかった・・・
何で、こんな気持ちになるのか分からないが、今はそれでいい。
「少年、そろったようだな。」んっ!と手を出す。
これで、都こんぶ。と10円ガムはス~さんの手に渡った。
「これが何になるんですか?」僕からすれば単なる駄菓子だからこそ知りたかった。
「そう不安がるな、少年。儀式用だよ。それに赤い糸とかは、必要なやつ以外、既に切っておいたわ!」見くびるでないぞ!
まぁ・とはいえ供物を集めた礼はしないとな・・・借りは即返ししないとな、人はすぐに死んでしまうからな。
「コレを授けるが、私の許可無しに装備や紛失はするなよ!」
ス~さんは、自身の髪の毛を二本抜くと二つの輪を作る
フーッと息を吹き掛けると・・・
輪自体が光耀きながら掌から翔びたった・・・
そして光の輪は吸い込まれるように僕の手の中に落ちていった。
そして手の中で二つの指輪に変化した。
それは、何の飾りもないシンプルな『金色の指輪』だった。
「これから儀式の取り掛かりに入るが、落ち着ける場所は無いか?」ここは目立ちすぎる。
「なら家に来ますか?」ここからなら1時間位で着きますよ。
「その前に少年少し話さないか?悪いが皐月借りるぞ。」
「・・・分かりました。でも、」
「そんなに睨むな・・・別に取らないよ♪」ス~さんを睨んでいるらしいが仮面なので僕には判断出来なかった。
「なら私、ベル達に電話入れてくる・・・。」皐月さんが移動するとス~さんは話し出した。
「少年・・・」
「その少年っての辞めてもらえますか?」
「それは気を悪くした、すまない。私も成りはこうだが年上なんだよ?」つまり私から視たら少年でも良く思ってるんだけどね♪
「なら、美雪で構わないな?私もス~で構わんよ!」
「有難う。後話しの腰を折ってすみません。」頭を下げた。
「存在するって何だと思う?美雪。」まるでクイズでも出すように聞いてきた。
「深くは考えていません。だけど自分と周りとの繋がりが存在なんだと思います。」自信は無い。
「それでは、抽象的すぎて20点も上げられないぞ。美雪の解釈だと私達姉妹も皐月や天使も存在しないことになるだろ?」
「なら、質問を代えよう。人が死んだら存在するのか?」
「存在は思い出に代わります。」
「そうだな、美雪の世界の価値観では正解だ。皐月の価値観では逆になる」その方が説明しやすいからな。
「人には魂があるって美雪も一度ならずとも聞いたことはあるはずだ。」
僕は無言で頷く。
「魂は皐月達のいる平行時間軸に移動するんだよ。其処での生活は死ねば判るから省略するがな♪」へへっ
「それから?」
「まぁ向こうの奴は良く言って『おとなしい』悪く言えば『覇気が無い』つまり其処での存在とは、内面の気持ちの強さが存在そのものになる。」
「つまり何かに懸命だと成長すると?」
「理解が早いと楽出来る♪つまり皐月は成長している。急激にな!原因は分かるか?」ニヤニヤ♪
「?」マジ分かんない。
「美雪の存在だよ。皐月には止められてるがね」イタズラするようにス~は笑った。
「それと、皐月は成長する度に幼児化していく。」其処には問題があるのだが・・・
それはな・・・
「連絡つきましたよ~式場準備とパワーポイントは大丈夫だって」皐月が帰ってきた。
「さて、時間も少ないから仕方ない。但し儀式が始まったら部屋には入れないからな!理解しろ。」ゆっくり顔を上げると柔らかい笑みをス~はした、それは今にも泣きそうな笑みにもみえた。




