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恋、独りよがり

なんだこれは。


ふむ。

めんどくさい男による恋の独白だ。

覗いてみようではないか。

たまには人の恋路も面白いかもしれん。

2025/1/2 16:00頃



「いけっしょやれっしょ森○保祥太郎でぇす!」

今日もふざけて一日が終わる。

私はなにをしているんだろうか。

仕事もろくにできず、ただ、時間を浪費するのみ…


「あぁあああ!!!無駄なんだよぉ考えても!!」


…………………

虚空に響いた可哀想な嘆き。私は幻滅する

こんな自分に、それを生んだ世界に。

逆恨みだとわかっている。

だが憎しみとは消せぬものなのである。


ところで私は恋をしている。


いや、"していた"だな。

職場に行けば、愛しいあの人に会える。

ご拝謁に受け賜われる!!

だが、仕事に行く気力もない……

矛盾した思考が頭をぐるぐるとぐるぐると駆け回る。


結果がこの堕落した生活。

職場に行っても好きなあの子との会話なんて

ナッシング。サムシング。

悲しいね。


現実とはいかに残酷なのだろうか。

いや、まぁ、自分が悪いんだが。

グイグイ行ってみるのもアリなのか…?

いやしかし彼女は人との交流が苦手……

むしろ人を避けている!!

愛する人に迷惑なぞかけれるわけもない!!


と、言い訳をして私は逃げる。

恋から逃げる。告白した。振られた。

その残酷なまでに当然な結果から目を逸らす。

肩の重荷は依然とれず。疲れも残る。


「新しい恋を探すといい。」そんな風に言われた。

自分にだって言い聞かせた。

だが、無理だった。

好きな人をそんなにすぐ忘れられるはずもなかった。


正月休みはありがたい。だが、残酷だ。

あの人に会えないからだ。

え?初詣とかに誘えっだって?


 無 理 だ よ !


人が苦手なんだぞ!そんな人を連れてけるか!

まぁ、はい。勇気が無かっただけです。

そうしてうじうじしている内に、


一月二日は

過ぎていった。

彼は正月休み明け、まともに仕事ができるのだろうか。

全くもって、心配なやつで、情けない奴だ。

仕事に行かなかったら私が喝を入れてやろう。うむ。


いや、めんどくさいな……

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